洋傑のつぶやき(徒然記事・2月5日)

◆リスク回避に動いていた相場が抗ウイルス薬報道で上下…

 

 今日は波瀾相場となりました。東京市場から調整売りが優勢となり、その後も中国市場で持ち直すも、すぐに下落相場に変わる弱気推移であった動きから一転、欧州時間序盤に新型コロナウイルスに対する治療薬完成報道によって一気にリスク回避から強いリスクオンとなり、ランド円は一気に7.47円まで上昇する展開となりました。

 その後、一転して「効果的な治療薬は開発されていない」報道によって4銭程値を下げましたが、再び値戻しており、現在も依然として株高・円安のリスクオン相場で、流れが変わる気配はありません。

 

 急変相場で新たなポジティブニュースが入った状況ではありますが、洋傑は今日の展望(7.15円~7.46円・若干上抜けしています)の変更はありません。7.5円を越える流れになったら諦めますが、恐らくそこまでの上昇はない、と考えています。既に新薬報道は多少のブレーキがかかった格好ですし、株価も円も一定の高値水準まで上昇しました。米国市場が相場後退になるかどうかはADP雇用統計次第ですが、それも含め、ランド円のこれ以上の上昇は限定的であると考えます。

 

 ただ、今回の流れによって先々の展望はやや修正する必要が出てきたように感じます。この辺に関しては週末記事にて書いていきたいと思います。良かったらご覧ください。 

◆今夜のランド円展望は

 

 高値維持か急落か、割と極端な展開を考えています。

 ADP雇用統計の結果が良かった場合は一度上昇したのち高値維持の流れが続くでしょうし、南ア債推移次第では、夜半からじり安の流れになる展開もあり得ます。

 あまり可能性としては高くないかも知れませんが、仮にADP雇用統計が悪い結果であった場合は、急上昇前の7.37円を更に割り込む相場展開も考えられます。今まで急上昇した分、下げの反動も大きい点には注意が必要であると考えます。

◆南アフリカ債利回りについて・ちょっとコラム

 

※本内容は洋傑の個人的見解要素が非常に強いので、ご覧の際は洋傑個人の見解としてご覧ください。

 

 今日Twitterにて少し書きましたが、南アフリカ債利回り推移におけるコラムです。

 今日は不意のポジティブニュースによって急上昇したので破綻しましたが、従来南アフリカ債利回りは、その投機的側面からリスクオンで買われ、リスクオフで売られる傾向が強いです。よって、利回りが下落すればランド円は上昇、逆に上昇すればランド円は下落となるケースが多い、というのは既にコラム記事で書いた通りです。

 この点については下記リンクに詳しく書いているので、良かったらご覧ください。

 

 上述の内容から、南アフリカ債は今日の流れから言えばランド円上昇(結果的にそうなりましたが(笑))となるのが自然です。ですが、先週起きた現象として、利回りが下落する中、ランド円も下落しました。これはどういう事でしょうか。

 発生した当初は洋傑も大きく困惑しましたが、よく状況を観察していると、新たな推移が見えてきました。それは「利回り推移はランド円と相反関係ながらも、瞬間推移に於いては相関推移」であるという事です。

 

 瞬間瞬間の推移を是非ご覧になってください。利回りが下落する瞬間、ランド円も直近で下落する事が多いです。結果的には逆方向に傾くことが殆どですが、瞬間では全く異なる推移になる事が多いです。是非一度ご自分でご確認ください。

 その瞬間現象と同様の流れがチャート推移に於いて起きる時があります。サインとしては上昇・下落幅が大きくなるときでしょうか。

 

 この辺はコラム記事を再度詳しく書きますので、その際にご覧ください。

 

 ひとまず今晩は簡単にお話しておきました。

 さあ、ADp雇用統計結果でどうなるランド円。

 (>_<)