洋傑のつぶやき(南ア債利回りから見たランド円中長期展望)

 

 今日は荒れながらも上昇するのでは、と考えていた目論見が、現時点において外れた洋傑です(笑)。

 そうですよね…南ア債利回りが総じて高水準で推移したのですから、下がるのは当然、といえました。その鉄則を全うできなかった洋傑の戦術ミスですね。反省です。

 

 しかし、この時間になって金価格は上昇しています。値動きが荒い展開になる事は考えられますが、以後は上昇していくのでは、と考えているので、最低でも明日未明までポジションは原則保持します。

 それと、洋傑は直近(1カ月程度)の南ア債利回り推移を見て「上昇する可能性が高い」と見込んでいる為、最悪の場合、長期保持しても良いのでは、と考えている訳です。

 

 短期的に見れば、ランド円は今日下げが続けば7.65円位まで一旦下がる可能性もあります。また、来週には政策金利の発表もある為、かなり不安定な相場になる事もあり得ますが、現時点ではこの考えで戦術を構築している最中です。

 

 さて、今日は南ア債利回りの観点から見た、ランド円の中長期的展望を記載します。

 この記事の内容は上述の通り、南アフリカ債(10年)利回りの推移観点からのみの見解で記載しますので、その他の指標(株価・インデックス・金価格・先進国債券利回り)などは考慮されていない点には注意願います。

 

 ここで南アフリカ債利回りについて記載した記事についてご覧頂きたかったのですが…最近記事を整理していなかったので、その記事が見つかりません(笑)。

 良かったら見つけて下さい(;一_一)

 

 その記事で書いた内容を要約すると、

①5月~6月段階で南ア債利回りは長長期上昇トレンド(つまりはランド円下落傾向)下限に差し掛かっていた

②目安にして約8.300前後。それを下回るとトレンド転換(つまりは利回り下落トレンド)になったと考えられる。

 といった内容でした。

 

 それで行くと、すでに南ア10年債利回りは8.100前後ですので、明確に割り込んだと言えます。

 そうなった場合、南ア10年債は今後上下を繰り返しながらも下落していくと考えられます。そうなると、相対的にランド円は上昇傾向に入る可能性が高まると言えます。

 

 勿論、ランド円はドルと円・ランドの絡まった通貨ペアですので、ドルと円を除いては考えられません。この点は後日別の記事にてそれぞれ書いていきたいと思います。

 

 上述の通り、南ア債利回りは下落傾向に入る可能性が高いので、相対的にランド円は上昇傾向に入る可能性が高い、というのが南ア債利回りから見たランド円の展望です。

 そうなった場合、恐らくランド円は10円を目指す展開になると思いますが、この点は上記の通り、ドルと円の展望が不可欠です。

 

 これからESCOM問題・ムーディーズ格付け懸念・直近では政策金利利下げ等、ランドにとってマイナス材料は非常に大きいものがあります。

 これらの懸念材料を前に「10円」は不可能な数値とも言えますが、債券の観点から見ればそういう流れになる理屈になります。

 

 参考材料の一つとして、読んで頂けたのなら幸いです。

 (*‘ω‘ *)