洋傑のつぶやき(ランド円中短期展望VerB2.1)

 さて、前回記事での判断基準を下回り、7.46円を最高値でランド円の7.12円から始まる上昇3波動内1波動目が終わったと判断し、中短期展望も次の段階へシフトさせます。VerB2(調整下落トレンド)記事になります。

 この記事を書いている時点でランド円は7.26円前後です。「もういい値まで下がったから、そろそろ上昇じゃないか」と言われる方も多いと思いますが、その辺も含め、今後の下値目処と終期について、現時点の洋傑の展望を書いていきたいと思っています。宜しくお付き合いください。

 

 今回の展望のスパンとしては11月末~12月末を終期として考えています。

 また、今回の中短期展望の過去記事は以下の通りです。最初(B1.1)と次展望(B1.2)は想定していた値より高値で止まっています(B1.2は政治ニュースによる急騰が原因ですが)。またB1.3については想定していた上値より3銭程低い水準で反転しており、詳細な内容では齟齬があります。

 洋傑の展望はタイトルの中短期で考えた場合に7.86円までの上昇と見ていますので、それに基づいた短期展望としての記事ですので、一致した点・乖離がでた点なども含め、良かったら一度ご覧ください。

 

◆中短期展望VerB1.1(11月4日記事)

◆中短期展望VerB1.2(11月6日記事)

◆中短期展望VerB1.3(11月8日記事)

◆直近推移は日々上下…

 以前の記事にて書いた内容ですが、洋傑が前回書いた、短期の上昇トレンド展望は以下の通りでした。

 

◆短期上昇トレンド(上昇3波内1波動目と推測。推測幅7.12円~7.50円)

①1波:7.12円→7.18円(6.2銭)

②2波:7.18円→7.12円(6.0銭)

③3波:7.12円→7.41円(29.4銭)

④4波:7.41円→7.32円(9.7銭)

⑤5波:7.32円→7.50円(推測)

 

 実際は高値7.465円で反転しています。エリオット波動に於ける延長3波後の5波動は1波と同等または3波動目の0.618倍になるケースが多いので洋傑は7.50円程度を見込んだ訳ですが、結果は届かずです。

 上述の通りの理由から、3波動目ない1波は終了したと考えていますので、7.46円を高値として下落に転じたと考えている訳ですが、その下値目処を推し量る前に、直近推移から…

 

 直近は日々大きく上下する展開に終始しています。これは概況推移の影響からではなく、主に南アフリカ債利回り(ここ数日で言えばほぼ10年債利回り)によるものが大きいです。

 10年債利回りはここ数日大きくバウンドする展開が続いており、ほぼ毎日アップダウン(始値から見て上下に一定金額振れる)する流れとなっています。

 

 大きな流れから見た場合、先行指標として南アフリカ2年債が参考となりますが、こちらはまだ上昇傾向(つまりはランド円下落)が続いていますので、ランド円は大きく見て下がってはいますが、日々大きな値動きで”少しずつ”下がっているような状況となっています。

 トレードがうまい方はデイトレが良いのかも知れません。

◆2銭相当の下落も、まだ下げ基調は続く可能性が高い?

 この展望を書いている時点で既に20銭程度下落しており、下落幅から見て相当な数値まで下がっていると言えます。

 そろそろ反転上昇…と言いたいところですが、洋傑はまだ下がると考えています。

 

 その理由としては、上述した内容も含みますが…

①反転サインの参考指標の南ア2年債利回りが、また下落に転じていない。

②10年債利回り推移が上向きになって期間が短い

 等の理由から、まだ当面は下げ基調が続くと思います。

 

 また、概況が上下しつつも上向き基調、南ア債利回り(10年)が日々不安定な推移でのアップダウン発生から、値を下げるにも非常に緩やかな(結果的に見れば)ペースで進捗していることからも、まだ下落は続くと見ています。

◆3波始点(7.12円)近くまで大きくリトレイスする可能性も…

 直近での展望から、洋傑はエリオット波動を優先し過ぎた感が強かったので、最低限の考慮はしつつも、今は諸指標推移を優先して分析しています。

 その内容から考える限り、一定期間下落基調になった場合、概況が一旦下げに動く可能性や、その不安定な状況から、場合によっては洋傑の考えている3波動の支店である7.12円近くまで下げてくる展開もあると思います。こればかりは諸指標推移次第ですので「そこまで下がる!」といった事は書けませんが、想定より下げてくる可能性もあり得ます。

 

 ある種ナンピンには注意が必要だと考えます。

 この辺の推移は都度ブログ更新していきたいと思います。

◆下落トレンドの終期は、2週間以上かかるかも知れません。

 結論ですが、上述の①②の考察から、まだ当面は(ファーストサインの2年債すら反転の兆しがない)7.46円を越える高値を更新する展開は無いと考えています。

 「案外底堅いから上昇するのでは?」と、洋傑個人も考えてしまいますが、ここは諸指標推移を信じて、慎重に臨みたいと思います。

 (*´ω`*)