洋傑のつぶやき(2020年10月2週ランド円推移展望)

 本記事は洋傑の個人的見解要素が強い内容となっています。その点を予めご理解の上、ご覧ください。

◆先週までの振り返り:推移展開は目論見通りも、値幅が浅くて生かせず

 

 先週のランド円推移レンジを上昇段階では6.07円ー6.45円としていましたが、結果としては6.12円ー6.41円と、上下一定の間を残しての動きとなり、結果だけ見れば上々の内容であったと考えています。そして展開時期も「下値は週初動で、その後は上昇展開」となり、レンジ・流れ共に満足のいくものでした。

 

 ただ、下値を6.07-6.10円で見ていたので、そこまで下がるまでは下がる、といった考えがショート処理とロング仕込みを阻む事となり、トレードに活かせなかった点が反省点であり、悔やまれるところです。

 

 高値は6.408円、直近下落幅に対しての戻り76.0と、反転する位置としては想定していたラインであり、個人的にはこれからの推移が反転下落となると見ています。

 

 その辺を含め、本記事では来週推移展望について書いていきたいと思います。

◆次週のランド円推移推測:6.12円or5.96円ラインを越えるか

 

 上述した通り、先週いっぱい展開された上昇トレンドは一旦終了した、と洋傑は考えていますが、この判断はやや早いと言わざるを得ません。先週段階では6.408円で反落してクローズしていますが、これは週末であった点を考慮しての”一旦の”調整であった可能性もまだ否定できません。よって、高値についてはまだ確定されたものでは無く、再度の高値更新となる展開も考慮しておく必要があるでしょう。

 

 ただ、それについても最大で前回の下落トレンド始点6.499円を越える事はない理屈になります。また、フィボナッチ・リトレイスメントの観点から見れば、上限は78.6になりますので、その場合は6.42円前後までで反転下落する事になると推測されます。

 

 よって、来週の高値については、

①現状ライン(6.41円)

②6.42円ライン

③下落トレンド始点ライン(6.49円)

 の、いずれかで反転すると洋傑は見ています。勿論③を越えた場合はこの展望自体が破たんとなり、戦略の見直しを迫られますが、現時点では可能性として低いと思われます。

 

 トレンド転換の見極めについては、6.25円を割るのが見極めとしては良いと思っています。

 

 高値については以上ですが、洋傑個人としては現時点の高値、及び②ラインまでには反転すると推測しており、来週推移については概ね下落相場が支配的になると見ています。

 

 さて、ここからが来週の本題である、下落前提の下値目処ですが、この辺についてはタイトルにも書いた通り、今後の動きによって幾つかのケースが考えられます。その中でも展開を左右するラインとしては前回安値ライン付近と、前回の上昇波動始点である5.96円が見極めラインとなると考えます。

 

 まず前者の直近安値6.12円ラインですが、この辺りで留まり反発するようであるなら、暫くは6.12円~6.42円のレンジで持ち合い相場になる展開が考えられます。最終的には後者と同じように下がる事が推測されますが、より膠着・方向感のない相場推移が長くなる、といった流れになるのではないでしょうか。

 

 そして6.12円ラインを越えた場合の次の見極めラインは後者の5.96円となります。このラインを越えた場合には、ランド円がここ最近の推移に於ける最安値を更新する展開となり、どこまで下値を掘り下げるか、過去最安値を更新した3月の水準まで下がるか、といった状況になる事になります

 逆にここで反発するようであれば、今年最高値である6.561円を越える推移が今後見えてきそうです。

 

 前回・前々回にも書いた通り、現時点で洋傑は直近安値を更新する可能性は低いと考えています。ただそれはあくまで直感的な部分が大きく、より現時点までの状況を勘案して慎重に判断する事が重要であると思います。よって、まだまだ分析も含めた判断では反発・下抜け共に見極めできる状況ではないというのが、冷静に見た場合の結論です。

 

 話が少し長くなったので、ここまでの内容とまとめると、下値見極めラインと、その後考えられる展開は以下の内容で推測しています。

 

■抵抗①:6.12円ライン

 直近安値ライン。このラインで反発した場合は先週高値、及び今後再度上昇した場合に考えられる高値ライン内の持ち合い相場になる可能性アリ。いずれにせよ膠着の後に下値ブレイクする事が考えられる。

 但し、一度の反発で見定めるのは危険。最低でも二度(慎重に見れば三度)目の下値試しはあると考えて、その時点の推移を見て判断するのが良いと思われる。

 

■抵抗②:5.96円ライン

 7月安値ライン。このラインで反発した場合はコロナ後の高値6.56円を越える上昇になる事も期待できる。

 抵抗①同様に一度の反発で判断するのは危険であり、そのリスクは①より更に大きくなるので、この点はより注意して判断する必要があると思われる。

 

 来週の推移はではこの2点で判断する局面で終わると思われますが、先々週のように急落相場(先週もトランプコロナ報道で一時的には10銭下がる相場もありましたが)もないとは言えませんので、その際の想定値幅も書いておこうと思います。

 

 仮に下値②を越えた場合の推定下値を考える際には、

a)5.607円→6.561円(0.954円)のフィボナッチ・リトレイスメント

b)6.561円からの下落幅の比率

 の2点から推測できる部分があります。

 

 a)に関しては比較的簡単に分析できるので記載すると

■F76.4:5.833円

■F78.6:5.811円

 となります。既に前回安値で61.8戻りまでは下落しているので、上記ラインを抜けると最安値まで迫る状況になる展開が見えてきてしまいます…

 

 b)に関しては最初の下落(6.561円→6.097円・0.464円)に対して、以下の倍率値幅を二度目の高値(6.548円)から差し引いた値が考えられます。

■1.236倍:5.975円(既に通過済)

■1.382倍:5.907円

■1.618倍:5.798円

 

 ただ、高値からの下落に関しては、上記の下落形態ではやや不自然な部分もあり、5.96円で反発しない場合、最安値更新の可能性がかなり高くなってきそうです。仮に下抜け後、上述の5ポイントで反発しても、最終的には最安値更新に流れる可能性が高いような気がします。

 それだけ、現時点のチャート推移に於いて5.96円割れは安値更新に対する不安度が大きくなりやすいので、それも含めて5.96円前後は相当の売買攻防が展開されると思います。その意味でも次週に於いてその下抜けをするかどうか、そのタイミングまでは届かないのでは、と考えています。

 

 よって、次週展開の洋傑見解は、下落相場→膠着で進むと見ています。

◆ランド円レンジ推測:5.80円ー6.50円

 

 上記の展開を考えると、結局こういったレンジになってしまいます。今週も非常に広い…

 

 高値・安値とも既に説明しているので書く内容はあまりありませんが、高値については月曜、遅くて火曜日には終わると見ており、場合によっては週スタートから既に下げ相場が始まる可能性もあると見ています。

 

 安値については早ければ週始めから、遅くても上述の火曜以降に入ると考えています。そのトレンド期間は今週いっぱい続くと推測しておりますが、意外と下落→上昇の値幅推移は大きくなるかも知れません。その場合は10銭下がって6銭上がる、といったホールドの苦しい状態になり、スイングは落ち着かない一週間になる事も考えられます。

 

 いずれにせよ、次週は下落相場が支配的な推移になると見ています。

◆洋傑のトレード戦術:トレンド転換見極めでショート、膠着か下抜けかの見極めでホールドするか…

 

 上述のように概ね下落相場になると考えていますが、その推移は”どこで反発するか”によって展開が異なってきそうな気配が強い分、トレード戦術は先週・先々週よりも複雑になりそうです。

 

 まずは上昇トレンド終了の見極めです。これは個人的に現時点の見解として6.25円を考えていますので、そのラインを割った時点で(資金があれば)追加ショートを仕掛けたいと思っています。もっと高値で仕込んでも良いのでしょうが、その場合は上昇リスクがより高い状況でのポジション建てとなりますので、より安全な状況を考えて、トレンド見極め後に仕掛けます。

 

 見極めラインは先週までの段階に於ける上昇ラインを割る位置、おそらくは6.25円を一時的にでも割ったラインが妥当であると判断します。もっと狭い見解で言えば6.25円からの上昇ラインを割ったタイミング、即ち現時点においてが良いとも言えますが、より高い確率で攻めるのではあれば6.25円を一度割ってから(おそらく一定上昇したタイミング)仕込むのが良いと、個人的には考えます。

 

 ショートの決済タイミングは更に難しいところです。6.12円前後までは下がると思っていますが、その辺で留まって上昇した場合は、今一度の下値試しがあると見込んでそのタイミングまでホールドしてから判断するのが良いと思っています。

 下抜けるようであればホールドないし6円前後で決済、といった戦術を考えています。

 

 さあロングは切った洋傑、この判断は吉と出るか凶とでるか…

 (*´ω`*)