洋傑の個人的展望(南アフリカ政策金利発表後のランド円推移)

 今日はランド戦士にとって非常に重要なイベント・南アフリカ政策金利の発表があります。この発表前後の推移展望について、洋傑の個人的見解ではありますが書きたいと思います。

 

※本記事は洋傑の独断と偏見に基づいた推移展望推測であり、当然ではありますが、明確な推移示唆をするものではありません。その点をご理解の上、ご覧ください。

◆基本は下げに繋がる発表と位置づけ

 まず洋傑の基本的方針として、ランド円は今日いっぱいは下がる余地がある、という前提で考えています。これは検証中指標分析法から導いている要素が大きいので、根拠としては弱い内容とはなりますが、先週の難しい相場推移を的中させたこの方法を信じて、洋傑は今トレードに臨んでいます。

 

 今週に入って、この指標分析法はやや外れている感もありますが、円安が進んだ点などを加味して、概ね方向としてはあっている、という見方を継続しています。よって、今夜の政策金利の結果がどうであれ、基本として洋傑は「ランド円下落」という方向で考えています。その前提で話をします。

 よって、この分析法が外れていれば、そもそも根底が覆る内容でありますので、「あくまで洋傑の個人的展望」としてご覧下さい(この手の発表後の推移は、なかなか想像できない事が多いので)。

◆発表後の推移展望について

 発表の予想は現状維持で出ていますので、これに反して利下げした場合は言うまでもなくランド円は急落する事が考えられます。これは皆さんも容易に想像できる内容ですよね。むしろ今回の焦点は、利率維持で決定した場合の推移展望についてだと思いますので、その点について個人的見解を書きます。

 

 まず、発表維持の発表直後はやや上昇(2銭程度)ないし横ばいの動きなしになるか、いずれかであると思います。まず利率維持であった事によってランドが瞬間的に強まる事は可能性として十分にあり得ます。これについてはここ数度利率維持の発表の際での推移においての動向から、横ばいないし多少の上昇で動くケースが半々程度ですので、いずれかになると思います。

 

 ではそれで終わりかと言えば、むしろ本番はここからであると思います。SARBの会見によるランド売りです。

 

 この会見に於いて、恐らくランドにとってマイナスな発表内容が混ざる、と洋傑は見ています。仮に金利維持であったとしても、前回の発表においてすら利下げに賛成意見が半数近くあった訳ですので、今回も維持であったとしてもかなり利下げに傾いた会見になる事は想像に難しくありません。

 前回から南アフリカを取り巻く状況が改善されていれば、あるいは、という事もあるでしょうが、いままでの地合いを鑑みるに、その可能性は極めて低いと言わざるを得ません。よって洋傑は会見内容でのランド円下落を推測します。

 

 ただ、憶測の話ではありますが、利率維持も個人的には懐疑的です。今の状況(ムーディーズ格付けも含めた内容を含めて)を考えた場合、対外的にも利下げするタイミングとしては今を置いてないと言えます。来月は予算発表を控えていますし、それらのプロセスを考えれば、今回利下げする可能性はある、と洋傑は妄想しています(笑)。

 全てはSARB次第、といったところでしょうが、今回の内容についてまとめます。

①金利維持であれば発表直後は横ばい~2銭程度の上昇か。利下げは急落。

②発表後のSARB会見によって、ランド円下落の展開は可能性として高い。

③利下げと維持の可能性は(洋傑超偏見で)50:50では?

◆洋傑の個人的トレード戦術

 先ほどから南アフリカ債利回りが非常に不安定な推移をしていますので、一旦7.63円の売りポジションは決済して様子見していますが、今後の戦術としては基本的に発表後の対応になると思います。

 もし発表前に仕掛けるなら、捨て銭程度に売りを持つかも知れませんが、あくまで捨て銭程度です。売りを持つのも上述の根拠からのみですので、不安定要素も大きく、大きな賭けになる展開は避けられません。

 

 発表後にやや値上がりすれば、そこも売り時と捉える事が出来ますが、それもかけ要素が強い点は否めません。よって洋傑が仕掛けるなら、発表後の推移がはっきりし始めてから、という事になります。

 時間で言えば夜半前後でしょうか。そのころには南アフリカ債利回りも安定した方向性を示しているでしょうし、既に7.70円の売りポジションがあるので、安全に仕掛ける予定です。

 

 ランド円は比較的高値推移ですが…やはり下げる展開しか考えられない洋傑です。

 

 利下げが来ればいいなあ。

 (*´ω`*)