ランド円・短期展望(12月下旬迄)

 洋傑が見込んでいた中短期展望に於いて、直近高値更新が無いと考えてい中に於いて、高値更新がされてしまいました。

 また、それに伴い、チャート推移から中短期展望自体の見直しを図る必要性に迫られています。

 

 今回記載していた中短期展望は、6.78円を始点として、7.50円までを1波動目と捉え、現在の動き(7.12円を始点と数えて)を上昇3波動目と捉えていました。要はそれ自体を見直す内容になる、という事です。

 

 今回は中短期展望…ではなく、もう少し短い展望を中心に書いていきたいと思っています。その理由としては、まだ中短期の展望がまとまらないというのが正直なところです。

 「???」と思われるかも知れませんが、洋傑は今朝のツイート(リプライだったかな?)に於いて、「下がる展開にはなると思うが、下値更新するかどうかは定まっていない」といった内容で書いたと思います。そうです、今回の下げが、今年最安値6.78円を下回る展開になる流れもあり得る、と考えているからです。

 

 ここで誤解の無いように書いておきますが、洋傑、前回までの中短期展望に記載していた7.8円越え自体を否定するわけではなく、”今一度下値を掘り下げて、大きな反転上昇に切り替わり、7.8円越えを果たす”可能性もある、という事です。

 

 今回はその下げが「最安値更新」となるのか、「最安値は更新せずに上昇に切り替わる」のか、その判断が定まっていない為、”ひとまずの下げ目処”に絞って書きたいと思います。ですので短期展望となります。

 中短期展望については、今しばらくお待ちください。

 (>_<)

 

◆期間設定と想定値について

 今回の短期展望の大よその期間と、その下値目処について、まず記載しておきます。

①期間設定…12月20日前後まで

②予測下値…7.05円~7.10円

 です。

 

 今回は短期展望となりますので、約半月程度を期間として定めます。…というよりは、それ以後がかなりの閑散期になるので、そこの値は参考にならない、と踏んで絞ったと言った感じでしょうか。

 予測下値についてもあくまで「ここまでは達するのでは」といった感じで、ここで止まって反転するか否かは別問題としてお考えいただければと思います。今回発生するであろう下落波動が、どのような規模になるかはまだ定まっていません。

◆下値更新の可能性があるのは「今回の上昇波形」にあり

 短期展望の内容から少々逸脱しますが、今回起こると考えている短期下落トレンドが、今年最安値を更新するかどうかの判断を渋っているかについて、その主な点は諸指標推移ではなく、チャート波形にあります。即ち

 

 「6.78円からを始点として、7.51んに至った直近までのチャート波形が”エンディング・ダイアゴナル・トライアングル”か”リーディング・ダイアゴナル・トライアングル”かの判断が難しいから」

 に他なりません。

 

 少しエリオット波動の話になりますが、上記の2波形については、その判断によって今後の推移が全く異なるものになるケースが多いため、まだ現時点では判断できないと考えています。

 

 まず前者のエンディング・ダイアゴナル・トライアングルについてですが、これはトレンド終期に発生するケースの非常に多い波動で、主に5波動構成の4波動目によく現れます。形は今回のような楔形であり、三度の高値更新の後、5波動目(今回なら下落)に向かう内容となります。その場合、ランド円は直近最安値の6.78円を「割り込む(もしくは非常に接近する)」波動になるという事になります。

 この波動は内部構成が3波ー3波ー3波ー3波ー3波構成で、その後下落に入る事になります。勿論洋傑の短期展望である7.10円は楽々と下回ってくることが考えられます。

 

 次に後者のリーディング・ダイアゴナル・トライアングルですが、こちらは上記のエンディング~とは異なり、上昇1波動目に現れる波動構成となります。エリオット波動は1波動からのリトレイス(戻し)に入る2波動目はかなりの返し幅になるので、洋傑予測の7.10円は超えてくることが考えられますが、直近最安値6.78円を下回る展開にはならない事になります。

 また、その後は上昇3波動目に入る事となり、上昇はかなり大幅になる事が考えられます。

 今波動は内部構成が5波ー3波ー5波ー3波ー5波構成で、その後は一旦の下落に入るものの、再び反転して大きく上昇をすることなり、その際は7.8円を越えてくる流れが考えられます。

 

 「じゃあ、波動構成を見ればわかるのでは?」と思われるでしょうが、今回の6.78円を始点とする上昇波動に於いて、そのカウントが非常に難しくなっています。また、ランド円チャートではこのエリオット波動自体が綺麗に表れることが少ないので、洋傑の個人的な意見になりますが、「現時点で波形を読み取るのは困難である」と言えます。

 

 そうなってくると、この波動がどちらかを判断するのには諸指標推移が頼みになってきますが、その点がまだ分析不足です。一週間程度はしっかりと見定めて、中短期展望を更新したいと思います。

◆比較的短期間で到達する可能性が高い?

 諸指標推移から見ても、期間は不明瞭ながらもリスクオフの気配が強まっています。

 相場の先行指標(日々で見ても、中短期で見ても)となる日本債利回り(10年)も、中短期では約2週間程度の先行指標となる事が多く、それで言えば一旦の下げ局面が訪れていると言えます(もっと先の流れから言えば、再度の株価高値更新に動きそうですが…)。

 

 円・株価については現在進行での判断が要素としておおきいので参考にはしにくいですが、リスク指標である金価格についても上昇に転じた可能性が高いです。概況は「下げ」が顕在化しつつあります。

 外部からの圧力は下がりやすい局面であると言えます。

 また、内部指標である南アフリカ債利回り(2年)も、変わらず下落示唆のサインが出ています。こういった諸指標推移を見る分には、下げ圧力が相当強いと考えます。

 

 その他、テクニカル・オシレータの観点からも、直近は相当の買われ過ぎの動きでしたし、テクニカルな観点から見ても、長期の下落トレンド上限を打ち破れるだけの材料が不足している中、上抜けすることが難しかった点から、一旦は売りがかなり強まる事も想定できます。

 いずれの観点から見ても、その期間は別として、下げは強まる傾向が大です。

 

 今後2週間程度は、下げが強い流れを予測します。

 

 早く中短期展望も更新出来るように頑張ります。

 (*´ω`*)