洋傑のつぶやき(飛び込み相場)

 

 今回の記事は上昇→高値更新推測を前提として書いています。あくまで洋傑の個人的見解である点をご理解して頂いた上、ご覧ください。

◆欧州時間初動まで強気相場も、一転して急降下…

 

 今日のランド円は欧州時間前まで先進国債利回りの上昇を後押しに株価が再浮上し、その勢いで6.39円まで押し戻す展開となっていました。それにより昨日の底値である6.33円から言えば、かなり値戻しした格好であったと言えます。 

 欧州時間も初動は南アフリカ債利回り推移が非常に曖昧であった事もあり、それまでの株高を背景に上昇して強気相場が継続する流れとなっていましたが、同時に南アフリカ債利回りが急上昇、その影響か、その後は急降下して一気に昨日安値付近に到達する流れとなっています。

 

 正に飛び込み相場、といった感じでしょうか。

 この辺のアノマリーはまだ実用レベルではないので、もう少しケースが出来上がってきたらツイートしたいです。

 

 さて、今日の上昇は昨日の急降下に対する調整上昇の側面が強かったように思います。というのも、昨日はあまりにも急に下がり過ぎたために5波動構成の衝撃波が確認できませんが、ごく短時間で急降下した流れをひとまとめで小さな5波動衝撃波と考えるべきでしょう。

 

 その反動調整であるとするならば、大きな衝撃波に於ける1波動目と、2波動目が終わった可能性があります。一応今回の下落幅と上昇幅のフィボナッチ・リトレイスメントは48.6と、50.0には到達していないものの、既に調整を終えた可能性が高いです。

 

 場合によっては拡大フラットやランニングフラット調整で再度上昇してくる可能性も否定できませんが、その際に考えられる下値目処は6.32円前後です。この記事を書いている19時過ぎ段階に於いては、その辺りで一旦下げ止まっていますが、時間的アノマリーから考える分には更に米国時間までに下値を広げる可能性が高く、上述の拡大及びランニングフラット調整の可能性は現時点では低いと思います。

 

 となった場合、今回の下げは3波動目(あるいはabc調整のc波)となっている可能性が高く、最低でも前回の下落幅(0.173円)辺りまで下がる事が推測されます。その際の下値は6.24円付近、という事になります。

 

 勿論上述の6.24円下値は最低限下がる目安であり、この下落が衝撃波(洋傑はその前提で考えています)であった場合は、1波動目の1.618倍以上になる事が推測され、その際の下落は6.1円付近までは下がる事になります。

 まだ現時点ではその判断ができる状況ではありませんが、十分想定できる値幅であると考えます。

◆今日の推移はどうなる

 

 昨日は米国時間以降も下がると見ていましたが、これは見事に外しました。ランド円は反発して6.39円まで戻す流れとなっています。今日はどうでしょうか。

 …正直現時点の諸指標動向ではなかなか判断ができないと言えます。先進国債券利回りは昨日からの上昇ラインをまだ完全に崩してはいませんが、基本的には欧州時間から下落傾向である点、株価推移がかなり流動的で判断材料に乏しい点等からです。

 

 よって現時点に於いての推測はテクニカルやアノマリーから考えたものですが、個人的には今晩は夜半まで下がる展開、もしくは米国時間で浮上して夜半から再度下げて下値更新の展開を考えています。

 

 理由はまずテクニカル面から言うと、既に一目雲を8時間チャートに於いても下抜けている点、またエリオット波動からみても既に1波動ないし2波動を終えた可能性が高い状況で、3波動でもc波でも先の下落幅は下がるという見方が強いので、比較的トレンド方向に進みやすい、という個人的推測からそう考えます。

 

 また、アノマリー的にも所謂洋傑が預言書と呼ぶ南アフリカ債利回り推移でも大きく下げる動向が示唆されている(と推察する)点から、この下げは一定続くと考えます。

 

 週間展望及び中短期展望の範囲内で推移している手前、何とか下がってほしいです。

 (*´ω`*)