洋傑のつぶやき(ランド円中短期展望Ver.B1.2)

 今日はTwitterのリプライにてご質問があった内容について、現時点の洋傑の見解を書きたいと思います。

 ご質問の内容は(ご自身のトレード内容を除けば)先週末の7.2円まで再び値を下げる事があるか、といった内容でした。この内容に対しての回答を含め、今日は書き綴っていきます。

 

 同時に、今回の中短期展望の第一段階の中に於ける第二段階に至ったと見ていますので、前回展望から期間はあまり経過していませんが、中短期展望を更新したいと思います。

 

 今回の展望のスパンとしては11月末~12月末を終期として考えています。

 また、今回の中短期展望の過去記事は以下の通りです。7.34円ー7.40円を当面の上値目処としていましたが、多少の上振れはありつつも、概ね順調に推移していると思います。良かったら一度ご覧ください。

 

◆中短期展望Ver.B1.1(11月4日記事)

 

◆洋傑、指標推移を1に、テクニカルを2で展望を考えています。

 まず、今回の中短期展望に於けるVer1は7.12円から始まった上昇トレンド(洋傑の見解では6.78円から始まった上昇波動の3波)について記載しています。より厳密に書けば、その大きな3波に於ける1波をVer1としています。

 文章で書くと非常に分かりずらいので、一応簡潔に記載すると…

◆洋傑の見解に於ける上昇トレンド

 ①6.78円→7.50円…上昇1波動目

 ②7.50円→7.12円…上昇2波動目

 ③7.12円→…上昇3波動目(New)

 …となり、今回の中短期展望はこの③を記載する内容となっています。その③の内容における区分は…

◆中短期展望Ver.Bに於ける区分

 ①Ver.B1…7.12円→7.50?までの上昇傾向(今ここの途中)

 ②Ver.B2…7.50円?→7.25円?までの下落傾向

 ③Ver.B3…7.25円?→7.85円?までの上昇傾向

 ④Ver.B4…上昇トレンドのそれ以降

 という括りで記載していきます。

 

 この書き方でお分かりになる方も多いかも知れませんが、原則として洋傑はトレンド形成後の推移展望にいてエリオット波動(ひいてはテクニカル分析)を基軸に記載しています。

 洋傑はTwitterでも諸指標推移を基にランド円展望を…と言っています。それは間違いありません。洋傑の分析の基本・基幹はあくまで諸指標(株価・先進国債・金価格・円インデックス+南ア債)を基に進めています。しかしながら、大きな流れ(反転サインも含む)や細かな局所推移展望に使うのが主で、その間の動きに関してはテクニカル分析を基本に進めています。

 

 今までの経験から、複合的・客観的分析に基づく見解が最も整合性・的中性が高く、ここ数カ月の展望もそれらを組み合わせて行った結果です。今後も同様の分析で展望を書きますので、予めご了承ください。 

◆テクニカル的には7.41円が上昇の限界だった?

 本題に入っていきますが、上述の通り、洋傑は今回の7.12円から始まる大きな上昇3波動目の内部に於ける推移であると見ています。自分で書いていてもややこしくなってきますが、言葉で書いてしまうと「大きな上昇3波動目の中規模1波動目の内部5波動構成の1~3波が終了した」という書き方になります。

 

 …分かりませんよね。はい、洋傑が読んでも分かりません(笑)。

 

 上に一度書きましたが、より絞って書きますと…

①大きな上昇3波動…7.12円→8円越え?

②中規模上昇1波動目…7.12円→7.50円?

 …の②に於ける、5波構成(仮)の話を書きますね(-_-;)。

 

 先週末からのランド円推移は

①7.12円→7.18円(6銭)

②7.18円→7.12円(6銭)

 となっており、ほぼ行って来いになっておりました。厳密には①が6.2pips、②が6.0pipsとなっています。

 その後週末を挟んでロケットスタートになった時点で、洋傑はこの上昇の目処を大きく2つに絞っていました。その点が

◆7.34円(6.2pips ✖ 3.618)

◆7.40円(6.2pips ✖ 4.618)

 です。エリオット波動上、3波は大きな上昇となるケースが多く、その長さは1.618・2.618・3.618・4.618倍になります。概ね4.618倍が最大延長になる事が多いので、7.40円は正に上昇限界であったと言えます。

 なので、この高値を越えたら、展望を見直す必要があると書いたわけです。 

◆反落推移となるなら、一旦の下値は7.25円辺りか?

 で、Twitterでのご質問の返答になる内容ですが、下値目処は7.25円程度を見ています。その理由としては、これもまたエリオット波動から導いている内容となりますが…

①7.12円→7.18円(6.2銭)

②7.18円→7.12円(6.0銭)

③7.12円→7.41円(29.6銭)

 となっていますので、恐らく③のフィボナッチ・リトレイスメント38.2で反応する可能性が高いです。まあ、ランド円はエリオット波動が綺麗に反応するケースは少ないので、多少の誤差は出るでしょう。それらも含めた誤差を考えると7.25円プラスマイナスの下値になると、洋傑は考えています。

 

 この辺については随時Twitterに於いて、諸指標推移も含めた目処分析を進めますが、現時点での展望はそんなところです。

◆最大延長まで伸びた今回のランド円推移は今後のポジティブ材料

 先ほど述べた通り、今回の上昇に於いて洋傑は7.34円(1波の3.618倍)で収まると見ていました。しかし、その見込みは外れて、なんと最大延長まで伸びました。これは少々意外な展開だったと思っています。

 これから当面は下落局面になると思っていますが、あくまで「上昇するための下落」です。今回の伸びは今後のランド円展望に於いて非常にポジティブに働く可能性が高いと見ています。

 

 概況はランド円の状況同様にポジティブに動いています。このまま下落傾向に傾くと考えていた日本債利回りですら、今日は急上昇して中期的な展望に於いて見解が変わりました。当初は歳末にかけて(様々に政治ニュース面で不穏が多いものの)下落局面になると見ていましたが、現時点の諸指標推移から見た場合、金価格を除けばよい流れになる可能性の方が、むしろ高いと言えます。

 

 あくまで政治ニュースは憶測・推測の域であるのに対し、諸指標推移は一定の信憑性を帯びています。まだまだ予断は許しませんが、ランド円には良い地合いです。

 恐らく、大きなリスクオンになる場合、ランド円はドルインデックスと南アフリカ債の推移によって(テクニカルに)上下すると見ていますので、比較的流れが読みやすくなる可能性もあります。

 

 今後に期待しつつ、当面は下落と洋傑は考えています。

 (*´ω`*)