洋傑のつぶやき(徒然記事・1月24日)

◆やはり意外な推移をするランド円相場…ですが

 

 今日のランド円相場は、想定より遥かに強気に動いています。ランド円は7.60円を底値に、概ね上向きに推移しているのが実情です。ここは、洋傑の展望に反して高値維持となっていると言えます。

 洋傑は今売り建て中であり、同時に含み損を抱えておりますが、正直さほどの焦りはありません。むしろ、現時点で買い建てしている方が余程精神的に追い詰められそうです。

 

 その理由としては、やはり概況、こと南アフリカ債利回りが上昇し続けている点です。もはやいつ爆発しても不思議はない指標推移となっています。直近推移で言えば、10年債以下の短期・中期債利回りが異常上昇している点も懸念材料です。これは恐らく期間売りが発生した事から異常上昇したのですが、これも以前に同様の流れがありました。

 

 前回発生したのが10月末でしたが、その際の利回り上昇幅は約0.15~0.20程度でした。これは長期~短期まで全ての債券に於いて発生した現象でしたが、今回は中期と短期のみです。

 但し、その利回り上昇幅が異常中の異常、1.00程度上昇しています。これ程の流れが出たこと自体、地合いは確実に「下向き」に傾いている証左と言えます。

 

  前回の利回り急上昇は、発生から約1~2日程度でランド円急落を招きました。利回り急上昇は10月28日で、ランド円急落は10月29日でした。僅か1晩での反映でした。

 今回10年債利回りが異常上昇したのが1月21日で、既に3日も経過しています。前回と比べて期間があるのは、これはあくまで洋傑の個人的妄想ですが、今まで南ア債利回り推移と反して上昇していた理由(推測)である、テクニカル的な観点からの部分に大きく影響されていると考えます。

 

 もしそうであった場合、既に先日記事でも書いた通り、エリオット波動上でも、「いつ下がってもおかしくない」状況です。

 仮に上昇しても、洋傑は恐ろしくて買い建てできません。売り建てしているとむしろ安心するくらいです。それ程に今のランド円上昇は「ロング狩りの仕込み」としか、洋傑には見えません。

 :;(∩´﹏`∩);:イトオソロシ

 

 繰り返しかつ、最大限の太文字で書きますが、10月末の南アフリカ債利回り異常上昇後、急落したランド円実績がある点、今回の利回り上昇幅が前回の比では無い点、これらを考えても、今は大きな下落の前触れである可能性が非常に高いと見ています。

 くれぐれもご警戒ください。

 (*´ω`*)

◆相場の不穏を示すサイン・南アフリカ3カ月債利回り

 

※本記事内容は洋傑の個人的な見解に基づく展望を書いております。あくまで個人的見解であり、明確な先行きを示唆する内容では無い点をご理解の上、ご覧ください。

 

 さて、Twitterで書いた内容ですね。今回の本題(ですが、記事自体は徒然内容より短いです)、相場が荒れる際のサインについて、今回は書きたいと思います。

 まあ、書いてある通り、南アフリカ3カ月債利回りが、相場急変のサインであるという洋傑の仮説です。

 

 仮説、と書きましたが、結論から書けば、「南アフリカ3カ月債利回りが動いたら、何かしらの急変は起きる可能性が非常に高い」という点については、ある程度の自信がある内容です。

 これは実際に見て確認してもらえれば分かると思います。大体利回りが動いてから15分~1時間以内に、相場の急変が始まる事が非常に多いです。大体の目安は30分程度でしょうか。また、利回り変動が起きて相場急変に繋がる可能性は、洋傑の今までの経験則から言えば、大体80%程度だと思います。

 

 また、この3カ月利回りによる相場急変察知の利点としては、「24時間察知可能」である点です。

 南アフリカ債利回りは、通常14時~25時の間に稼働している債券市場によって動きますので、通常であればその時間帯しか利用できませんが、この3カ月債は24時間稼働しています(と、思います)

 よって、通常の債券市場時間帯以外でも変動が発生する事があり、察知は可能になります。この点は大きいです。

 

 デメリットもあります。「利回り上下による、ランド円上昇下落の察知はできない」点です。

 通常南アフリカ債利回りは投機商品である観点から「上昇すればランド円下落・下落すればランド円上昇」となる傾向があります。ですがこれが機能しません。恐らく短期債である側面から、必ずしも投機商品として捉えられない、といった事もあるのかも知れません(正直ここは分かりません)。

 

 ですので、欧州時間以外は概況推移やテクニカルに準拠した戦術が必要になる可能性もありますので、予め注意が必要です。また、欧州時間序盤に動きがあった場合、その後に上下が出ても、あまりサインとはならない傾向が強いです。欧州時間帯に初めて出た変動のみ、参考になるケースが多いので、「何度か出たから」というのは、あまり参考になりません。

 

 今日も16時過ぎに3カ月債利回りが下落して、その後17時前後から急上昇しました。こういった流れで使えるケースが多いので、「3カ月債が動いたら、今日は変動アリ」と捉える使い方が最もベターかも知れません。

 

 書いたら目茶目茶長くなりました。

 とにかく、洋傑は売り建てで「比較的落ち着いて」相場を眺めています。仮に7.7円間で上昇しても、買い建てしているよりははるかに安心できます。暫くは静観ですね。

 

 もう、急落相場はすぐそこまで迫っている…と一人感じる洋傑です。

 (*´ω`*)