洋傑のつぶやき(2020年1月3週:週間ランド円展望)

 洋傑のブログを長い間ご愛顧頂いている方には、少し懐かしさを感じてもらえるタイトルでしょうか。久々に週間での展望を書いてみたいと思います。

 

 今回このタイトルで記事を書こうと考えたきっかけは、検証中指標分析法が丁度来週いっぱい方向性が統一されたサインを示唆しているからであり、それに基づいてランド円の推移を考えるのは、以前よりはハードルが低いと考えたからであり、来週も同様に週間での展望をアップするかは微妙です。あまり期待しないでください。

 

 このタイトル記事が、洋傑Blogに於いて最も人気の高い、閲覧数の多い記事でしたので、可能であれば洋傑も復活させたいとは考えているのですが…以前の週間ランド円予測は非常に内容が多く、概況推移から個々の指標分析、個々の分析結果から導かれる来週のランド円推移展望と、非常に書いていて苦しい(…というか眠い)内容でしたので、正直続けるのが無理と判断して中止した経緯があります。

 加えて、製作時間がかさんでいき、終盤は8時間近い製作時間となっていました(笑)。その割に精度も高くなかったので、今一度の修業が必要、と踏んだ部分もあります。

 

 そのような経緯から中止したランド円展望も、今は検証中指標分析法を大きな羅針盤に、南アフリカ債利回りと諸指標推移を参考にした内容で書けば、然程時間もかからず、かつ精度も上げられると思い、試験的にアップします。

 

 継続できそうなら、今後も頑張りたいですが、とにかく進めてみましょう。

◆諸指標+南アフリカ債利回り推移+検証中指標分析法の考察

 

 今朝の記事に書いた内容ですが、諸指標推移の直近(週間)動向を今一度添付しておきます。

 

①株価:

 全体的には大幅上昇です。週始めは23000円前後まで下がってのスタートでしたが、イラン情勢の懸念後退で一気に上昇したり下がったり、再び上昇したりと不安定推移です。チャート推移から見ると来週序盤はやや下落する余地が見受けられます。

②指数(ドル・円):

 円インデックスは株価と真逆の推移です。理由は株価同様ですが、今のところ下落傾向を維持しています。ただ、お椀型のチャート形成を成しており、相場反転の危険があります(つまり円高)。

 ドルインデックスは真逆の推移であり、尚且つお椀型チャート形成の気配がこちらもあります。

 総合的に見るとドル安・円高の流れになる可能性が高いように感じます。

③債券(日本・アメリカ):

 日本債利回りは週を通して概ね上昇傾向であり、尚且つ反転の兆しは見えません。

 対して米国債利回りは上昇でクローズしているものの、下落傾向に入りつつあることが見受けられます。

 米国と日本で債券動向に変化がある点に於いて、今後の相場変動の不安定さが垣間見えます。債券推移は相場の先行指標になるケースが非常に多いので、今後の推移には注意が必要です。

④リスク指標(金価格):

 上述の3指標とは異なり、結果としてはほぼ横ばいです。リスクについては依然として存在しており、安心できない状況であることを示唆する展開になっているともいえます。

 

 全体的には週間で政治ニュースに振り回された印象の強い諸指標ですが、動きとしては見えてくるものがあります。

 現在進行形指標の株価や指数は堅調を、先行指標である債券は先行きの二分化示唆、概況指標である金価格は依然として危険な地合いであることを示しており、来週はやや雲行きの怪しい流れが考えられます。

 

◆南アフリカ債利回り

 週間での推移は非常に曖昧です。

 10年債利回りは中期的に見ても上昇か、下落かが見えづらく、参考になるとは言い難い推移です。

 直近だけで見るなら週明けは上昇からスタートする可能性がやや高く感じますが、それも直近の曖昧推移から考えれば、当てになるとは言い難いと思います。

 そうなってくると頼りになるのが10年よりも更に先行指標となる傾向が強い20年債利回りです。こちらは直近推移・中期推移でみても上昇傾向(つまりランド円下落)であると言えます。まだ明確な動きに至っていない10年債利回りも、この20年債動向に影響を受けますので、近い段階で動きが出る展開が考えられます。

 

◆検証中指標分析法

 こちらも来週いっぱい下落を示唆しています。この指標分析では珍しく、週を通してほぼ下落一方向でサインが出ています。

 細かい流れまで明確に示唆するものではないので、日々の細かな推移は分かりかねますが(そこまで分かったら洋傑は億万長者になれます(笑))、然程難しい流れにはならないのかも知れません。

 ただ、終盤には上昇を示すサインがあります。これは週を挟んで影響するかも知れないので何とも判断が難しいですが、週終盤は売り立てが非常に危険である、と洋傑は考えます。

 次週のランド円の下げ幅について、期間をかなりざっくり書くと、以下のサインが出ているように感じます(まだ正確に目定めて無い部分はご容赦ください)。

ⓐ月曜日~火曜日…明確に下落傾向

ⓑ火曜日~水曜日…やや下落傾向

Ⓒ水曜日~木曜日…やや下落傾向

ⓓ木曜日~金曜日…急落傾向(南ア金利発表が影響?)

ⓔ金曜日~クローズ…急上昇傾向

 …まあ、今までの検証でも、この上下幅については信用度が低いです。週終盤以外は下げ傾向、といった捉え方で良いと思いますが、一応書きました。

 

 総合的に直近推移を考えてみた場合、洋傑は以上のように分析しています。

◆週間ランド円展望:7.15円~7.70円/下落相場で終盤急騰も?

 

  上記の分析を踏まえ、次週に於ける洋傑のランド円展望を以下のように考えます。

◆ランド円レンジ:7.15円ー7.70円

◆ランド円の方向性:週を通して下落傾向・終盤に上昇?

 

 まず、諸指標推移から地合いの不安定さを推測しており、これはイラン情勢の不穏さから一定影響を及ぼすと考えています。また、米中合意の1弾は間違いないとの見方が支配的ですが、これは既に相場に織り込まれていると考えられ、逆に合意後にリスクオフを招く可能性すらあります。

 南アフリカ債利回りは、一番影響度の強い10年が不安定な推移を示していますが、これは近々推移展望に関してはランド円下落に傾く可能性が高い点、10年以上の先行指標である20年が手堅く利回り上昇を示している点から、次週は上昇(ランド円下落)に動く可能性が高いと見ます。

 これらに加え、検証中指標分析法での判断も下落であり、週を通して下落傾向が支配的になると考えます。

 

 値幅について、7.15円をレンジ下限として設定した根拠としては、現在までの推移として、最高値からカウントすると以下の通りとなり…

下落1波動目:7.825円→7.453円(37.2銭)

下落2波動目:7.453円→7.753円(30.0銭/フィボナッチ80.6)

 これらを踏まえて、3波動目は1波動目~1波動目✖1.618倍で設定した場合に、下落幅としては

下落3波動目:37.2銭~60.2銭の下落幅

 →7.151円~7.381円の下値推定値

 となり、以上から算出した数値となります。

 

 また、週終盤から急上昇示唆のサインも出ていますが、これについては未知数である部分が非常に多く、あくまで推測の域を出ない内容ですが、一気に20銭程度の上昇があっても不思議はないかも知れません。

◆洋傑のトレード戦術他

 

 洋傑は既に7.70円での売りポジションがありますので、これは週後半までホールドします。

 また、仮にそこまでの期間に至らなくても、7.25円前後で決済予定です。逆に7.2円前後で買い建てを考えています。

 

 …いかがでしょうか。

 比較的簡潔にまとめましたので、見やすい内容にはなっている…と思います。この程度なら継続できるかもしれませんので、ご好評頂けたら、ご感想など頂ければ幸いです。それが励みになります。

 ホントに以前の週間予測は好評だったのですが、体力が持たなかった事もありますので、持続可能な内容で、尚且つ皆様にご満足いただける内容とすべく、精進していきたいと思います。

 

 さあ、次週に向けて心と体を休めましょう。

 (*´ω`*)