先週は政治ニュースに振り回された一週間となりました。主は米中貿易協議(関税発動の是非を含む)に関してでしたが、英国の総選挙に伴う相場変動も含めると、非常に動きの激しい一週間であったと言えます。
主に相場は上向きに推移した訳ですが、一時的な政治ニュースであり、この変動によって今後どのように推移するか、非常に不明瞭になったと言わざるを得ません。
今日はこの辺について、現時点の洋傑の見解(といっても、正直割れていますが)を書きたいと思います。
尚、今月中下旬までの展望について、依然に記事をアップしています。
来週までの展望になるので、今回の政治ニュースによって非常に達成困難になったと言わざるをえません。ただ、今後の洋傑展望が出来上がっていませんので、一応掲載します。良かったらご覧ください。
◆正直、見方で上下推移が真っ二つに割れています…
書いている通りです。洋傑の中で意見は真っ二つに割れています。
今日のTwitterにて、フォロワーの「ねこねこ」さんが呟かれていましたが、テクニカルの観点から見ても、週足と月足で見方が割れるように、やはり、今の状況は判断が非常に難しく、慎重さが問われる状況と言えます。
洋傑の場合はエリオット波動を中心としたテクニカルの観点から上昇を、現在検証中の指標推移法から下落を、それぞれ考えている訳ですが、これについて、今回は詳しく書いていきたいと思っています。
今後の推移については、上述の2ツ程度ではとても展望論として補強が足りないと考えていますので、概況推移や諸指標推移をじっくり再検証して中短期展望を書きたいと思います。
再び更新が遅れそうですが、なにとぞご容赦願います。
(>_<)
◆上昇パターン:今一度の下げの後に急上昇??
エリオット波動はその状況によって解釈が変わりやすいテクニカル指標です。いわば後付けの根拠から今後の推移を計る側面も含めていますので、便利な反面、その理論構築は盤石と言えないデメリットがあります。
今回はその点を予めご理解の上、お読みいただくことをお勧めします。
今回の米中報道を中心としたポジティブニュースによってランド円が急上昇しましたが、これは以前の中短期展望に書いていた「上昇3波動目」に入ったと捉えることができると思います。
厳密に言えば、「上昇3波動目・第3波」に入った、というべきでしょうか。一番急上昇する局面に入ったと言えますが、その内部波動の1波が終わった局面と洋傑は捉えており、この場合は7.35円~7.48円まで下がった後、7.70円~7.80円辺りまで再び上昇する可能性が高いと思います。
ただ、この推移展望は現状の強気相場(概況や株価を背景)を頼みにしている側面が強く、悪く言えば「強気な概況だから、勢いで考えたら、こんな感じ」といった言い方もできるかと思います。
また、南アフリカの状況(停電深刻化・GDP悪化による格下げ不安)を無視した相場推移である点も、この推移展望の構築による不安材料です。
以上、現時点の上昇パターンの推移展望でした。
◆下落パターン:短期展望推移通りに動く??
こちらは現在検証中の指標推移法を中心とした考えでまとめると導かれる展望となります。
まず、この検証法で考えた場合、今後の展望として少なくとも現時点において「上昇する推移サインが全く見られない」事が挙げられます。洋傑はそれが先週到達した7.51円だと考えていたわけですが、今回の一連の報道によって再度高値更新となった訳です。
これもあくまで「一時的な高値更新」と捉えれば、その推移展望について然程の誤差は出ていない事となります。その点はエリオット波動のデメリットと同じ部分が強いので、不安要素と言えます。
また、この検証法自体がまだ検証途上にあるので、理論として不安定さがぬぐえない点もあります。
ただ、こちらの方はこれ以外にも南アフリカ債利回り推移からも下げ示唆サインが出続けている点が補強理由として存在します。ランド円推移に於ける先行指標として機能することの多い2年債利回り推移がそうです。
この指標、実は8月末から(もっと拡大解釈するなら7月中旬から)じわりじわりと上昇を続けており、今のところ、この推移がランド円推移に影響を与えた感じは見られません。
ただ、逆にこの推移が不気味でもあります。ここ数年の推移に於いてこのような動きを示した時期がなく、「想定できない」推移が待ち受けている可能性がある、とも言えなくはありません。
先行指標の2年債利回りもそうですが、短期推移指標として機能が高い10年債利回りも、先日ツイートした通り、短期の下落トレンド上限を上抜けしたので、この点からも、週序盤~半ばまでは下落相場が考えられます。
この推移展望で考えた場合、やはり7.1円辺りまで下がる事も考えられます。
◆しばらくは検証が必要…
上記2推論とも理論武装が貧弱で、まだ展望を書ける内容まで至っていません。
やはり再度概況や諸指標推移を見極める必要が大であり、まだ時間がかかりそうです。
諸指標推移については一部検証も進めており、こちらで見る分には、やはり下げ要素が強いように感じています。ただ、ランド円は金価格との相関性から、概況推移より遅れて動くことも多いので、これらを含め、再度検証を進めます。
政治ニュースは相場を混乱させてくれます。ホントにやめて欲しい…。
(;一_一)
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