今日の一言(2019.5.8)

 現在23:30です。ランド円は7.67円で推移しています。

 

 現在までの動向や、今後の推移展望は「週間ランド円動向レポート」に記載しています。毎日更新予定になっていますので、詳しくはこちらをご確認ください。

 

 さて、Twitterにも記載した通り、直前に迫った南アフリカ総選挙のそれぞれの結果の場合のランド円動向見解を立ててみたいと思います。

 今回の南アフリカ総選挙の詳細などは大王さんのホームページに詳しく記載されています。下記バナーからご覧ください。

 

 今回の総選挙の結果について、分類するなら3通りに分かれると思います。

①議席数60%以上

②議席数55%~60%

③議席数50%~55%

 

 今回は50%以下を想定していません。もし仮に5割を下回った場合はランド円は急落の形をとると思われますが、現段階でもその可能性は極めて低いとのことですので、そのパターンは除外します。

 

 また、選挙結果とは関係なく、中期的展望から考えた場合、ランド円は上昇すると考えています。その根拠は南ア債利回り(2年・10年)の相関関係に基づいてのことですが、それについては昨日の一言ブログに記載していますので、未読の方は一度ご覧ください。

 

 昨日の一言記事はこちら。

 

 まず、①の場合ですが、これは一気に急上昇するパターンになります。恐らく5~10銭程度の急上昇を伴う規模になると思われます。この予測は容易なので、想像は付きやすいと考えます。

 

 ②の場合、こちらも無難に上昇傾向に入ると考えます。根拠は現状のクロスランド状況を鑑みての判断です。今日の始値段階から言えば、日経先物データが下落する一方、ランド円は結果的に上昇しています。これは他の資源国通貨やランドを除く新興国通貨動向を見ていても明らかな動向です。

 現在のランドを見る限り、②のケースでもランド円は上昇に転じると考えます。

 

 ③のケースが最も難しいと思いますが、この場合でも7.50-7.60のまでの下落に留まり、下げが落ち着けば上昇に転じるというのが洋傑の見解です。

 推測される理由、まず一つ目はムーディーズ格付けに影響を与える結果になる”可能性”はあるものの、その影響はどの程度かが不透明かつ次回発表が秋口まである為、その影響は非常に限定される事が考えられる為です。

 二つ目は南ア債利回り動向から推測する反転上昇の兆しです。これは一言記事をご覧頂きたいですが、結論から言えば「最も影響ある指標が示す動向の通りになりやすい」という事です。

 

 これらを纏めると、いずれの結果にせよ、ランド円は最終的に上昇傾向となると推測します。

 まあ、③にならない展開がシンプルで良いと思いますので、切に祈るばかりです。

 

 最後に、各ケースで考えられるランド円の高値上限についてです。これは洋傑の個人的見解要素が非常に大きいので上述の内容以上に推測の域となりますが、ネタ程度に見て頂ければ幸いです。

 

①の場合、8.2円~8.5円

②の場合、8.0円~8.3円

③の場合、7.8円~8.1円

 

 …程度ではないかと考えます。

 

 明日には何かしらの情報が出てランド円に影響を与える事が予測されますが、洋傑は上昇を見込んで、先日より仕込んでいる買いポジション(僅か5万通貨程度ですが)を保持したまま、動向を見据えたいと思います。

 

 (*'人'*)アガリマスヨウニ