洋傑のつぶやき(週間指標推移分析)

 今朝のツイートにて書いた内容となりますが、昨晩の推移はテクニカルVS指標推移の結果、後者に軍配が挙がった格好でクローズしております。やはり指標推移分析は偉大です。そう感じた一日でした。

 このことも踏まえ、今日は各指標の週間推移や直近推移を分析してみたいと思います。総合的な判断は明日の週明け展望記事にて書くつもりですので、そちらでご確認ください。

◆諸指標推移分析:株価(先物)

 週間で見れば下落傾向なものの、週中盤以降は概ね横ばい推移です。上値が重いというべきか、底堅いというべきかの所感はこの場では控えておきます。

 株価指標をテクニカル分析した場合で言えば、中短期の上昇トレンドを下抜けしておらず、逆に短期の下落トレンドは膠着相場の中で上抜けした感があります。そういった意味では株価指標は上昇の可能性がやや高いように感じます。

 

 後述する債券動向から見ても直近で大きく崩れるような展開は考えにくいものの、来週は非常に市場が閑散とするので、急な変動が無いとは言い切れませんので、その点は警戒ですが、そのケースまで踏まえて展望を考える必要はないと見ています。

 

 ひとまず、株価指標としては上昇の可能性がやや高い、と考えます。

◆諸指標推移分析:指数(ドル・円・資源国)

 まず円ですが、円は週間を通してほぼ横ばい推移であり、大きな方向性は出ていません。この点は株価と同様でしょう。

 短期・中短期では膠着様相で方向性が分かりづらく、長期的にはやや下抜けしている感はありますが、いささか信憑性が低いです。直近推移でみるなら、年末年始は横ばい推移になる可能性が高いと考えます。

 

 ドルに関しては対照的に上昇傾向であり、中短期の下落トレンドもアッサリ上抜けしています。これは資金流動先になるケースの多いユーロが対照的に下抜けしているんので、あまり細かい推移は別にすれば、来週は底堅く動くと考えます。

 

 資源国通貨(加ドル・豪ドル・NZドル)は、加ドルを除けばドル同様に上昇傾向です。こちらは長期の下落ラインをも下抜けしていますので、一時的な下げはあっても、基本的には今後上昇する事が想定されます。

 …あくまでここしばらくの推移でしょうが。

 

 指数指標を纏めると来週は円横ばい・ドル高・資源国通貨高が予想されますが、なにぶん閑散相場なので、左記内容が「緩やかに」進むかの可能性が高いと言えます。

◆諸指標推移分析:債券(日本債)

 エコノミストの方や、様々な人が言われている大きな景気後退と株価暴落について大きく警戒される中での株価上昇ですので、その危険度を察知するうえで重要となってくるのが先進国債券利回り、特に日本債10年推移であると思います。

 

 その日本債ですが、今のところ下がる気配はありません。それどころか直近で高値更新をしており、債券の特性から(下がっても暫くは影響を及ぼしにくい)、直近での大きなトレンド転換はしずらい状況であると考えます。

◆社指標推移分析:リスク指標+南アフリカ債利回り

 金価格ですが、今週の推移は横ばいでした。方向性は見出せません。

 直近推移では上昇傾向ですが、もう少し長いスパンでみた場合にはまだ先行きの見えづらい状況が続いています。来週の推移に限定して言えば、多少の上下はあってもトレンドが形成されるほどの流れにはなりにくい、と考えます。

 

 そして一番大きな影響を与える南ア債利回りですが、中期債と長期債で判断が分かれる状況となっています。

 まず短期展望ですが、長期債はまだ下落トレンドから上抜けしておらず、まだ下落(即ちランド円上昇)が続くと思われます。中期債は底打ち感がある事に加え、下落トレンドを上抜けした感があります。

 これらの事から見る分には、まだ上昇・下落がはっきりした流れになっておらず、まだ週明けの動きを見る必要があると思われます。

 

 また、余談ですがもう少し長いスパンで見た場合の見解についても、中期債と長期債で見解が分かれています。この辺は明日の記事にて詳細を書きますが、年内の推移は横ばいないし、トレンド転換する程の内容にはならないかもしれません。

 

 如何でしょうか。

 各指標の週間推移と今後の展開について現時点の分析結果を書いてみました。この内容を基に、来週の推移展望を明日書きたいと思います。

 (*´ω`*)