洋傑のつぶやき(今後のランド円展望について)

◆一気に上昇したランド円。既に反転下落ラインは到達…いつ下がる?

 

※本記事内容は洋傑の個人的な見解に基づく展望を書いております。あくまで個人的見解であり、明確な先行きを示唆する内容では無い点をご理解の上、ご覧ください。 

 

 今日のランド円は欧州時間に一時的な下げの後、一気に急上昇して7.395円に達しました。洋傑の考えていた一番強い抵抗帯である7.39円ー7.41円に入っています。展望に書いた通り、昨日の懸念指標であった日本債利回りが休場で動いていない事もあり、初動から強気相場となった事が大きかったように感じます。結果的にランド円には大きな推進剤となった事は間違いありません。

 

 洋傑展望に於いて、上値抵抗ラインで残っているのは…

◆7.422円(フィボナッチ76.2)

◆7.427円(フィボナッチ78.6)

 のみとなっています。ただ、これ以外にも節目である7.40円が作用しやすく、残る上値抵抗は3か所と言えます。

 

 この3か所を越えると上抜け、5波動始点と洋傑が仮定している7.478円に迫る事となり、推移展望としては破たんの恐れが出てきます。ただ、その心配はさほどないと見ています。その理由としては

①今日の米国時間に於けるパウエル議長の議会証言によって(ドルも下がるが)円高推移が想定される為

②株価の高値と債券買いの相反現象。株価高値で利益確定売りが出やすく、相場が続かない可能性が高い上、急落も出やすい。

③南アフリカの地合いの弱さ。今の流れを変えるほどのポジティブニュースは入っていない点

 と、個人的には見ており、7.427円までには反転下落する、というのが洋傑の見解です。

 

 懸念材料の一つとして、南アフリカ債利回りが反転下落した気配がある点ですが、この指標自体が現在ランド円のテクニカルに振られる格好で推移していることから、単体指標として動きを揺さぶる事はあってもトレンド転換に至るほどの影響は及ぼさないと考えています。

 

 では洋傑の見解として、どの辺りで反転するかについてですが、洋傑は7.41円で反転する可能性が最も高いと考えています。ただ、現時点の高値7.395円で反転する可能性もあり得ると思います。まとめて書くなら「7.422-7.427円のラインまで上昇する可能性は低い」という事です。

 …まあ、この辺はパウエル次第かも知れませんね。急激なドル安となった場合には一時的に急騰する可能性も捨てれませんし、ここは固唾を呑んで動きを見るしかないです。しかし、ドル安は然程差額続かないとも考えていますので、大勢に影響はない…と信じたいです(笑)。

◆今後想定される下値目処について(洋傑見解)

 

 今後の下値目処ですが、上項の反転から再び下げが強まると考えていますので、原則として直近最安値7.205円は割ってくることが前提です。その上での内容となります。

 

 まず、洋傑は現在の上昇が「下落トレンド3波動 内部5波動目 内部2波動目」であると考えています。…ややこしいですね。まずこの三つの波動についてまとめておきます。

◆下落トレンド3波動目:7.756円から始まる、直近最安値7.205円を含む下落トレンド(進行中)

◆3波動 内部5波動目:7.478円を始点とする、直近安値7.244円を含む下落トレンド(進行中)

◆5波動 内部2波動目:7.244円を始点とする、<7.478円の上昇トレンド(進行中?)

 です。

 

 その中で、今後の”下落5波動 内部5波動目 内部3波動目”を推し量る上で重要となるのが、以下の項目です。

◆下落5波動 内部5波動目 内部1波動目(7.478円→7.244円・0.234円)の1倍ないし1.618倍(0.378円)

①7.395(現時点)円で反転→7.161円 or 7.017円

7.410(洋傑見込)円で反転→7.176円 or 7.032円

7.422円で反転→7.188円 or 7.044円

7.422円で反転→7.193円 or 7.049円

 それに加えて、先日のエリオット波動記事からの転載で、

①3波動内1波動目と同数値の下げ幅:0.224円

 →推定下値目処:7.254円(通過済)

②3波動内3波動目の0.618倍の下げ幅:0.291円

 →推定下値目処:7.187円

③3波動内4波動目と1波動目(7.756円)差を0.382倍とした、残りの値幅:0.449

 →推定下値目処:7.029円

 となります。

 

 個人的には7.02円ー7.04円が最も意識されると考えていますが、7.16円~7.19円で留まる事も一定あり得ます。この辺はその時の地合い次第でもあるので、今後も探っていきます。

 (*´ω`*)

 

 

※追記分(更にその後の推移と、格付けについての見解)

 

 今後の洋傑展望としては下落トレンド継続を考えていますが、上述のプロセスが仮に予定通りの展開になったとして、その後はどうなるか、少し書いておきたいと思います。

 

 上述の通り現在は下落トレンドの3波動目内の5波動目、つまり大きな下落3波動目が終了する部分に差し掛かっていると考えています(まだ下げ幅は広がると見ていますが)。

 となれば、その後は4波動目が発生するわけですが、その際の上昇幅は、エリオット波動の構成上、1波動目から3波動目までに下がった値幅(洋傑は80銭程度と推測しています)の0.238~0.382で収まる可能性が高いと思います。そうなってくると、リトレイスは7.3円~7.4円に、現時点の推測ではなってきます。

 この4波動目は、比較的想像がしやすいものであり、今後の反発ラインがわかれば、ある程度掴める者であると考えています。むしろ問題はそのあとにくる下落5波動面です。

 

 この波動は機関から考えて、恐らくムーディーズ格付けに絡んでくるタイミングとなってしまうように考えています。そうなってくると、この下落波動が、場合によっては今までの下落幅以上(4波動終点から1波動始点までの差がおよそ40~50銭程度となるのが想像できるので、その値幅の約1.618倍に、最大下値想定が6.5円程度…)になる危険性も十分に孕んでいる、危険な状況になり得ます。

 

 その格付けについて、洋傑の見解は「ジャンク落ち」です。

 これは以前にTwitterでも書きました。理由としては

①1月20日前後に発生した南アフリカ中短期債利回りの以上上昇

②現在の南アフリカの状況悪化(SAA・ESCOM)

 です。特に決め手となったなのは前者です。以前にも利回りが急に0.200~0.400程度上昇する事は何度かありました。前回のムーディーズ格付け前もそうです。これ程の利回り上昇は恐らく機関売りであると勝手に考えていますが、1月末のそれは今までとは規模が違います。最も流通の多い10年物で0.900の上昇です。明らかな資産引き上げと洋傑は考えます。

 

 そうであった場合、今の状況から見てジャンク入りは避けられない、という機関判断であったとするならば、相当の信憑性が持てる動きである、と考えます。

 まだ中間予算も控えていますので、流れが変わる余地はありますが、洋傑はジャンク入りする前提で、以前にもお伝えした8円越えの展望を再構築していきたいと思います。

 (*'ω'*)