洋傑のつぶやき(年末年始のランド円展望)

 今日は多くの国に於いてクリスマス休暇であり、ランド円も朝からスプレッドが開いて午後には洋傑が取引しているDMMはクローズと、全くトレードできない状況下で暇な一日でした(笑)。まあ、仕方ありませんね。

 そんな中でも、相場は少なからず動きがありました。また、今までの推移からも、これから先の流れが少しずつ見えてきており、動きが無い中でも進展はあった、と洋傑は感じています。

 

 また、取引はしずらい状況ながらも、相場は小幅ながら上下しています。直近の推移では23:00前後から7.44円まで上昇と、取引がほとんどされていない状況ながら、売買は一定行われている感じです。閑散相場ながら、売買攻防は今なお続いてると言えます。

 

 今日は連日ブログ記事でランド円の推移展望について記載していますが、では具体的な期間として年末年始どうなるか、その点について書き綴りたいと思います。

◆日本債利回りが急落。概況推移にやや陰りあり?

 さて、上述の通り、今日は閑散相場ながら大きな動きが一部ありました。具体的には日本債利回り推移です。

 今日の日本債利回り(10年)は、始値0.008から一気に-0.018まで下落しています。これはクリスマスに北朝鮮がミサイルを発射するのではないかとの警戒から端を発している流れであるとは思いますが、いずれにせよ、急速に債券買いが強まっているのは事実です。

 

 今のところ株価や円インデックスに大きな変動は見られず、一見影響はないようにも見えます。ですが指標はうそをつきません。この動きはいずれ必ず他の指標に影響を与えるはずです。

 また、今回の利回り下落自体が、一階に北朝鮮だけが原因とも言えません。ここのところ、相場は異常に強かった印象が強いです。この傾向に対しての調整が発生しても不思議はありませんので、概況の大きなうねりとして債券買いが強まった、と考える必要もあるかも知れません。

 この辺は明日の東京市場以後の日本債利回り推移を見定める必要があります。

 

 これ程の下落です。一時的な買い優勢の流れというよりは、概況のトレンドが大きく変わる前兆と捉える視野も必要になってきています。

 加えて、今現在(12月25日23時)、諸指標は殆ど稼働していません。株価はもとより、円も動いていませんので、これらの指標推移を明日の初動でじっくり見てみないと、なんとも動きが掴めません。

 

 全ては今後の諸指標稼働以後の推移にかかっています。

 但し、あくまでそれまでにネガティブニュースが入らないのが前提です。入ってしまうと相場は混乱して高い確率でフラッシュクラッシュが発生します。そうなると見定めるまでもなく、概況は一気にリスクオフに傾くでしょう。

 つまり、このまま何もなければ諸指標の初動推移次第、ネガティブニュースが入ればリスクオフと見るべきだと考えます。

 

◆南アフリカ債利回りは推移が不明瞭

 昨日記事にて、洋傑が下落と考える理由として南アフリカ債利回りチャートがお椀型を形成しているから、と書きましたが、厳密にはまだお椀型形成までには至っておらず、まだまだ下落トレンドが継続しています。

 その下げ幅は徐々に縮小しつつあるものの、まだ直ぐに反転するかは微妙なところです。更に現在検証途中の指標判断でも、南ア債利回り下落は示唆されていますが、その時期は少し先(正月前後)ではないかと見ていますので、まだ直近推移は下げる展開があるか、あったとして継続するかは非常に不明瞭です。

 

 中期・長期債において上述の流れとなっていますが、短期債(2年)推移は左記期間よりは上昇傾向であると言えます。ただ、その推移も非常に曖昧であり、まだはっきりトレンド転換したとは言い切れない状況です。

 ただ、仮に上昇傾向になっている場合、その始期は11月末である可能性が高いです。現在から考えて約一カ月程度ですので、「いつランド円に影響がでても不思議はない」状況と言えます。

 

 このように「決め手に欠ける」地合いは1週間以上続いています。これはあくまで洋傑個人の経験則なのですが、このような場合、流れが変わって動き出すときは債券利回りに於いて大きなうねりを作りやすいです。

 10年債利回りで0.050以上、2年債利回りで0.100以上の変動がいきなり現れた場合、相場急変に警戒が必要です。

◆洋傑展望:歳末~年始にかけてランド円のトレンド転換、本格下落すると考えます

 以上の内容から、洋傑は昨日記事と重複しますがランド円の下落(南アフリカ債利回りの上昇)が、来週をめどに発生すると見ています。

 ただ、この期に及んでその展開パターンは幾つか出てきているように感じます。

 

①北朝鮮のミサイル発射に伴う緊張拡大・円高の進行(可能性低)

②債券買いに誘発された株安の発生と円高の進行

③南ア債利回り急上昇によるランド円の急落

 の3パターンを想定しています。

 

 ①は正に神頼みの領域なので考えても仕方ありませんが、②は今日の日本債推移を見た上で考えられる可能性の一つです。これも①同様に神頼みに近いですが、指標推移に基づく見解である点に於いて、①よりは信憑性に優れます。

 ③は南ア債券市場の初動において大きな上昇を起こす必要があり、これを期待するには現時点の南ア債利回りではまだ時間がかかります。

 

 これらを纏めて時期を記すと以下の通りになります。

①の場合…12月25日以降、比較的早い段階で下落期間に突入

②の場合…明後日27日以降の東京市場から下落期間に突入

③の場合…来週以降の欧州時間帯から下落期間に突入

 と、期間を定めます。

 

 上記はあくまで洋傑の見解に基づいての推移です。勿論可能性としてランド円が上昇する可能性もありますが、今回はランド円が下落すると仮定した場合の下げ始期について書きましたので、参考になれば幸いです。

 ランド円の下げ幅見込みは昨日記事の通り、高くて7.40円~7.55円程度、低くて7.10円~7.20円前後と見ています。

 

 連日ランド円の展望について書いていますが、洋傑は検証中の先行指標推移を見ても下落は間近(とはいっても来週が目処)に迫っていると考えています。

 そろそろ追加の売りポジを立てようと考えますが、恐らく7.70~7.73円前後を予定しています。

 

 27日以降、今年最後の勝負を仕掛けるかもしれません。スプレッドが正常なら…

 (*´ω`*)