洋傑のつぶやき(諸指標の現状推移と、ADP雇用統計後の展望)

 

 昨晩もじりじりと値を上げたランド円、7.17円まで上昇しました。その後も東京市場で米中貿易協議が再開との報道によって遂に7.2円を突破、その後も底堅い推移で同価格程度の値動きで現在に至ります。

 夕方18時に発表となった南ア経常収支は悪い結果となりましたが、大きく値を下げる事もなく、安定して7.2円前後で留まっています。この辺は株価や円安に助けられた格好ですね。

 

 しかし、楽観ばかりしていられる状況とも言いかねます。というのも上述の南ア経常収支の結果をうけて、南アフリカ債利回りは上昇しているからです。まあ、現状の概況であれば大きな懸念はありませんが…今日は米ADP雇用統計が控えています。

 この流れ次第ではランド円が値を下げる可能性があります。

 

 ここまでのランド円上昇はランド自体の価値上昇に加え、株価の急騰・円安による部分も非常に大きいです。ADP雇用統計の結果が悪かった場合、ここまでの上昇分を大きくリトレイスする流れを作ることになり、逆にピンチになりかねません。

 また、それとは対照的に結果になった場合でも、ドルの急騰という流れを作る事となり、株価上昇・円安を組み合わせても、どこまで上昇するかは微妙なところです。

 

 今日の展開は重要指標如何といったところですので、洋傑はなかなか想像することが難しいですが、現時点までの諸指標動向から、直近の推移展望を記載したいと思います。

 

◆円インデックス

 比較的安定して下落しています。今一度の上昇はあるかも知れませんが、恐らく一旦は0.009300程度の数値まで下がっていく展開が可能性として強いと思います。今日の指標が良ければ一気に、悪ければ一旦上昇して来週中に、といった流れになる展開を考えています。

 

◆金価格

 こちらはあまり値を下げずに高値安定です。これはドルが弱い事もあると思いますので、実体値はもう少し下であると見ています。こちらも円インデックス同様の見解です。

 

◆株価(主に日経先物)

 こちらは一気に上昇した点をむしろ懸念しています。今日のADP雇用統計の結果が悪いと一気に反転下落する事も考えられます。逆に良い場合は上抜けて21500円まで上昇する事も考えられます。

 正に天国と地獄…(;一_一)

 

◆日本債利回り(10年)

 直近の推移は円や金と一緒ですが、こちらはようやく底打ちした、といった感じで、円インデックスの1カ月前指標と考えれると、円の今一度の上昇はありそうです。個人的には円インデックスが0.009300前後まで下落→直近最高値近くまで再び上昇といった流れになるのでは、と見ていますが、まだまだ不透明です。

 

◆南アフリカ債利回り(10年) 

 今日は上昇傾向ですが、全体的な推移は下落傾向です。1%を超える値動きで上昇した場合は警戒が必要です。

 

 全ては今日のSDP雇用統計の結果が左右すると見ています。

 良ければ今週中に7.4円に、悪ければ一旦7.0~7.1円位までは下落、といった展開が考えられますが、上昇する展開を祈るばかりです。

 (*´ω`*)ソノママアガッタレ