洋傑のつぶやき（今日の相場は、総売りの予感…）

　昨晩（というより未明）に報道があった米中合意延期懸念から、今日は東京時間から株価を中心に急落しています。

　クローズ前で23150円程度でしたので、現時点（10:00）でも450円程度の大規模な下げになっています。

　今までであれば債券利回りがある程度支えになっていたので、株価は200円～400円程度下がっても終日内に戻る展開が多かったです。洋傑も債券動向から大規模な暴落にはならないと都度ツイートしていたのは、そういった推移を担保にしての発言だったのですが、今日は明らかに「まずい」状況ではないかと思い、通常アップしない東京時間帯にブログの更新をします。

　本記事は毎度のブログ記事より個人的見解の色合いが濃くなっています。あくまで洋傑一個人の懸念として書きますので、ご覧の皆さまはその点をご理解の上、閲覧頂くことをお願いします。

　上述の通り、株価急落と債券買いが同時進行している（しかも、その流れが強く急）現状は、概況のリスクオフを色濃く表している証左であると見ています。

　繰り返しになりますが、株価推移のみでは相場全体の動きはみえづらいケースが多いです。ですので、今回の急落が仮に株価主導で、かつ債券売買にさほどの変動がない場合、急落しても持ち直す「行って来い相場」になる事が多いですが、今回は円高も含め、債券買いが非常に強いです。むしろ、債券買い主導の相場展開と言っても良いかも知れません。

　上記の2パターンだと、以後の流れが全く異なってきます。

①株価主導の急落・債券売買は通常　→　行って来い相場

②債券売買主導の急落　→　ストップロス巻き込む暴落

　少し極端な書き方をしましたが、こういった流れになるケースが多いと思います。

　加えて先日ツイートした通り、日本債利回りが下抜けした可能性が高く、今後概況は（歳末手前までは）下げ基調の相場になる可能性が非常に高まっています。その状況下で高値膠着からの急落は非常に危険であると考えます。

　これも個人的見解要素が強い内容ですが、洋傑はそう考えています。

　今現在（10:20）日経先物は22800円で止まっていますが、債券売買はやはり買いが圧倒的に優勢です。短期的にも更に下抜けした気配があり、今日一日下がる可能性すら考えられます。

　そうなった場合、相場はナンピン（ないし買い予約と現在の買い建てポジション）を巻き込みながら更に下げを強める可能性もあり、最悪は日経先物で1000円越えもあるかも知れません。

　かなり大げさに書いてしまいましたが、今日の相場展開はそれだけ危険性を孕んでいる状況であると洋傑は考えます。

　中国市場を含めた東京時間に下げ基調が収まる可能性は低いと思いますが、欧州時間になっても動きが変わらない場合、初動というよりは、暫く時間を経過して（恐らく18:00以降）に再びの急落を招く可能性が高いです。

　そうなってくると、株価下落→円高喚起→債券買い→株価下落…といった無限ループとなるケースも考えられ、相場総売りになる最悪の展開となる事も考えられます。

　概況が総売りになった場合、さすがにランド円の推移が上昇する展開は考えにくいですが、その推移には多少変化があるかも知れません。即ち、南アフリカ政策金利の発表による影響ですが、これはあくまで発表以後にでると見ていますので…

◆発表前…概況と南アフリカ債利回り推移に準じた推移

◆発表後…発表前の動きを更に顕著にした推移

　となると、洋傑は考えています。

　あくまで諸指標推移を見定めての判断になる点は注意が必要であり、現時点で下げだから下がる、はランド円相場には危険な考え方です。債券市場が動き始めてしばらくは見定めが必要でしょう。

　とは言え、チャート推移から見ても、今日のランド円は下がる可能性が高いです。

　洋傑は「MWチャート」と勝手に名付けていますが、チャート推移で下落傾向でW型（上昇傾向ならM型）になった場合、その後に下げ幅の大きい下げ（ないし上げ）が出ることが多いのですが、現時点でこの形が完成しています。

　今後の推移はまだ諸指標推移（というか南アフリカ債利回り）を見ての事になり、あくまでチャート推移はその補強程度の考えですが、今日はナンピン目的の買い、そもそも買い建て自体が危険な状況であると見ています。

　色々と書きましたが、繰り返し、今日の見込みはかなり個人的見解要素が強いです。あくまで”洋傑はかなり警戒している”といった文面ですので、その点はご理解ください。

　当たるか否かは、今後分かります。

　(*´ω｀*)ｼﾞｼﾝﾊﾅｲﾖ