洋傑のつぶやき(ランド円中短期展望Ver.B1.3)

 今日はTwitterで記載した通り、昨日に発生したポジティブニュース(対中関税の段階的撤廃合意)に端を発した上昇相場のその後、短期展望の修正を含めた記事となります。

 そして、タイトルからお察し頂ける通り、前回記事で書いていた調整下落が、上述のポジティブニュースによって「切り上げられた」事により、早々に短期上昇トレンドに戻った(入った)前提で記事を記載します。

 

 今回の展望のスパンとしては11月末~12月末を終期として考えています。

 また、今回の中短期展望の過去記事は以下の通りです。7.34円ー7.40円を当面の上値目処としていましたが、多少の上振れはありつつも、概ね順調に推移していると思います。良かったら一度ご覧ください。

 

◆中短期展望Ver.B1.1(11月4日記事)

◆中短期展望Ver.B1.2(11月6日記事)

◆7.41円を高値に下がっていた短期下落トレンドは終了した可能性大?

※前回記事の引用です。

 まず、今回の中短期展望に於けるVer1は7.12円から始まった上昇トレンド(洋傑の見解では6.78円から始まった上昇波動の3波)について記載しています。より厳密に書けば、その大きな3波に於ける1波をVer1としています。

 文章で書くと非常に分かりずらいので、一応簡潔に記載すると…

◆洋傑の見解に於ける上昇トレンド

 ①6.78円→7.50円…上昇1波動目

 ②7.50円→7.12円…上昇2波動目

 ③7.12円→…上昇3波動目(New)

 …となり、今回の中短期展望はこの③を記載する内容となっています。その③の内容における区分は…

◆中短期展望Ver.Bに於ける区分

 ①Ver.B1…7.12円→7.50?までの上昇傾向(今ここの途中)

 ②Ver.B2…7.50円?→7.25円?までの下落傾向

 ③Ver.B3…7.25円?→7.85円?までの上昇傾向

 ④Ver.B4…上昇トレンドのそれ以降

 という括りで記載していきます。

※前回記事内容はここまで。

 

 さて、タイトル通り、7.41円を高値に下がっていた下落トレンド(洋傑の考える、7.12円を始点とする上昇4波)は、今回の報道によって終了し、上昇5波が始まった可能性が高いです。

 その根拠とするのは、毎度のエリオット波動ですが、推進波4波によく出る傾向として「戻り(この場合の下げ)のフィボナッチ・リトレイスメントは50を越えない場合が多い」というものがあります。もっと厳密に書けば38.2や23.8が意識されやすい傾向にあります。

 

 今回の直近推移を見てみると、

①7.12円→7.18円(6.2銭)

②7.18円→7.12円(6.0銭)

③7.12円→7.42円(29.4銭)

 となっています。今回の報道前の下げ幅を見てみると、7.42円→7.32円(9.7銭)であり、直近の上昇幅③(29.4銭)と比較した場合、フィボナッチ・リトレイスメントは33.0となります。一応、4波の条件は揃えています。

 加えて、洋傑が4波終了と仮定した背景には、洋傑が一旦の高値目処と設定している7.50円前後に、直近下値の7.32円を始点とした場合の5波で仮定した場合、丁度そのあたりが終点となる為です。この点については理由を書くべきでしょうが、文章で書くと非常に長くなるので、割愛します。

 

 ともあれ、これらの条件から、洋傑の見解としては直近下値7.32円が4波終点と見ています。

◆一旦の上値目処は7.50円、されど不安定な相場は続く可能性が高い?

 今回の本題となりますが、直近の上値目処は7.50円程度であると見ていますが、南アフリカ債利回り(2年・10年)に反転サインが出ています。

 

 従来の記事では南アフリカ2年債利回りに初期の反転サインが出て、暫くして10年債利回りの急上昇と共に反転、と記載していましたが、最近の分析で、より厳密な動きがあるように感じています。洋傑の造語ですが「ランド円と10年債利回りのダイバージェンス」とも言える現象です。

 具体的には、普段であれば10年債利回りの上昇と共に下落する傾向強いランド円が、あまりその影響を受けない、受けても限定的な状況を指します。この現象が発生したら、トレンド転換の前兆であると見ています。

 

 洋傑は大きな流れは諸指標推移で、より具体的推移はエリオット波動で分析するのが最近の手法ですが、今回の上昇は7.50円辺りまで上昇しないと終わらない(エリオット波動理論上)と考えていますので、恐らくそこまでは上昇する可能性が高いと見ています。

 しかしながら、上述の通り、既に10年債利回りは上昇傾向が強まっています。また、洋傑の推論が正しいなら、現在は上昇トレンドの一旦の終期であり、その関係上、値目処に到達するまでに相当のアップダウンが発生すると見ています。

 

 洋傑見解の下値目処は7.35円です。

◆余談:相場推移が想定より早い?

 それと、今回の政治ニュースも大きな影響があるとは思いますが、想定より相場推移が速い気がします。

 これは体感的な意見ですので、あまり信憑性がありませんが、この調子でいけば、中短期展望の達成も意外に早いかも知れませんね。

◆来週はランド円の下げ相場になる可能性が高いと考えます。

 上述の内容と重複しますが、既に南アフリカ2年・10年債利回りは既に反転サインが出ています。とりあえずの目標値である7.5円には到達すると思いますが、その後は急落を伴った調整下落の時期に突入すると見ています。

 その下値目処については、今のところは7.25円程度を見ていますが、まだまだ未知数な部分が大きく不明瞭です。今後の諸指標推移を参考に、具体的な推論を立てていきたいと思います。

 

 今日の記事ではあまり触れませんでしたが、概況は変わらず良い状況です。今日は株価が一時200円近く下がりましたが、今後も続くような気配は感じません。加えて、洋傑が株価暴落のファーストトリガーと設定していた金価格が急落しています。リスクオフはおろか、本格的なリスクオンが迫っている感すらあります

 ランド円はドル建てである関係上、不安定な推移をするケースが多く、故に7.25円辺りまで下がる、と洋傑は見ていますが、あくまで大きな上昇トレンド内の調整下落の位置づけで変わりありません。

 

 7.8円向かって、突き抜けてほしい限りです。

 (*´ω`*)

コメントをお書きください

コメント: 1
  • #1

    もーザウルス (土曜日, 09 11月 2019 16:10)

    いつもありがとうございます。
    私も同じ考えです。
    金曜、ダウも下髭だし、まだリスクオン続きそうですよね。
    ただ、ダウが好調だと、トランプの中国に対する挑発発言出る可能性高いですよ。
    なので、しばらく上で、7.4から7.5まで引きつけて売り入れて、あとはネガティブニュース待ちかなと思ってます。