洋傑のつぶやき(検証中指標分析に基づく今後のランド円展望)

 今日のランド円相場は、何ともおぞましい推移となりました。結果から言えば上昇して下落した、といった「よくある」状況ですが、高値が7.8円まで上昇して、そのまま7.7円まで下がったので、単日で10pips近く含み損を抱える方が多く出たような経緯になってしまっています。

 正直、あの上昇なら買い建てしても全く不思議はない状況でした。南アフリカ債利回りも総じて「明確に」売り優勢でしたし、動きから見て、あの時点で”売り”の選択肢は無かったといっても過言ではなかったと思います。

 

 洋傑はランド円が上昇を始める前から、今日の相場に違和感というか、いつもとは違う雰囲気を感じたので、個人的には下がると考えた訳ですが、それも確たる根拠があってでた推論ではありませんでした。強いて言えば「3カ月債利回りが上下したから」という、殆どなんの動機にも至らない些細な動向からです。

 ですが、結果的にはランド円は下落し、今日最安値を更新しています。そしてそのまま下がりそうな気配すら感じすらあります。

 

 今回の下落は、というより上昇も含め、今洋傑が検証している指標分析法において出ていたサインでした。具体的な上昇幅などまでは分からないものの、一定の推移展望になっている事は確かです。

 まだまだ検証が必要なものですが、今日はその指標が示している今後の推移展望に特化して書きたいと思います。

※今回の記事は従来以上に洋傑の個人的見解要素が強い内容となっています。当然ですが明確な方向性を示唆する内容でない点を事前にご理解の上、ご覧いただきますよう、お願いします。

◆当面の推移:7.60円近くまで下がる?

 

 まず直近の推移についてですが、明日~来週アタマまでに7.6円前後に到達すると検証指標分析では出ています。

 推移としても比較的一方的な動きになると出ておりますが、現在のランド円を取り巻く状況を考えると、南アフリカ債利回り推移から見た場合、それほどの動きになるかは微妙なところです。

 

 ただ、概況で見た場合は、案外そうなりそうな雰囲気もあります。今日の動きが正にそうであると思いますが、7.8円から7.7円まで急落した主な理由を指標推移で言うなら、「円高・ドル高」が挙げられます。今の状況は株高ながらも円が下がらないような地合いですが、これは金価格から見ても同様で、潜在的なリスクが上昇している証左であると考えています。

 今後(特に大発会以後)この傾向が続くかどうかは分かりませんが、金価格が上昇する中でドルが上昇する現象は、ランド円上昇相場の終期によく出る傾向でもありますので、上記の傾向が続けば南ア債動向に関係なく、ランド円は下がる事が考えられますので、この検証指標分析に基づく展望にも一定の期待が持てそうです。

 

 7.6円前後まで下がった後はしばらく(1週間程度)膠着相場が続くサインが出ています。これ自体は然程考えなくても想定される事態であります。尚、その間の傾向はやや上向きであると出ていますので、仮に想定するなら7.65円ー7.7円辺りを上値目処とするべきでしょう。

◆その後の展望は?

  

 その後については更に下落幅を広げ、11月末の水準までランド円が下落するサインが出ており、恐らく1月半ば~下旬初めまでに下落は収束すると出ています。今の現状から考えるとにわかに信じがたい内容です。

 ただ、昨年8月段階でも12月に7.8円まで回復することなど想定もできなかった事ですし、今の段階で「それはない」と考えるのは非常に危険であると思います。

 

 ともあれ洋傑は7.73円の売りポジションを保有しています(5万通貨)ので、1月10日~20日の間に決済して、結果的にどうなったかをご報告したいと思います。

 (*´ω`*)