既に来週の洋傑展望については昨日記事に書きましたので、そちらをご覧ください。
今日は徒然記事となります。先週の振り返りや次週展望は書いていますので、今回は推移分析などを抜きにしての所感を中心とした内容となります。
先週推移には洋傑、結果としては被害は殆ど受けなかったものの、困惑する相場展開となりました。概ねイラン報道が中心のニュースに終始しましたが、その相場変動を読めた方はいなかったのではないでしょうか。
洋傑の経験則から言っても、こういった場合に「結果としてはランドにとってネガティブなんだから、最終的には下がるだろう」といった考えでショートを仕込むと、手痛い損失を被るケースが非常に多いです。ランド円相場あるあるですが、”近々の推移は南アの地合いと相関性が薄い”という傾向が強いです。
先週段階での南アフリカを取り巻く状況も、今週程ではないにしろ、かなり悪いものでした。「この状況で上がるのか…」といった感想と含み損を抱えての塩漬けトレード、数数え切れないほどの経験がありますね(笑)。
ランド円トレードに於いては、今現在南アフリカが抱えているマイナス材料は余程フレッシュなネガティブニュースでもない限り、方向性を示すほどの影響はないケースが殆どです。
それよりは概況でのニュース報道による影響や、テクニカル・オシレータによる展開、諸指標推移による影響などから動くことが殆どですので、仮にランドにとってマイナス材料が現在進行形で進んでいても、最終的な方向性として動くのは、かなり時間がかかる事も多い、という点は、可能性として高いので注意が必要です。
ランド円は東京・中国市場時間、欧州時間、米国時間で推移が大きく異なる通貨ペアです。これはコラム記事にも一部書いていますが、他の通貨ペア以上に個性が強いので、明日の直近推移に関わる東京時間についてのみ、今一度この記事にて書いておきます。
コラム記事には箇条書きで記していますが、時間帯によって影響を受ける度合が異なります。
◆東京・中国市場時間（9:00～15:00）
基本的には東京市場が始まる前の推移から始まっています。日本債券動向は8：30前後から始まるので、東京市場開場前に債券動向前の逆向き相場が発生しやすいです。これは欧州市場前の南アフリカ債利回り推移とランド円の相反性にも共通する点です。そして開場後に日本債利回りに沿った流れに急変する、というケースも多いので、推移を見ながら傾向を掴む事も出来ると思います。
あくまで一例であり、ケースは様々ですので、是非実際に見ながら掴まれれば良いと思います。
日本債利回り推移が東京市場序盤は最も影響が強いですが、10:00を過ぎると中国株価がそれに代わる先行指標となります。中国市場が開場してからすぐ影響が出る、というよりは11:30~12:00に株価の影響を受けることが多く、そういった意味では準備対策ができる時間があります。
中国株価は東京市場を引き継いでスタートしますが、時間の中で流れが変わる事も多くあります。その点には注意が必要です。
話を戻して、ランド円トレードについて。
洋傑もランド円トレードを始めてそこそこの期間を経過しましたが、やはり完全に流れを掴めるほど、正確な推移を示さないケースが多く、困惑する事も多いですが、他の通貨とは異なり、参考にできる指標として債券推移の重要性が非常に高い点、ドル建て故の特性など、面白い要素も多く、楽しい通貨ペアです。
是非多くの方にその楽しさを感じて頂きたいと思いますね。ひやひやする事も多いですが。
徒然と書き綴りましたが、最後に今後のランド円推移について、昨晩書いていない部分を少々。
これからビックイベントを控える南アフリカですが、とりあえず今週の政策金利とそれに伴うSARBの会見が最初の山場でしょう。発表によってランド円が上昇する、といった意見も垣間見えますが、洋傑は下がると見ています。これは検証中指標分析法から導いている内容ですが、今後の利下げ示唆の内容によって下げる展開か、もしくは発表前の懸念かで下がると考えます。
ただし、検証中指標分析法では発表以後一時的に下げても、期間をおかずに反転するサインが出ています。発表前後は売りポジションの決済と、買い建ての見定め期間と考え、洋傑は臨むつもりです。
また、2月の予算発表と3月の格付けに対する、検証中指標分析はまだ見解が出ていません。この点はより分析を進めて、サインが出たと判断したタイミングでブログに記載しますが、まだ何とも言えませんね。こればかりは想像できません。
ただ、洋傑は中期的に上昇を見ているだけに、良い方向にサインが出れば…と願っています。
さあ、新しいトレードに向け、最終準備（心の）です。
(*´ω｀*)
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