洋傑のつぶやき(米雇用統計後のランド円推移展望)

 

 久々のブログ更新となります。

 直近の諸指標分析がまだ終わっていないので、中短期展望の更新はまだできませんが、今日は米雇用統計後のランド円推移について、洋傑の見解を書きたいと思います。

 

 尚、今月中下旬までの展望について、先日記事をアップしています。良かったらご覧ください。

 

◆短期展望(12月3日記事) 

◆雇用統計の結果はあまり大勢に影響なし?

 今回の雇用統計についてですが、洋傑の短期展望(12月下旬までに7.1円割れ)に於いては、その結果は大きな影響を及ぼすほどの事にはならないと考えています。あくまで、今晩の推移に影響が出る程度でしょう。

 

 その都度書いている内容ですが、ランド円の推移に変化を与えるほどの影響があるものは以下のものに限定されると考えています。

南アフリカ格付け関連(GDPやESCOM・中間予算などもこれに含む)

②大きな政治ニュース(基本的にリスク関連)

③南アフリカ債利回り推移

 これ以外は、週間的には影響しても、大勢に影響するものは殆どありません。これは今までの洋傑の経験則も含めますが、今のところ、これから逸脱した事例は無いと思っています。

 

 上記の根拠から、今日の雇用統計によって、短期展望が変わる事は無いと考えます。

◆雇用統計後から、ランド円は激しく動き出す可能性大

 なかなか下がらない局面が続いていますが、これは恐らく、雇用統計の結果が出るまで膠着が続くと洋傑は考えていました。

 昨日その内容をツイートした訳ですが、今のところのその流れ通りになっています。

 

 結果待ちの状況であるにも関わらず、ランド円の進む方向はある程度決まっている可能性が高いと見ています。即ち下落に傾くという事ですが、結果如何で流れが幾つかに分かれると考えます。

 その点は下述しますが、結論から書けば「どう転がっても結果的に下げる」「雇用統計後に相場が激しく動き出す」というのが洋傑の見解です。

◆雇用統計結果パターン毎の推移展望

 今回記事のメインの内容ですが、これから雇用統計の良かった場合・予想通りの場合・予想より悪かった場合のランド円推移について、洋傑の見解を書きたいと思います。

 あくまで個人的見解ですので、参考程度にご覧頂くと幸いです。

 

◆予想より良かった場合

 これは発表直後からドル買・円売りが加速するので、ランド円もリスクオンの観点から発表直後に急上昇する展開が予測されます。これは容易に想像がつきますね。

 ただ、雇用統計は発表から1時間~3時間程度で元の推移に戻る事が多いので、大体その期間で元値に戻ると見ており、その後の推移については、ドル高・円高・ランド安になると考えています。

 上述の通り、ランド円は”下がる”と洋傑は見ていますので、ランド安と見ている訳ですが、これは南アフリカ2年債利回り推移が2カ月程度の上昇相場になっている点、反対にランド円はここ最近強気相場が続いていた点の「乖離」から、近い内にかなりの矯正が掛かると見ています。これは過去の推移から見てもよくある展開です。

 ここ最近はドル安が続いていました。雇用統計が良かった場合には円推移に関係なく、ドルは上昇が続くと見ており、今まで新興国・資源国に流れていた資金が一気に戻る事も想定されます。そういった意味でもランド安は加速しやすく、一気に下落する事も十分あり得ます。

 

◆予想通り

 発表直後はやはり上昇から始まるでしょう。ただ、相場の行って来いは良かった場合より早く、1時間程度であると見ています。その後の流れは上述同様であるというのが洋傑の考えです。

 下げについてもほぼ同じ流れであると見ています。

 

◆予想より悪かった場合

 発表直後はドル安・円高・ランド安で、下がる事が考えられますが、下げ幅についてはなかなか読めないと見ています。

 その後の推移も想定が難しいですが、ランド円はかなりのアップダウンを繰り返しつつも下がっていくことが想像されます。これはドル安による上昇要素と、円高による下げ要素が重なるからですが、結果的には下がると考えます。

 

 これらの結果からまとめると…

①良い結果の方が、結果的には下がる可能性が高い

②悪い結果であった場合は、かなりの相場混乱が予想される

 といった感じでしょうか。

 

 いずれにせよ、洋傑は7.42円以上で今週クローズする事は無いと考えます。

 今ホールドしている売りは当面保持の方向です。雇用統計でもそのまま置いておきますが、はたして吉と出るか、凶と出るか…。

 (*´ω`*)