洋傑の見解に於ける中短期展望は未だに更新するまでに至っていません。
理由としては幾つかありますが、その辺を中心に今回は書きたいと思います。
今回の展望のスパンとしては大きく１１月末～1２月末を終期として考えています。
また、今回の中短期展望の過去記事は以下の通りです。最初（B1.1）と次展望（B1.2）は想定していた値より高値で止まっています（B1.2は政治ニュースによる急騰が原因ですが）。またB1.3については想定していた上値より3銭程低い水準で反転しており、詳細な内容では齟齬があります。
B2.1については短期下落トレンドの大まかな説明のみで具体的な数値の記載はなかったので齟齬等はありませんが、早々に一旦の上昇期間に入っているように見ています。
B2.2については、下述しますが上昇の終末段階とは言え、今一度の上昇はあるかも知れませんので、まだ7.43までで反転するか否か、また直近高値7.46円を越えないかどうかは見定めが必要な段階ですので、ここは結果がはっきりし次第記載したいと思います。
洋傑の展望はタイトルの中短期で考えた場合に7.86円までの上昇と見ていますので、それに基づいた短期展望としての記事ですので、一致した点・乖離がでた点なども含め、良かったら一度ご覧ください。
◆再びの上昇相場ながらも、2年債は反転下落のアーチが崩れる
先週末はランド円の週間高値をつけて多少下落した後にクローズとなりました。週を通しても上値優勢で推移したような流れです。これはニュースで流れた南アフリカの労働争議がひと段落した事による影響も含めあったと思いますが、洋傑が反転下落の目印とした7.46円に近い位置まで上昇しています。
洋傑は中短期展望にて「下落は早ければ2週間程度、遅ければ2週間程度」と書きましたが、ここにきて色々と軌道修正をしなければならない状況が生まれてきています。
一つは南アフリカ2年債推移について、反転下落（即ちランド円上昇の先行サイン）を示すアーチが崩れ、再び高値更新をした事です。これにより、ランド円の反転上昇の時期について、やや遅れる事が考えられます。
既に以前のブログ記事で何度か書きましたが、2年債利回りが反転下落を示して2週間以上はそこまでの相場傾向が続くことが多いので、ランド円がこのまま下がらず上昇する、といった事ではなく、逆に下落相場（現時点も洋傑の中ではその期間）が当面続く可能性が高い、という事です。
今回の上昇について、洋傑は7.46円を越える流れにはならないと考えています。むしろ、下述する理由から急落前の前兆だと考えており、週明け以後（特に欧州時間以後）に、下げに転じる可能性も十分あり得ます。
◆南アフリカ10年債利回りが上昇トレンド(ランド円下落)に入った可能性大？
これは結果論ですが、先週半ばの段階（丁度先週安値を更新した前後）で、南アフリカ債利回り（10年）の短期上昇トレンドは終了しており、週末にかけて下落（即ちランド円上昇）を示す動きとなっていました。
洋傑は木曜朝の株価急落劇に踊らされて損切りと売りの含み損を抱えた状態を作る結果となってしまいましたが、欧州時間以後の推移を見る上では、この流れは明確に表れていました。結局はそのままの流れを引き継いて週末まで強気相場が続いた訳ですが、週末にはその南アフリカ債利回りの短期下落トレンドが終了して、再び上昇を示す流れになりつつあります。
ランド円推移は、この流れに合わせてアップダウンする事が多いですが、その上昇下落の幅は状況によってかなりの変動が生じます。まだ諸指標推移を見る分に大きな値動きになる可能性は（月曜日は）低いと思いますが、近々明確な下落が生じるのでは、と洋傑は考えます。
◆来週の高値・安値はどの辺り？
皆様の気になる要素はここではないでしょうか。
洋傑の個人的見解が強い内容となりますので、従来記事内容より信憑性はやや下がりますが、今現在は以下の値で見ています。
◆来週高値目処：7.41円～7.44円
◆来週下値目処：7.20円～7.25円
といった処です。
勿論洋傑は高値が直近に、週末にかけて下値更新の可能性が高いと思っていますが、今辺は概況推移も見定めながら考える必要があり、都度更新を書けることが重要であると見ています。
週間の相場方向性は下向きであると思います。
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