洋傑のつぶやき(徒然記事:1月11日)

 昨晩は様々な要素はあったと思いますが、結果としてランド円は検証中指標分析の示唆通り下落しました。今週だけで考えても、毎日非常に難しい相場状況であったにも関わらず、ほぼ全部の示唆が的中するなど正に驚異的な結果と言えます。

 これからも営業日に於いては情報を発信していきますので、Twitter・ブログともよろしくお願いします。

 

 今日は記事を2つほどアップする予定ですが、まずは昨日までの諸指標推移とランド円の推移の相関性やかみ合わなかった点、また今後に対しての気になる点などを書いていきたいと思います。詳細な分析を含めた上で書いている内容ではありませんので、サクッとご覧頂ければ幸いです。

◆振り回されがちな諸指標推移…、迷走する南アフリカ債利回り

 

 今週程、諸指標推移に振り回される週はなかなかないと思います。それ程までに今週は政治ニュースで相場が急変するケースが多かったように思えます。

 政治ニュース自体はイラン情勢が殆どでしたが、発表内容に沿ってトレードしていると再びのニュースで真逆に推移するなど、指標や相場の流れに沿ってトレードしていると含み損を抱えまくる状況に、多くの方が困惑したのではないでしょうか。

 

 日経先物を中心とした株価、円やドルインデックス、リスク指標である債券(日本・アメリカ)や金価格等、殆ど一貫した動きをした指標がありません。これほどまでに混乱した相場展開は、洋傑の経験上でもそうありません。

 やはり諸指標推移に基づく相場展望のデメリットの側面である「突発的なポジティブ・ネガティブニュースによって生じた相場の混乱には、即時対応できない」部分が露呈した結果とも言えます。正に今週はイラン情勢に相場を支配された印象が強いです。

 

 そんな混乱した相場状況でランド円展望が非常に不明瞭な中、頼みの綱となるのが南アフリカ債利回り…なのですが、こちらは解読が非常に難しい変動が伴うケースが多く、また欧州時間に南ア債利回りの反転がほぼ毎日発生した事もあって、安定してポジションホールドできる状況が少なかったように感じます。

 加えて、その推移変遷が「とても見えづらい」チャート推移になっている事が多かったです。他の方よりは眺めている時間が長いと思っている洋傑も、この推移には困惑しかありませんでした(笑)。

 

 その諸指標推移についてですが、ここで簡単に週間動向をまとめます。

①株価:

 全体的には大幅上昇です。週始めは23000円前後まで下がってのスタートでしたが、イラン情勢の懸念後退で一気に上昇したり下がったり、再び上昇したりと不安定推移です。チャート推移から見ると来週序盤はやや下落する余地が見受けられます。

②指数(ドル・円):

 円インデックスは株価と真逆の推移です。理由は株価同様ですが、今のところ下落傾向を維持しています。ただ、お椀型のチャート形成を成しており、相場反転の危険があります(つまり円高)。

 ドルインデックスは真逆の推移であり、尚且つお椀型チャート形成の気配がこちらもあります。

 総合的に見るとドル安・円高の流れになる可能性が高いように感じます。

③債券(日本・アメリカ):

 日本債利回りは週を通して概ね上昇傾向であり、尚且つ反転の兆しは見えません。

 対して米国債利回りは上昇でクローズしているものの、下落傾向に入りつつあることが見受けられます。

 米国と日本で債券動向に変化がある点に於いて、今後の相場変動の不安定さが垣間見えます。債券推移は相場の先行指標になるケースが非常に多いので、今後の推移には注意が必要です。

④リスク指標(金価格):

 上述の3指標とは異なり、結果としてはほぼ横ばいです。リスクについては依然として存在しており、安心できない状況であることを示唆する展開になっているともいえます。

 

 全体的には週間で政治ニュースに振り回された印象の強い諸指標ですが、動きとしては見えてくるものがあります。

 現在進行形指標の株価や指数は堅調を、先行指標である債券は先行きの二分化示唆、概況指標である金価格は依然として危険な地合いであることを示しており、来週はやや雲行きの怪しい流れが考えられます。

 

◆驚異的な方向性を示す検証中指標分析…今後の展望は次回記事にて

 

 

 話を戻しますが、このように諸指標推移は政治ニュースによって翻弄され、南アフリカ債利回りにはその推移自体に翻弄される、洋傑の通常手法であれば「大幅減資」となる週であったことは想像に難しくありません。

 そんな中で、驚異的かつ明確な方向示唆を示したのが、洋傑が今注目している検証中指標分析法による、ランド円展望です。

 

 上述の諸指標推移や、南アフリカ債利回りの示す(示していたかも不明瞭ですが)方向性とは真逆にサインを出していたこの指標分析は、分析している洋傑自身が”にわかには信じがたい”内容であった事もあり、トレードに組み込め切れなかったほどです。

 ですが結果はご存知の通り、ほぼ全て的中と、驚異的…というよりは恐怖すら感じる内容です。

 

 勿論、政治ニュースによる相場変動や「たまたま」的中したとも言える内容を含んでているのは間違いありません。ですが、そのニュースによる動きは我々の想像した方向性とは異なる推移になっている部分も多く、また読めるものではなかったと考えれば、この指標分析の正確さには驚きしかありません。

 特に水曜日、イラン情勢の急速な悪化懸念により急落した局面、その後の急上昇などは驚く部分も多かったです。この分析手法は方向性のみを示すものであり、明確な高値・下値は分かりませんが、そこはテクニカル(概ねエリオット波動)を組み合わせて導いていますが、ほぼ読み通りになった事は大きな収穫であったと考えています。

 

 週末の急落も概ね的中したので、今後はこの下げが続くかどうか、期間はどのくらいか、下値目処や反発の有無については、もう少し分析を加えてアップしますので、良かったらご覧ください。

 (*´ω`*)