◆未だに続く売買攻防、膠着する可能性は…
今日は一気に下がった後、欧州時間中盤から現在までランド円は売買攻防が激化して、7.46円~7.50円の間で膠着しています。「またこのまま膠着相場か…」と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、洋傑はそういった展開にはならないと見ています。
23:50現在、ランド円は一時7.46円まで下がった後、7.49円まで上昇しました。これはランド円主体の動きではなく、概況推移に依るものが非常に大きいです。厳密に言えば、米国市場の株価売買攻防に他なりません。
この推移結果がどうなるかは、恐らく25時位までははっきりしない可能性もありますが、ランド円自体は南アフリカ債利回り推移によって最終的な動きが決まるケースが多いです。仮にこのまま株高になったとしても、ドル高が進むことでランド円の上値は抑制されますし、株安に傾ければ、先ほどのドル高に加え、円高も合わさってランド円は下落する流れになるでしょう。
いずれにせよ、大きなランド円上昇はない、と洋傑は見ています。
最終的には自国指標である南アフリカ債利回りが大勢を左右します。今日ほどの上昇があった以上、相場推移として盛り返す流れは可能性として低い、と考えています。それ程までに今日の南アフリカ債利回り推移は重要な動きを示した、と洋傑は考えています。
具体的には、先ほどの1月27日展望に記載した通り、短期の上昇トレンドの上抜けがその根拠です。この流れになった場合に、ランド円は直近でどう推移しようと、最終的には急上昇を示す可能性が高いからです。よって、恐らくは明日の推移についても(初動はフラフラ定まらない展開もあり得ますが)、上昇傾向になる事が想像されます。つまり、洋傑の現時点での見解では、明日のランド円推移も下落優勢になる、と見ています。
ここまでは週間展望通りと言えます。では、その後はどうなるでしょうか。
今のところ洋傑は検証中指標分析法に基づく見解を優先して展望を考えています。つまり、週半ばまで急落→週半ば以降は膠着後上昇相場へ、といったものですが、概況推移から見ればまだ下落が続く余地は十分あり得ます。
下値についても、最低でも洋傑は7.38円まで下がると見ていますが、むしろこれ以上下がる可能性の方が高いです。この辺は週間展望の最終項に書いていますのでご覧頂ければと思いますが、洋傑が下落1波動目と考えている7.82円から7.45円までの下げに対して、今回の下落幅は大きくなる可能性が高いです。加えて概況を加味すれば、その確率はさらに上がります。
中国株の推移についても重要なウェイトを占めます。現在渦中の新型肺炎ウイルス報道によって、中国株がどのような動きを示すかによって、概況が更にリスク回避に動くかどうかが決まるからです。
香港株についても、サンデーダウ同様に今現在も値動きを確認する事が出来ますが、今現在で27000程度と、クローズ時点より900程度下落しています。このままの推移で開場となれば、やはりリスク回避に動く可能性が高いです。
加えて、検証中指標分析法についても、そのトレンド転換期は、想定より遅れるケースが多いので、これらの状況を加味すれば、今週いっぱいは下げる展開になるかも知れませんね。
とかなんとか言っている間にランド円は急落していますね…このまま下がれば良いのですが。
さて最後に、今後の展望についてはまだ検証途中ですが、今のところは…
①7.20円を下値目処に下落
②7.70円を上値目処に上昇
③7.30円~7.60円で膠着後、格付け発表
といったシナリオを考えています。この辺はいずれまた別の機会に書きますね。
(*´ω`*)
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