本記事は洋傑の個人的見解要素が強い内容となっています。その点を予めご理解の上、ご覧ください。
◆なかなか見解がまとめられなかった直近のランド円推移
皆さまお久しぶりです。
先週からTwitter・ブログとも諸事情から中止していました。申し訳ありません。体調不調が原因ですが、直近のランド円推移についてもまとまった見解を持てず、週間展望も2回お休みしています。
ここ2週間のランド円動向は方向性を見出すには難しい動きが続いていましたが、もう一度原点回帰して、5.610円(5.607円が最安値だったはずですが、5.610円になっていた。何故…?)からの上昇トレンドを見直して、再度展望をまとめる事ができましたので、記事をアップしたいと思います。
今回は週半ばでのアップですので、週間展望とは別に、中短期(恐らく11月辺りまで?)展望として記載します。
尚、本記事での推移展望については「下落トレンド」として考えています。よって直近高値6.561円を越えた場合は展望破綻となります。この展望についての見解について、本論に入る前にまとめて記載しておきます。
①期間:現時点~11月辺りまで(末まで有効)
②トレンド:下落
③高値:6.561円以下
④安値:5.959円以下(左記価格を割ったら展望達成)
洋傑の個人的な見解である点をご理解の上、ご覧下さいませ。
また、来週から週間展望も再開する予定ですので、良かったらご覧くださいませ。
(*´ω`*)
◆現状分析
ここ最近は短期推移を見ての週間展望を作成していましたが、直近推移は上述の通り不明瞭で方向感を見出せるような気配が弱かったので、洋傑は非常に迷走しました。持っていたポジションも処理してしまいましたし、展望記事を冷静に書く上でも、暫くはトレードをしないつもりです。
話が脱線しましたが、そういった意味で短期推移での判断ができなかったので、年最安値(史上最安値でもありますが)でもある5.610円から、再度カウントしてみようと思い、分析した上での見解となります。
さて、まず現時点までの上昇トレンド(3月末~)について、記載すると以下の通りです。
■1波動目:5.610円→5.888円(0.278円)
■3波動目(延長波動):5.631円→6.561円(0.930円)
※3波動/1波動=3.345(近似値無し。強いて言えば3.382?)
上述は以前に書いた上昇波動と微妙に値幅が異なっています。というのも、洋傑が分析に用いているツールに於いて最安値が変更されている点があり、それによってカウントが全く異なるものになったからです。この辺は文章で説明する事が難しいので割愛しますが、依然あった最安値5.607円は見られず、今は5.610円が最安値となっています(そんなことがあるのかどうか疑問ですが)。
また、それによって最安値を記録した時期も少し変わっており、それにより分析が全く別視点になっています。その点はご了承くださいませ。
さて、上記の通り、現状で確認できる上昇波動は3波までになっています。但し、衝撃波ルールに沿っていえば、この流れに於いて5波が発生していないとは考えにくいです。衝撃波ルールとして、3波が1波の2倍以上である場合、高い確率で5波動は発生する事が考えられます。
衝撃波は3波延長型になるケースが多いですが、この上昇トレンドに於いても同様に、3波が明確に延長を示しており、その内部波動も5波動でカウントできます。
■3-1波動目:5.631円→5.908円(0.277円)
■3-3波動目:5.700円→6.234円(0.534円)
※3波動/1波動=1.928(≒2.000)
■3-5波動目:6.079円→6.561円(0.472円)
※5波動/1波動=1.704(≒1.618)
■値幅:1波動<5波動<3波動(3波延長)
この内部波動はチャネルラインでも綺麗に形成されておりますので、是非ご確認ください。
この上昇トレンドの5波動目が存在するのであれば、3波が延長している点から考えても、高値は2-4チャネルラインになる可能性が高いと言えます。
そのチャネルラインを引いたところ、きれいに6.499円がタッチしていました。よって洋傑は4波動目及び5波動目を以下のように推測しています。
■4波動目:6.561円→5.959円(0.602円/フラット調整)
①a波:6.561円→6.097円(0.464円)
②b波:6.097円→6.548円(0.451円)
③c波:6.548円→5.959円(0.589円)
※c波/a波=1.269(≒1.236)
■5波動目:5.959円→6.499円(0.540円)
※5波/1波=1.942(≒2.000)
フラット調整は原則としてa波とc波が同じ値幅になる事が多いですが、最大で1.618倍までは伸びるケースがあり、今回は少し長くなった、といった感じでしょうか。
また、3波終点から4波終点までの値幅を上昇幅で割った際のフィボナッチ・リトレイスメントは63.3となっており、4波のリトレイスとしては相当に強い戻しとなっています。この辺は2波のリトレイスが大きかった点(ほぼ始点まで戻った)や、3波が大きく伸ばした点等から、下値の許容が5.888円まであった点などから、これ程のリトレイスになったと推測します。
その後の5波動については、4波動で説明した理由などからフェイラー(5波動終点が3波動終点まで届かない現象)になったと、洋傑は考えています。フェイラーの判断は一歩間違えると大きく展望を見誤る可能性があり、自信が強くある訳ではありません。ただ、推定5波動が1波動との相関性を持っている点、チャネルラインが適合している点などから、一定の信憑性はあると思っています。
よって、現状は6.561(正確には6.499)円からの下落トレンド、というのが洋傑の見解です。
ひとまず5.959円を割るまでが展望となります。
◆中短期ランド円推移展望:高値は6.56円・下値は不明瞭…
これらの理由により、最初に記載した通り、高値は6.561円(ないし6.499円)となり、基本は下落トレンドになると洋傑は考えています。高値は比較的展望の内容から推測をまとめやすいのですが、下値についてはまだ最安値更新の流れとなるか、一定ラインで留まって6.561円を越えてくるか、判断できる状況ではありません。
但し、今回の上昇波動がフェイラーになってしまっている事(つまりはabc調整波動として見られる点)や、ファンダメンタルズの観点から言えばトルコリラの最安値が直近であった点など、最安値更新の危険が一定存在する点は考慮しておく必要があるかも知れません。
その辺は案外テクニカルでの判断ではなく、ファンダ(大統領選挙含め)で見る方が良いのかも。
ともあれ、一旦は下げ目線になると洋傑は推測し、展望とします。
(´・ω・`)アタッテクレ