洋傑のつぶやき(上げ相場中、気になる下げ相場)

 本記事は洋傑の個人的見解要素が強い内容となっています。その点を予めご理解の上、ご覧ください。

◆今日のランド円推移も不安定ながら再度の浮上へ

 

 今日のランド円は初動からやや下向きに始まりました。とはいっても6.85円辺りを一定の底にしていましたので、下げ相場というよりは膠着相場と言っても良い推移です。事実として東京時間~欧州時間序盤に関してのランド円推移は6.85-6.87円と非常に狭いレンジで振れた程度でした。

 

 欧州時間も本番に至り、ようやくその膠着にも動きが出ています。ランド円が上昇に傾いた点です。これは今日の朝ツイートで記載しましたが、6.817円を始点としての上昇波動がまだ3波動しかなかった点を見て、トレンド転換前のチャート推移に於いて、最後は5波動になるケースが殆どですので、再度の上昇を洋傑は疑った訳ですが、何とか1波動終点を割る事無く、ランド円は反発して高値を目指しています。

 

 一応6.817円からの上昇波動を記載すると以下の通りです。

①1波動目:6.817円→6.843円(0.026円)

②3波動目:6.819円→6.886円(0.067円)

 ※3波動/1波動=2.576(≒2.618)

③4波動目:6.886円→6.848円(0.038円)

 ※4波動/1-3波動=55.1

 

 となっています。

 この推移から5波動目を考えると、1波動値幅の1倍・1.236倍・1.382倍・1.618倍、3波動の0.618倍、1-3波動値幅近似値のケースが考えられます。18:10時点でのランド円は既に6.903円まで上昇していますので、既に最後の1-3波動値幅近似値の一択に絞られています。

 そうなった場合に想定される高値が6.917円付近という事になりますが、こうなった場合、それまでの前提が幾つか崩れることになり、また今後の推移展望にも大きく影響を与えることになります。

 

 前回の最高値6.910円を越えたから、もっと大きく伸びるという事ではありません。むしろ最高値を更新してしまった場合、大きなトレンド転換が成される可能性が高まり、むしろ本下落に切り替わる可能性が高まる、と洋傑は考えています。

 

 今日はその辺について、やや簡潔に書いていきたいと思います。

◆最高値を更新した場合、6.92-6.97円辺りまで上昇した後に大きく下げる可能性大

 

 これを書いている最中に、今日が南アフリカDP発表だった事を思い出しましたorz

 結果は予想・前回値を大きく上回る内容であり、それにより初動は上昇に傾いています。それにより最高値を更新しています。まだ上値を伸ばす可能性もありますので何とも言えませんが、少なくとも本記事で説明する内容は更新したケース一択に絞れそうです(笑)。

 

 さて本題に入りますが、最高値更新となった場合、これまでの上昇経緯から5波動が達成された(まだ伸びる可能性は別として)事になってしまいました。波動カウントとしては週間展望に書きましたが、ここでも一応記載しておきます。

 

①1波動目:6.116円→6.445円(0.339円)

②3波動目:6.297円→6.910円(0.613円)

③4波動目:6.910円→6.727円(0.183円)

 ※4波動/1-3波動=23.3(≒23.6)

④5波動目:6.727円→進行中

 

 となります。今のところの最高値が6.911円となっていますので、それが最高値になった場合には値幅が0.184円となりますが、エリオット波動の特性上、5波動が最短の値幅になるケースもあり得ますので、このまま終わりになるケースもないとは言えません。

 

 ただ、上昇目処としては一定の数値的整合性が取れた位置で終わる事が多いので、ここではその整合性の高い高値目処を記載します。

 

■直近上昇波動の終点目処である6.917円前後

 これは上述した内容ですね。幾つかのケースがありましたが、残ったのが5波延長型ケースの6.917円だけとなります。これを越えての上昇は波動カウントが変わってきますので下述しますが、直近推移でみればこの辺が妥当な位置だと考えます。

 

■今年最高値-最安値の戻り61.8である6.96円前後

 書いている通りです。これは超長期間のフィボナッチ・リトレイスメントですので、かなり意識されやすい反面、数値的にはピッタリにならない事も多く、多少上下する事が殆どです。また値幅が広いだけにその上下も大きければ10銭程度になる事も往々にあります。

 一番大きな抵抗になりやすい一方で、値幅は曖昧になりやすいので厄介な部分です。

 

■価格節目である7.000円

 

■週間展望上限の7.06円 

 これはシンプルに6.116円からの上昇波動1波動目の1.00倍で計算した値です。実際には1.236倍~1.618倍程度までは考えられますが、上述の61.8戻りの強い抵抗による部分も考えて設定してます。

 

 

 …と、以上が今後考えられる高値目処です。個人的には一番最初で一番高値が低い6.917円が現時点では可能性として高いように感じますが、幾分値幅の余裕が少ないので6.96-7.00辺りまで上がる事も想定しておく必要はあるかも知れませんね。

 

 ともあれ、明確な5波動が終わる=上昇トレンドは一旦終わる可能性が高い事が伺えます。

 また、買い一色な相場状況と南アフリカ債利回り推移による警告が感じられる今日この頃です。このまま買いを仕込むよりは、一定上昇を想定したうえで売りを仕込んだ方が良い状況のように個人的には感じます。