洋傑のつぶやき(下落トレンド下値はどこまで)

 

 今回の記事は上昇→高値更新推測を前提として書いています。あくまで洋傑の個人的見解である点をご理解して頂いた上、ご覧ください。

◆遂に6.116円から始まる上昇トレンドラインを割ったランド円。今後の推移は

 

 昨日かなり強い流れが続いたランド円ですが、米国時間中盤以降に徐々に値を下げる展開が目立ち始め、クローズ前には6.45円まで値戻ししていました。直近高値は6.502円であり、洋傑が週間展望で想定していた高値目処帯にはまる価格となっています。

 

 今日の東京時間も上値が重い展開が続き、欧州時間には遂に大きく値を下げる展開に至りました。この下げによって長い間続いてきた上昇ライン(厳密には6.116円からの上昇ライン)を下抜ける結果になっています。

 このまますんなり下がるかどうかは別にして、洋傑はトレンド反転になったと判断します

 

 さて、トレンド転換したとして、その下値目処はどこになるでしょうか。

 ごく単純に考えると、直近上昇トレンドの半値は戻すことになる可能性が非常に高いので、高い確率で至る価格ラインは以下の2点が考えられます。

①6.116円→6.502円の上昇値の半値:6.309円

②5.959円→6.502円の上昇値の半値:6.231円

 

 ①まではかなり高い確率で下がると見ていますので、そこまでは比較的強気に構えても良いかも知れませんが、先日ツイートした内容である「予言書(南アフリカ債利回り推移から見たランド円先行動向アノマリー)から推察する分には、下落トレンドは1カ月弱は続く」観点から言えば、それほど単純な反発にはならない可能性が現時点では高いように感じます。

 

 ですので、個人的には①②のラインまで今日明日で一気に下がったのちに、多少の膠着・値戻しのある期間を挟んで再度下がる展開を考えています。今日は中間予算もありますし、意外に下値は伸びる可能性があると見ています。

 但し、昨年の中間予算推移はかなり不安定な動きを示した経緯もあるので、洋傑は新規ポジションは建てずに静観するつもりです。

 

 ひとまず今日明日の推移については①②辺りまで下がると思っています。

◆今後のランド円推移:考えられるケースは3つか

 

 今回の高値6.502円は大きな節目になった可能性が高いように感じています。それは6.561円から始まった緩やかな下げトレンドにおける3波動-3波動(abc波)が終了しているからです。

①最初の3波動(0.602円)

 a波:6.561円→6.097円

 b波:6.097円→6.548円

 c波:6.548円→5.959円

②今回の3波動(0.543円)

 a波:5.959円→6.499円

 b波:6.499円→6.116円

 c波:6.116円→6.502円 

 

 ①と②は非常に値幅が競っていますので、今後の推移はあまり可能性を絞る事ができません。よって以下のパターンが想定されます。

■フラット調整(ランニングフラット・拡大フラット含む)

■トライアングル調整

■衝撃波(より大きなトレンドでの下落波動・最安値更新)

 いずれにしても考えられる点に於いて共通している内容としては”今回の下落が5波動衝撃波となる”という点です。

 

 また、フラットないしトライアングルはあくまで調整波動ですので、上記のabc波動だけではなく、より大きな調整波動(5.610円を始点とした)として見ないといけない側面も出てきます。

 

 まず最初のフラット調整ですが、①②がそれぞれab波となります。よって今回生じるであろう5波動衝撃波は

●a波の1.000倍:5.900円

●a波の1.236倍:5.758円

●a波の1.382倍:5.671円

●a波の1.618倍:5.528円

 最後の1.618倍では最安値更新となりますが、調整波動としての「拡大フラット・ランニングフラット」に該当する為、調整波動としての可能性は残ります。

 

 次にとラインアングル調整です。洋傑は中短期展望に於いて5.959円を割る事を想定していますが、現時点での判断ではこのトライアングルが最も可能性として高いかも知れません。というのも、①②の値幅がかなり近い(フィボナッチ・リトレイスメントで言えば90.2)ものの、フラット程接近していない位置関係では、トライアングルのab波の特性に近いものを感じるからです。

 あくまで可能性論として書いていますので、洋傑としては5.959円割れを想定していますので悪しからず。

 

 そのトライアングル調整で考えた場合、今後は①②の高値安値の幅で収まって収束していく展開が考えられます。その際のcde波動目処としては、それぞれ1つ前の同じトレンドの値幅61.8近似値で収まる事が多いので、洋傑は以下の値付近で考えています。

●c波:6.130円付近

●d波:6.460円付近

●e波:6.240円付近

 この展開で考えた場合は最初の下値である5.959円が底となり反発して、高値更新する展開になると思います。

 

 最後に衝撃波ですが、これは上述の5波動衝撃波より一段上の、大きな下落トレンドとしての意味あいが強いものであり、前回までの7.833円からの大きな下落波動を引き継ぐ、という事になります。

 現時点ではまだこの可能性は高くないと思っていますが、記載するまでもなく最安値更新となる流れとなるケースとなります。

 

 現時点の可能性の大小から言えば、洋傑は…「トライアングル>フラット>衝撃波」であると見ています。因みに中短期展望はフラット、という事になります。

 

 いずれにせよ、まだ下げは続く可能性がかなり高まっているのは事実です。今日の中間予算がその勢いを強めるか、惑わすかはこれからの流れ次第ですね。

(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾スナオニ5.96エンワレヲ