洋傑のつぶやき(ランド円中短期展望Ver.B1.1)

 今日はムーディーズ格付け後の中短期展望を記載したいと思います。原則として現在の展望は中期展望として、上昇トレンドの途中である点に関しては、前回までの展望を引き継いでいます。

 ただ、格付けというビックイベントを通過した点や、中短期展望というタイトルから、3カ月も引っ張るのはいかがなものかという個人的観点から、当面のランド円推移として新規展望として書きます。

 

 今回の展望のスパンとしては11月末~12月末を終期として考えています。以前のように格付け等のビックイベントが終わりのタイミングではないので、やや見通しに不安が残りますが、一旦上述までの展望として記載します。

 

 現在までの反転上昇→反転下落→反転上昇→急落に至る以前の記事について、8月下旬から10月中旬の記事になりますが、その時点の展望について記載している記事です。基本的に8月下旬を底値に上昇する見解で統一していますが、都度ごとの根拠なども書いていますので、良かったら今一度ご覧ください。

 最終の展望は急落で目標数値まで達せずに終わっています。

 (>_<)ムネン

 

◆中短期展望Ver1.1(8月22日記事)

◆中短期展望Ver1.2(8月28日記事)

◆中短期展望Ver1.3(9月4日記事)

◆中短期展望Ver1.4(9月22日記事)

◆中短期展望Ver2.1(10月6日記事)

◆中短期展望Ver2.2(10月16日記事)

◆中短期展望Ver2.3(10月25日記事)

◆中期展望は変わらず8円越え

 この点は変わらず、といった感じですね。中期的には8円越えで見ています。

 理由としては、南アフリカ2年債や10年債利回り推移を見た上での判断が非常に大きいです。かなり前の記事ではありますが、長期スパンで見た場合、南ア債利回りは下抜けした感があります。その上での推論である点は注意が必要です…が、それを疑うとそもそもこの展望そのものが破たんしますし、現時点までは(最終盤を除き)概ね展望が良い感じで推移しているので、この点は信じて話を進めます。

 

 当初の流れより下値が強い展開となり、未だに洋傑が見込んだ大きな上昇が発生しておりません。前回の最高値7.5円の上昇がそうなる可能性もありましたが、結局はネガティブニュースで急落、大きな下げとなってしまいました。

 今回の急落はそこまでの上昇幅から見た場合

◆直近までの最安値と最高値

→6.78円ー7.50円(約72銭)

◆直近最高値と直近安値

→7.50円ー7.12円(約38銭)

◆上記2項目のフィボナッチ・リトレイスメント

→52.7(≒50.0)

 …となり、エリオット波動上での1波・2波の条件を満たしています。

 

 通常、ランド円のフィボナッチ・リトレイスメントは50で反応するケースが少なく、61.8や78.2程度の反応が多いです。ただ、洋傑は今回に限り、この直近安値が底であると見ています。その辺の理由については、また的中できた際にでも説明したいと思います。ご希望があれば、ですが。

 

 仮にその推論が当たっていた場合、次の上昇は1波の1.618倍になるケースが多いので

◆72銭✖1.618倍≒1円16銭

 …となるケースが、可能性として高いと思います。仮にそうならない場合でも、1波同規模程度の上昇はあると見ていますので、最低でも72銭の上昇を見込んでいます。

 

 ですので、中期展望として洋傑は、最低でも7.84円を見込んでいます。但し、下述する理由などから、中短期にて、その展望を達成できるかは、現時点では非常に不透明です。

◆概況は非常に不安が残るも、ランド円は良い傾向?

 先日の記事にも概況が非常に不穏である、と書きましたが、その見解は現時点で変わりありません。

 日本債利回りは下落に傾く中、株価は上昇傾向です。既に金価格は下落が止まり、再び上昇傾向になっています。昨日記事でも書きましたが、洋傑の考えるリスクオフ(先日は株価暴落と書きました)の段階としては

①金価格の上昇(既に始まっている)

②先進国債買い(始まった?)

③円高及び株価の暴落からリスクオフへ

 …といった流れで見ています。まだ検証が必要ではあるものの、既に②まで達成した可能性があり、そうだった場合、いつ突然リスクオフが始まっても不思議はない状況と言えます。

 

 以上の理由から、ランド円もこの影響を受けますので、非常に上値抑制要素となり得ます。

 …となると、ランド円は上昇、さらには高値更新なんかないのでは?とお考えになるかも知れません。

 

 ただ、先述の通り、洋傑は中期的に上昇を見込んでおり、最低でも7.84円を高値目途としています。つまり、洋傑的には、直近で迎えるかも知れないリスクオフを含めても、ランド円が上昇すると見ている訳です。

 その理由としてはドルインデックスの低迷が大きな要因としています。ご存知の通り、相次ぐ利下げ観測から、ドルは下落傾向になりつつあります。詳しい内容は(なが~くなるので)割愛しますが、ランド円はドル建て通貨ペアである関係上、ドル安は相対的なランド高を招くことが多いから、とだけ書いておきます。

 

 ランド自体は格付けが首の皮一枚で助かったものの、次回の格付けに不安が残りますが、過去の事例を見ても、ここ2カ月程度はあまりその影響は受けずらいと見ています。

 その懸念要素を除けば、広い意味でESCOMなどもトレンド転換する程の要素とはならないと見ています。よって、概況は不穏ながらも、ランドは相対的に強くなる傾向がある点から、上昇を見ています。

◆直近推移は当面は7.40円が高値か?

 ここはトレンド推移が上昇、という仮定の中でエリオット波動に基づく推移見解となりますが、洋傑は直近で7.40円を高値目処としています。

 期間としては、ここ2週間程度でしょうか。ただ、様々な重要指標や政治ニュースを含めながら、下記の流れをすると見ています。あくまで個人的見解ですので、ここまで短期展望は(細かな推移について)あまり自信がありません。ただ、7.4円到達に関してはある程度行き着くと見ています。

 

◆当面のランド円推移展望

①7.34円を高値に反転下落

②7.26円で反発

③7.39円ー7.40円に到達

 です。

 

 その後は以後の記事で詳細を書きますが、恐らく再び値を下げていく展開を見込んでいますね。

◆中短期展望総括…7.84円到達!

 …と、いう見解ですね。

 洋傑は最初に記載した通り、イベント要素はランド円の中期展望に於いて然程重要視していませんので、今回の中で変動を起こす可能性があるイベントは「ない」と見ています。

 

 なかなか概況が騒がしいので、すんなり行くかは分かりませんが、7.84円を12月末までに達成を見込んでいます。

 まあ意外な展開は往々にあると思うので、都度修正しながら、展望を進めていきたいと思っています。

 

 どうぞよろしくお付き合いくださいませ。

 (*´ω`*)