週間でのランド円展望は昨日アップしていますので、そちらをご覧ください。洋傑個人の週間展望としては7.70円を最高値に、基本的には下げ相場を考えています。その点は前提の上で、本記事をご覧いただけると幸いです。
今日のランド円相場は、週間展望の内容としては上々の下落スタートとなりました。そんな中、洋傑は「短期的には上昇する可能性がある」という仮定の下、買い建てをしました。その結果…思いっきり損失を負ってしまいました。やはり、基本方向と逆に張るとロクな事がありませんね…
洋傑は損切りしてポジション決済をした訳ですが、このまま下落が続く…かどうか、非常に難しい局面であると言えます。
その点について、今日は書いていきたいと思います。
◆各指標の先行き示唆はバラバラ…
現在事実としてランド円は始値から、5銭程下がりました。ただ、洋傑はこのまますんなり下がるようにはどうも思えません。
とは言え、各指標ごとに先行きはバラバラです。諸指標推移は米国市場が休場という事もあり、基本的には横ばいですし、南アフリカ債利回りは下落しているにもかかわらずランド円が下落するという逆展開に、検証中指標分析法では下落示唆(但しこれも週末までは推移が不明瞭)と、バラバラの見解になっています。
こういった時は今までの経験から、最も意見の多い方向性が正しい、と洋傑は考えています。その観点から言えば短期的(今週半ばまで)には以下の方向性であると考えています。
①諸指標推移…基本的に横ばい・債券動向は上向き傾向
②南アフリカ債利回り…大きくは上昇傾向・短期的には横ばい傾向
③検証中指標分析法…短期的には不明瞭
であると考えています。よって、大まかにはやはり上昇する可能性の方が高いように感じます。
何より、今日は月曜日。概ね相場は動かない事が多い曜日です。このまま下がるよりは、言ってこいになる傾向の方が多い事も、一旦は反発するかも知れないと考える理由です。
加えて、今日は米国市場も休場中です。「閑散に売り無し」の言葉のように、余程のネガティブニュースが入らない限りは、米国市場でも底堅い推移になるのでは、と考えているのも、上昇を考える理由です。
今回、仮に上昇するのであれば、恐らく期間としては今日~明日いっぱいが最大ではないかと考えています。詳しくは下述しますが、短期間にかなりの値動きをするのでは、と思います。
◆仮説:短期的に上昇するとして、高値目処は?
では仮に上昇するとして、その高値目処はどこになるのでしょうか。ここではその可能性に限定して書きたいと思います。
上述した通り、あくまで洋傑は週末には下げている展開を考えています。それまでの短期間には上昇する可能性が高い、と個人的に考えて書いている内容と捉えてご覧ください。
上昇する場合、今までの下げで考える必要があると思います。直近での推移に限定して書くと、
下落1波動目:7.753円→7.582円
と、洋傑は考えています。
「いやいや、7.56円まで下がったじゃないか」と言われるでしょうが、この下げは今回の短期下落トレンドにおける拡大フラット修正であると見ています。この修正波動はよく現れます。大きい拡大フラットで言えば、7.83円から始まる下落における、7.76円まで戻った上昇波動も結果から見れば拡大フラットでした。今回も短い下落波動に於ける2波動目として、この拡大フラット修正が起きている、と洋傑は仮定しています。
その根拠としては、上述の(短期)下落1波動目の下値7.582円からみて
◆仮定拡大フラットa波:7.582円→7.678円(9.5銭)
◆仮定拡大フラットb波:7.678円→7.559円(11.9銭)
となり、そのフィボナッチは約1.24となります。拡大フラット修正のb波はa波と比べて1.238倍~1.382倍で収まる事が多く、最後のc波は1.618倍~2.618倍になる事が多いです。そうなった場合、最後の上昇は
◆仮定拡大フラットc波:7.559円→7.713円
となります。
但しこれはやや行き過ぎた仮定です。そこまで上昇するどうかはまだ不明瞭であり、もう少し上昇幅の少ないリトレイスで収束する事も考えておく必要があります。
途中までは同様の推移で動いても、今までの下落ラインによる上値抑制で止まる可能性があり、その場合はエリオット波動の1波動目に対するリトレイス(2波動目は最低でも50.0を超える事が多い)から、最低でも7.658円までは戻る事は想定されます。
よって、今回仮に上昇するとして、その高値目処は…
◆7.658円<高値目処<7.713円
と、洋傑の個人的見解ではなります。
仮に下値更新となれば、この記事内容は破たんとなりますので、くれぐれもご注意ください。
(*´ω`*)
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