洋傑のつぶやき(ランド円・テクニカル分析)

 本記事は洋傑の個人的見解要素が強い内容となっています。その点を予めご理解の上、ご覧ください。

◆7.007円反転下落と見ていた前回推移から上抜け。直近高値は7.145円

 

 先々週の週間展望にて高値としていた7.007円が抜かれて、ランド円はその後7.145円まで上昇して現在に至っております。高値を付けたのは12/25の取引時間外ですが、いきなり6銭程急伸して急落、といった具合に実際の取引時間には影響を与えていません。

 

 非常にイレギュラーな推移ですが、これは考慮しておく必要があると個人的に思っています。

 

 その後は7.1円前後の売買攻防が続いた後、今は7.05円前後まで下押しした状況ですが、この程度の下げは今までも何度かあり、その度に再度高値更新する流れが続いたので、反転下落と判断するにはまだ材料が少ないように感じます。

 

 本記事では直近最高値から反転するかどうか、といった内容では無く、一旦現状推移を分析してみての高値の位置づけを再度確認した上で、今後上抜けるならどこまでが考えられるか、どこまで下がればトレンド反転と考えるかについて、洋傑の見解を書いていきたいと思います。

◆前回の分析は完全に誤っていたとは思えない

 

 まず前回の見解(5.607円からの反発上昇は5波動もどきのabc調整波動)について、この見解自体が間違っていたとは洋傑は考えていません。恐らく5.607円から現在に至る上昇波動は5波動もどきのabc調整波動である、という考えは変わっておらず、その高値目処が想定より高い、といった見方です。

 

 少し前の内容になるので、ここで今一度内容を記載しておきます。

■1波動目(a波):5.607円→6.561円(0.954円)

■2波動目(b波):6.561円→5.959円(0.603円)

 ※フィボナッチ・リトレイスメント:63.2(≒61.8)

■3波動目(c波):5.959円→6.901円(0.942円)

 ※3波動/1波動=0.987(≒1.000)

■4波動目(c波):6.901円→6.670円(0.231円)

 ※4波動/3波動=0.245(≒23.6)

■5波動目(c波):6.670円→7.007円?(0.337円?)

 ※5波動/1波動=0.353(≒38.2)

 ※5波動/3波動=0.357(≒38.2)

 

 この中で、見誤りがあったと考えるのが5波動目となります。現時点の高値をあてはめると…

■5波動目(c波):6.670円→7.145円?(0.475円?)

 ※5波動/1波動=0.498(≒50.0)

 ※5波動/3波動=0.504(≒50.0)

 となります。1波動・3波動との整合性は前回同様に取れていますが、これだけではまだ弱いと思います。実際、前回は高値更新してしまっていますので。

 

 そこで、よりシンプルにabc調整波動として考えてみたいと思います。

 

 調整波動の特性として、c波の値幅がa波の1.618倍以上にはならない点がある部分に注目しています。調整波動はa波とc波が同じ値幅になる事も多いですが、それを越えた場合、1.236倍・1.382倍・1.618倍が当面の高値(安値)目処となってきます。

 今回のような5波動もどきの調整波になる場合には、その傾向がより強くなると思っています。

 

 上述の通り、洋傑は6.561円までの上昇波動がa波と見ていますので、5.959円から現在までの高値が大きく見てのc波という事になります。

 その場合の値幅を比較すると以下の通りです。

■a波:5.607円→6.561円(0.954円)

■c波:5.959円→7.145円(1.186円)

 ※c波/a波=1.243(≒1.236)

 

 となり、フィボナッチの観点から見れば非常に良い反転ポイントと言えます。

 前回推測していた高値ではこの値が1.099と非常に曖昧な位置であった点を考慮する必要があったかもしれませんね。今後の判断材料としていきたいです。

◆テクニカルの観点から見た想定最高値位置と、今後の状況判断材料

 

 上述の内容から、洋傑はここらで反落するのではと考えていますが、バイアスをかけずに考えた場合には、もう一段上の判断も考えておく必要がありそうです。

 

 直近最高値7.145円はa波に対して1.236倍近似値であり、ここを越えると1.382倍近似値まで上昇する可能性が高くなりそうです。それすらも越えると1.618倍が目安になるでしょうが、ここまで上がった場合には長期的なトレンド転換も視野に入れなければならず、実質的には1.382倍高値が反落するか否かの大きな見極めポイントとなりそうです。

 

■a波の1.382倍:7.277円

 

 つまり、直近最高値を明確に越えると(多分7.16円まで辺りか)もう一段上まで上昇する事が想定されることになりそうです。このまま上昇して大きなトレンド転換するかどうかは7.3円が見極めラインになるでしょうが、ここではその内容は割愛します。

 …まあ現在の状況を考えると、長期トレンド転換して…といった内容には現時点ではならないと個人的には考えています。仮に上がるとしてももう少し先かな、と。

 

 上値の見極めはその辺で、下値はどうでしょうか。

 こちらは現在までの上昇ラインから見て推測していますが、個人的見解は以下の通りです。

■短期目線:7.00円

■中短期目線:6.60円

■中期目線:6.50円

 

 短期目線は6.60円までで反発して最高値を…といった展開がまだあるラインです。中短期目線も同様の位置付けですが、6.0円までの範囲で一度下押しする事が推測される位置、中期目線は最安値更新を視野に入れうる位置であると推測しています。

 

 まずは7.00円です。ここを下抜けると少なくとも短期推移目線は変わってくると思います。

 (*'ω'*)