洋傑のつぶやき(ランド円中短期展望Ver2.2)

 今日はTwitterに記載している通り、中短期展望についての追加記事となります。原則として現在は上昇トレンドの中にあり、この上昇目処は7.66円以上まで、という基本的見解に変わりはありません。

 今回の記事はその中の推移について、諸指標推移や南アフリカ債利回り等の動きから、上値目処に至るまでの推移パターンを幾つか考えましたので、その内容を書きたいと思います。

 

 今回の反転上昇→反転下落→反転上昇に至る以前の記事について、8月下旬から10月上旬の記事になりますが、その時点の展望について記載している記事です。基本的に8月下旬を底値に上昇する見解で統一していますが、都度ごとの根拠なども書いていますので、良かったら今一度ご覧ください。

 

◆中短期展望Ver1.1(8月22日記事)

◆中短期展望Ver1.2(8月28日記事)

◆中短期展望Ver1.3(9月4日記事)

◆中短期展望Ver1.4(9月22日記事)

◆中短期展望Ver.2.1(10月6日記事)

◆上昇は一服、一旦の膠着に入った?

 先週にランド円は高値7.40円をマークして反転、徐々に値を下げて今日は7.22円まで下落しました。

 直接の原因としてはESCOMの停電関連報道でしたが、この下げが7.22円で下げ止まった(現時点では)点に於いて、ニュースなどによる下落ではなく、テクニカルな動きで反応した、と洋傑は見ています。

 

 今回の下げ7.22円は直近高値7.38円から見て(0.16円)の下落であり、直近安値6.98円からの上昇(0.40円)から見た場合、フィボナッチ・リトレイスメント0.40(細かい小数点第三位まで見た場合、ジャスト38.2)で反発しています。

 通常ランド円はフィボナッチ・リトレイスメントが綺麗に反応する事が少ないのですが、大きな節目では割と反応する事が多いです。そういった意味でも今回の下落は「ある程度」織り込まれた下げだったと、チャート推移からは考察されます。

 

 また、現時点の下値でとまった場合、エリオット波動は4波に入った可能性があり、6.98円から始まった上昇が4波動目に入った事を示唆していると言えます。

 エリオット波動上、4波は三角持ち合いになるケースが多いので、洋傑、そうなるではと考えています。まあこの点に関しては色々なパターンがあると思っていますので、現時点で可能性の高いパターンを記載しておきます。

 

①7.20-7.45円内での膠着→7.66円到達

②7.20-7.45円内での膠着→7.05-7.15まで下落後反転→7.66円到達

③7.20から7.35円辺りまで上昇するも高値更新できずに7.0-7.1円まで下落後反転→7.66円到達

 

 色々書きましたが、言葉だとなかなか伝わらないので、後でTwitterで図解(笑)しておきます。

◆概況も危険度が上昇…ながらもまだリスク選好が続くかも

 概況については直近で日経先物が高値更新で遂に22500円を越えました。また、日本10年債利回りもじりじりと上昇うしていますし、円インデックスも同様(こちらはまだアップダウンがあるが)です。

 ただ、金価格のみ、なかなか値を下げません。というか、殆ど下がっていないのが実情です。

 

 洋傑、この状況は上昇相場の「終わりの始まり」と見ています。

 

 正直、すぐに株価急落が来るとは考えていません。これは今までの経験上からくる経験則ですが、おそらく短くてあと半月から1カ月程度、長くて年内いっぱいは膠着ないしまだ幾分上昇すると見ています。

 概況推移はあまり自信がありませんが、前回の急落期間と同様に日本債利回りが急落して暫くはまだ現在の傾向が続くと思っていますので、まだ暫くは大丈夫と見ています。

 

 これらの状況から、概況はしばらく良い状況となり、ランド円の押し上げ材料になると見ていますので、これに自国のプラス材料が合わされば、一気に上昇する展開も考えられます。

 南アフリカ自体の要素よりは影響度が弱いと思いますが、こちらの推移にも注意を払う必要が強そうです。当面は大丈夫と見ていますが、日本債利回りが急落したら要警戒です。

◆今日の南アフリカ債利回り急上昇はどう見る?

 今日洋傑が一番書きたい内容です。

 今日の18:00前後、南アフリカ長期債が一斉に急上昇(2%超)しました。今までの洋傑データから見ても「異常」ともいえる数値上昇ですが、ランド円推移には影響していません。

 

 この推移から、明らかに投資機関などの大口の債券売りと思われますが、この売りをどう見るか、今後の格付け前の展望に大きく影響を及ぼしそうです。

 直前にESCOM報道もありましたので「停電が再び起きるようなら格付けはもうだめだ。今のうちに売れ」といった事で機関が総売りしたのか、事前にある程度確証のある情報を得たので売りに出たのか、見方によって想像は膨らむばかりです。

 

 どちらの推測についても共通して言えることは…

 

 結果発表後、その結果によって想像以上に一瞬で大きな(30銭以上??)値動きが起きるという事です。

 

 その日まであと半月程度、洋傑はきっちり直前に決済しておきます。

 (>_<)ギャンブルダケド・・・チョットボウケンシタイ

コメントをお書きください

コメント: 1
  • #1

    12OK (木曜日, 17 10月 2019 20:24)

    格下げ予測20%は、取り消しですか?