洋傑のつぶやき(非常に微妙)

◆テクニカルは反発しそうな気配でも…概況は悪化する一方…

 

 今日は昼間記事にて書いた通り、洋傑は現時点の推移がジグザグ修正波動の最中であり、これから再度上昇する局面であると書きました。今もその波動展開自体は変わっていません。ただ、概況は最悪ともいえる地合いになっています。

 

 まず株価は、節目である18000円を割りました。これは一昨年の歳末さえ抜けなかったラインであり、いよいよ本格的な景気後退と大不況の到来すら予感してしまいそうな雰囲気です。債券動向も非常に悪く、米国債利回りは再度0.6%台に戻ってしまい、ドイツ債も一時▲0.800を越えていました。加えて諸通貨インデックスも軒並み下がっています。幸いなことに円も然程上がっていませんので、クロス円は上値が重い程度の印象で片付いているものの、諸指標推移は以上のような非常に悪い地合いの最中にあります。

 極めつけに南アフリカ債利回りが異常上昇しています。今のところランド円には目立った動きになっていませんが、南アフリカ10年債利回りは遂に4%を越える上昇となってしまいました。通常なら、既に暴落が起きても不思議はありません。

 

 以上のように、概況はおよそ上昇とはならない地合いです。現在の地合いはこのテクニカルと諸指標推移に依る売買攻防が激化している状況と言えますが、今後はどうなるでしょうか。

 

 洋傑の見解は、直近下値6.274円ないし6.268円を底に反発する展開に賭けていますが、正直あまり自信はありません。理由は勿論諸指標推移が非常に悪いからです。現状を鑑みる限り、良い要素は殆どありません。唯一良い要素としては、南アフリカ経済指標である鉱業製造と製造業生産が非常に良かった点でしょうが、これも今現在でどれほどの影響が出るかは未知数です。

 仮に下抜ける場合にも、洋傑は上述のジグザグ修正での展望はあると見ていますので、再度61.8の下であるフィボナッチ・リトレイスメント76.2もしくは78.6まで下押しした後、再度上昇すると見ています

①F76.2:0.505円(6.173円)

②F78.6:0.521円(6.157円)

 このラインでは反発すると見ています。

 

 但し、諸指標推移は非常に流動的かつ、ランド円には複雑な影響を与えます。これも何度も書いてきた内容ですが、ランド円は非常に特殊な通貨ペアであり、ドル建てで行われている特性上、その推移が非常に複雑怪奇になります。洋傑のフォロワー様の一人である「ボスになれないさん」も、よく言われている名言「ランドは変態通貨」の通りです。

 特殊な通貨ペアである特性上、その推移も「あり得ない」地合いに進む事もあります。洋傑は現在の地合いは一定考慮しつつも、今日はテクニカル推移展望が勝つように感じています。

 

 感覚的な部分以外にも一定の理由はあります。 

 まず一点目として、南アフリカ債が売られ過ぎている点です。「いやいや、それは下落の一番の原因では」と考える方も多いと思いますが、これ程の上昇になってしまっては、正直今日は参考指標としての機能を失っています。あまり参考にならないと考える方が良い、という側面があります。

 二点目としては、株価・通過インデックス推移が非常に流動的であり、流れ如何ではあっさりと状況が変わってしまう、地合いの脆弱さがあります。今の通貨インデックスは円推移のみが強弱あり、その他の通貨は概ね弱い傾向から、円次第で流れはいくらでも変わる事が可能である点です。

 

 理由もいくつか挙げましたが、やはり根拠としては非常に弱いです。今後の推移としては「下落7:上昇3」の雰囲気ではあると思いますが、洋傑は上昇に賭けてみたいと思います。無理なら切りますが…上がって欲しい。

 

◆本記事の要点まとめ

①地合いは非常に悪いが、変わりやすくもあり、今後の推移次第では一気に良くなる可能性も少なからずある

②エリオット波動ではジグザグ修正の最中であると推測するが、6.26円を下抜けたら、6.15-6.17円までは下押しか

③根拠は弱い部分もあるが、洋傑は買い(上昇する)に賭ける

 

 さあどうなるでしょうか。