洋傑のつぶやき(直近のランド円展望について)

 

 ここ数日、非常に不明瞭かつ不安定な相場推移が続いているランド円ですが、本当に指標が読み切れずに振り回されっぱなしです。ほんともう、いい加減にしてほしいものです。

 ランド円は細かい推移は除いて、主は概況推移にけん引される格好で動いていますので、上下に忙しい流れです。

 

 ただ、ここにきて大体の展望が見えてきました。

 今日はその辺について書いていきたいと思います。

 

※本記事は今晩から明日にかけての展望を、洋傑の個人的見解で見込んで記述しています。無論、あくまで見込みであり、正確な方向性に示唆を示すものではありませんので、予めご理解の上、ご覧頂ければ幸いです。

◆概況はじりじりと下げ相場に向きつつも、債券動向は依然安定?

 徐々に進んでいる株安に連動してか、円高もじりじりと進行中の概況ですが、債券利回り(日本10年)は逆に上昇傾向と、下げ相場に進む気配を見せながらも概況はまだ膠着が続きそうな状況です。

 

 ただ、今までとは状況も変わってきています。まずはドル高。ここ最近はユーロ高・ドル安の推移が優勢でしたが、ドルが底打ちして上昇に転じる気配を見せており、当面はドルのじり高は続く可能性が高いです。これに加えて金価格も、少しずつの傾向ではありますが、下落の気配を見せ始めました。

 この2点を加えると、ランド円はかなりの上値抑制となりそうです。

 

 日本債利回りは上昇推移と書きましたが、あくまでごく短期の動きに対しての見解です。ある程度大きなスパンで見た場合、こちらも金価格同様に頭打ちから徐々に下げ基調となっており、このまま明日の初動が上昇で始まらないと、ずるずる下がる展開が見えてきます。

 ドル高・円高・金安・債券買い…即ちリスクオフの形状になりつつある、とも言えますが、この辺はここ数日での見解ですので、まだ検証が必要な案件です。

 

 最初に書いた、株価については早い段階からじり安となっていますが、これは歳末前の調整売りの側面も強いと思いますので、あまりあてにできない内容です。こちらはまだいくらでも上昇する展開があり得ます。

 

 このように概況はまだ硬軟織り交ざった部分も多く、週末までに明確な推移に固まらない、と考えた方が自然です。

◆南アフリカ債利回りは曖昧推移…今のランド円はテクニカルで動いている?

 南アフリカ債利回り推移は、ここ最近非常に曖昧な推移に終始しているほか、稼働時間が短くなっている(この辺で詳しい方、是非教えてください)事で、先読みしづらい状況が続いています。

 また、その債券利回り推移自体が膠着気味になっており、明確な上昇・下落示唆に繋がっていない点も、現状のランド円推移が読みにくい素地を醸成していると言えます。

 

 読みにくい、というよりは機能していない側面が大きいように感じます。得てして、こういう時はテクニカルに推移していることが多いので、動きを見ていたら、今の動きは上向きの楔形を形成しています。

 この形ができた場合、その後は下落する事が多いですが、今一度の下げと上昇がある可能性が高いと見ています。

 

 このチャート形成がなされている事が、債券利回り推移を曖昧にする要因となっているように感じます。あくまで個人的な感想ですが、少なくとも上向きの楔形収束は明日まで続く可能性が大です。

 そうなってくると、やはり週末から週明けにかけて急落展開になる、と洋傑は考えます。

◆洋傑のトレード戦術

 上述の通り、恐らくは今週いっぱい南アフリカ債利回りは、あまり機能しない事が考えられるので、テクニカルの観点から考えた場合、恐らく現時点から「下落・上昇・急落」の形を取ると考えます。

 その際の下げ目処は7.60円前後(もう少し上かも知れません)、上昇の目処は7.69円~7.72円程度と考えます。下げはじりじりと、上昇は急激に、といった流れを踏むことも考えられます。

 

 問題はそのあとです。恐らく今までの上昇相場から一転して急落が考えられます。

 ですので、買いは追い過ぎず、あくまで売りメインでトレードに臨みたいと思います。

 (*´ω`*)