昨晩は南アフリカGDPが良結果に終わり、株価下落もそこそこに7円キープで朝を迎えた強めのランド円、今日は全く下がる事無くじりじりと上昇傾向となりました。その後の香港報道で一気に勢いづき、気づけば7.15円にタッチするところまで上昇した今日のランド円、久々に強気の相場展開になっていますね。
勿論昨晩のGDP結果や、今日の香港報道の顛末による上昇が主な原因ですが、指標の上でもランド円の上昇は示唆されていたフシがあります(詳しくはこちら→①・② 8月22日と28日の記事です)。このまま上昇傾向に入ると洋傑は見込んでいます。
では、その上昇はどこまでになるでしょう。上述の過去記事に於いて、上昇期間は9月初旬~9月下旬(昨日の記事では更に延長して11月まで)と考えていますが、上昇幅はというと、正直推測が定まっていません。
ひとまずは7.2円~7.4円のラインまでは上昇すると思っていますが、厳密に考えている分は7.4円です。
これは昨日ツイートした通り、現在までの下落幅がおよそ1円程度ですので、フィボナッチ・リトレイスメントの観点からすれば61.8までは上昇する、という観点から導き出した推測上昇値です。
実際はこれに長期下落ラインが絡んでくるので、普通に考えれば7.5円前後までがせいぜいの上限といったところです。
ただ、上述の洋傑上昇予測の7.4円はあくまで「一旦の」上昇値であると考えており、これも上述の9月(長くて11月)までの中短期的推測値です。
中期展望は不確定事項も多く、ランド円の正念場・ムーディーズ格付け次第で流れが両極化する為、まだまだ見えない部分ではあります。ただ、いずれの結果になっても、最終的にランド円は8円回復に至るというのが洋傑の見解です。
格付けが下がった場合は長期的に見ての上昇(1年はかかると推測)、格付け維持の場合は早ければ年内にも8円回復まで到達すると見ています。どの結果になっても8円(ホントは9円と言いたいんですが)には到達するという見解に違いはありません。
これは7.8円に到達した7月下旬に記載した記事の展望をそのまま引用した内容です。詳しくはこちら。
(色々と外れている部分が多いので、笑って読み過ごしてください(笑))ハハハ
その記事にも書いていますが、南アフリカ債利回りが長期上昇トレンドから割り込んでいる事を主な理由としています。
7月末の時点の推論は一旦破たんしましたが、やはりその後南ア10年債利回りは再び下落に転じて、直近最安値に接近している状況です。
8月28日記事に書いた内容ですが、南ア債利回りの下落に対してランド円がそぐわない動きを示している状況という点に於いて、数日前と7月末から見た現時点も、似通った状況と言えます。
洋傑はムーディーズ格付けが維持となった場合、9円到達を翌年3月までに達成すると、指標動向から、現時点では考えています。
「いやいや、現時点の値から考えて、それだけはないだろう洋傑」と言われますね。洋傑もそう思います。
ただ、指標動向から見て、やはり7月末の展望になるのでは、と思って記載した次第です。
たまたま先日記事内容が状況と合わさって上昇した勢いで書いた内容でもありますので、読み物程度にご覧いただければ幸いです。
すべてはムーディーズ次第…
(*'人'*)タノム
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ピンピン (木曜日, 05 9月 2019 00:26)
いつもありがとうございます。
洋傑さんの見解通り8円狙ってほしいですね。