洋傑のつぶやき(検証中指標分析法の観点から見るランド円推移展望)

◆広い意味での膠着相場か?下値更新を伴うも、週後半は上昇相場になる傾向示唆

 

 本記事は検証中指標分析法に基づく推移展望について書きたいと思います。

 

 まず、先週の推移については「週を通して下落」といった内容でしたが、結果から言えば正にその通りになった格好です。ここ2週に関しては見解が的中しており、良い内容と思っています。

 今週はこの検証法で言えば「読みやすい」展開であったと言えます。というのも、この検証法の特徴として、上げ幅・下げ幅は掴めないものの期間内の上下方向は掴める部分に於いて、前週は殆どが下落傾向になっていた事が幸いして、流れが解読しやすかった部分があります。ある意味運が良かったと考えています。

 

 さて、次週の検証法によるランド円展望についてですが、かなり不安定な推移になる事が示唆されています。というのも、週の前半を中心にかなり相場が上下するサインが出ているからです。上述の通り、この検証法に於いては上下方向は分かるものの、その値幅までは掴めないデメリットがあります。その上に於いてこのサインは非常に判断が難しくなりそうです。

 本記事は検証中指標分析法に基づくランド円展望を書くのが趣旨ですが、説明の意味でエリオット波動の話を少し挿みます。

 

 現在ランド円は洋傑見解のエリオット波動推移に於いて「下落3-5-3波動目 ないし 4波動目」と考えています。とすれば、今後の推移について、複雑な動きをしやすい4波動目に突入する(もしくはしている)可能性があります。となると、この検証法による示唆は4波動の複雑な動きとリンクする部分が多いと推測できます。

 よって、この検証法にける週始め~週半ばの推移としては一定のレンジ内に於ける膠着相場がサインとして出ている、と洋傑は見ています。

 それに加えて、その上下移動示唆のサインの後、極めて短期間の下落サインも出ています。これが5波動目(3-5-5波動)とするなら、波動とも整合性が取れると言えます。

 

 週半ば以降はどうでしょうか。

 その後の検証法示唆では上昇が示されています。こちらは上下するような不安定サインも少なく、比較的安定した推移になる事を示している点に於いては週前半とは異なる推移と言えます。期間はおよそ2~3日と、こちらも比較的短いスパンで動くトレンドであることがサインとしては出ています。

 

 では、今回の検証中指標分析法に於ける動向示唆について、まとめておきたいと思います。

①推移展望:前半膠着(広レンジ)の後、短期間下落。その後は上昇傾向。

②推移期間:膠着は2~3日程度。下落はごく短期間。上昇は2~3日程度。

 

 ただ、この検証法のデメリットの一つとして「反転ないし推移変動時期はズレが生じやすい」というものがあります。よってまだ下落トレンドが終わったかどうかが分かりません。その辺は非常に慎重に見定める部部があるのは警戒すべきポイントです。

 また、現状の推移から言えば、およそ下落が収まるような地合いではありません。あくまでこの検証法は諸指標推移やテクニカル分析とは異なる要素が多いので、あくまで推移展望の一つ程度と捉えて考える位が良いと思います。

 

 検証中指標分析法では、来週は変わりやすい相場が予想されています。

 この内容と昨日記事のエリオット波動を含め、今日の週間展望をまとめますので、良かったらご覧ください。