洋傑の個人的展望(週末のランド円展望について)

※本記事内容は洋傑の個人的な見解に基づく展望を書いております。あくまで個人的見解であり、明確な先行きを示唆する内容では無い点をご理解の上、ご覧ください。

◆未だにテクニカルとファンダの攻防は続いている可能性アリ

 

 昨日記事にて、テクニカルの観点からランド円は短期的に上昇してから後に急落するとの見解を書きましたが、その後は上昇することなく、ずるずると値下がりする展開となりました。

 ただ、急落といった程でもなく、昨日クローズ時点での値で見れば僅かに下がった位の、微々たる下落で終わっています。これは一時7.565円まで下落していたランド円が急反発して7.62円まで戻したのが原因と考えます。

 

 この値戻りですが、反発地点の7.565円が、丁度直近上昇幅(14.3銭)に対して76.2ジャストのリトレイスです。このことからも、依然としてテクニカルの観点からの上昇反発需要はある事が伺えます。

 ですが、地合いが昨日以上に不穏になってきています。朝から日本債利回りは再び下落を始めました。米国債も同様です。これは春節前+週末によるリスク回避の動きが強いと思われますが、それに影響を受けるように株価も下落傾向です。

 

 ただ、中国株(洋傑は香港先物を見ていますが)は堅調です。中国市場が開いてからも上昇傾向であり、さほど下げの気配は感じません。まあこれは、気の変わりやすい中国株なので、信憑性には欠けますが。

 話を戻して、日本債・米国債とも正午を過ぎて、再び買いが優勢となってきています。この流れが続けば、日本市場も同様に株安に傾く可能性が高いです。中国株が強い事の影響は非常に限定されています。(香港株が強いのは、ひょっとしたらウイルス懸念が下がるからかも知れませんね。)

 

 このような地合いから、これから後半の東京市場も強気展開にはなりずらい状況が続くと見ています。

 

 上述の概況から、テクニカルで上昇の気配があっても、欧州時間までは上値が重く、横ばい膠着か、ズルズルと下がる展望を洋傑は考えています。

◆南アフリカ債利回りは昨晩短期下落トレンドを上抜け、ランド円下値圧力強い?

 

 欧州時間のランド円推移についてですが、ここは久々に南アフリカ債利回り推移が機能しそうな気配が強いです。

 昨晩の時点で南アフリカ債利回りは長期債に於いて、短期の下落トレンドを上抜けました。これは昨日の時点である程度上抜けする気配を出していた段階から、明確に上抜けした事が伺えるほどに至っています。

 

 南アフリカ債利回りの上昇は即ち、ランド円下落に起因しやすいですので、今日のランド円は自然と下値が強まりそうです。

 欧州時間序盤(15:00~18:00)は、まだはっきりしない動きになる展開もあり得ますが、今日は債券利回り動向も、連日の曖昧な流れから、明確な上昇に推移するのではないか、と洋傑は考えています。

 

 但し、上項の通り、まだテクニカルとの攻防は続いている、と洋傑は考えています。昨晩安値である7.565円を下回るかどうかが、一気に値崩れするか、反発するかの見極めラインであると見ています。この一線を越えたら、恐らく今日は下げが安定すると見ており、週間展望で書いた下値目指して下がる展開になると考えます。

 

 また、下抜けしなかった場合、再び反発する事も考えられますが、洋傑は上述の理由から、7.700円を目指すような大きな上昇にはならないと考えています。

◆洋傑のトレード戦術

 

 既に洋傑は7.595円と7.610円に売り建てしていますので、基本は放置戦術です。また、仮にこの数値を上抜けても含み損は抱えてホールドします。

 検証中指標分析法では、今週末~週明けにかけてランド円に下落ないし急落サインが出ています。この信憑性は低いですが、仮に含み益でもホールドして週明けしたいと思っています。

 

 今日こそ勝つぞ。

 (*´ω`*)