◆殆ど動かない諸指標推移の中、ランド円は上昇傾向…
今日の諸指標推移は、殆ど動きませんね…。
株価やドル・円、いずれも動きがありません。週末で雇用統計前でもない(最近の雇用統計はむしろ激しく動いている位です)状況下、洋傑の想像以上に動意が薄くなっています。
そんな中だからでしょうか、ランド円は明確に上昇しています。これは各通貨ペアが限定された動きである中で、資金が集中した、という側面があるのかもしれません。あくまで想像ですが。
南アフリカ債利回りは確かに下落傾向です。ですので、現在のランド円上昇もある程度頷ける内容ではありますが、この傾向がより強く出たのはランド円が上昇した後です。その後の推移もランド円推移を後追いするかのような動きが続いているので、やはり今日も指標としての機能は弱いように感じます。
最近の南アフリカ債利回り推移の不明瞭さとランド円との相反性が、かなりあやふやになっていると言わざるを得ない状況になっている、というのが洋傑の思うところです。この傾向が続くのかどうかは分かりませんが、これ程まで相反性が薄れている状態は今までの中でも異常と言えます。
指標として機能していないのは、ある種「膠着相場」である証拠かもしれません。持ち合い相場であるからこそ、方向性は指標では現れにくく、テクニカルに動くのかも知れません。
さて、最近の洋傑の日別展望は、諸指標推移と南アフリカ債利回り(主に10年・20年)、それとテクニカルの観点から総合的に分析を進めていました。それはそれで良いとは思うのですが、何か今までのような「決め手」に欠けているのが実情です。それもそのはず、少し前まで”あわや預言書”という精度を(一時期)誇った検証中指標分析の項目を省いていました。
これには少し理由があり、一度分析タイミングを見失うと、その後の推移が全く掴めなくなる、というデメリットがあり、要は洋傑が「見失った」訳です。
今もまだはっきりと掴んだわけではありませんが、今後の推移展望を、検証中指標分析法に特化して、今回は書いてみたいと思います。予めご了承ください。
◆検証中指標分析法に基づく、今後のランド円展望(洋傑見解)
まず最初に、検証中指標分析法に基づく今後のランド円展望について、下記に簡潔に書きたいと思います。
◆今後のランド円推移展望:下落
◆想定される期間:約1週間程度
…です。最近あまり分析していなかったので、結果が上向きだったらどうしようとハラハラしましたが、やはりトレンドは下向きで出ています。因みに皆さんが最も気になる直近の推移としては、
◆直近(今晩~来週明け)の推移展望:
→直近は急落、その後週明けの当面は膠着相場
…となっています。
その点はテクニカルの観点からも、ある意味諸指標推移からも導き出される推論とも一致するところがあります。
諸指標推移は今晩のアメリカ小売売上高次第ではありますが、おそらくドル高には振れると見ています。これによってランド円は下に動く可能性が高まります。加えて、直近の諸指標推移膠着からのランド円推移は明らかに相場に対して上振れし過ぎています。諸指標推移が再度動き始めるとき、その反動がでる可能性は十分にあり得ます。
また、テクニカルの観点からも同様に、この諸指標が膠着する中で上昇した点は、明らかにテクニカルな推移によるものであることを匂わせています。先ほども述べた通り、南アフリカ債利回りは相場に遅れて動いており、作用していない、もしくは遅行指標なっています。そういう点からも、ランド円は今テクニカルに動いていることが推測されます。
それであれば、先ほどの上昇高値7.402円も昨日高値とほぼ同じであり、合点が行きます。詳しい下値などはこの指標分析法では算出できないので、詳しくは昨日記事をご覧ください。
今後ランド円が7.403円を越える高値更新をする可能性も無いとは言えませんが、高値は限定され、再び下落する、というのがこの指標分析法からの見解です。
洋傑も未だに7.34円に売りを保持しているので、さがってくれないと困ります。
(*´ω`*)
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