洋傑のつぶやき(上昇相場で考える・今後の反転ポイントについて)

◆今晩の相場推移展望:上昇は続く可能性・ショート焼きは”炭になる”規模?

 

 今日の東京市場は株価下落から始まりましたが、その最中から債券売りが少しずつ進行していました。債券売りが進むにしたがって株価下落は収まり、その後一気に上昇相場へと変貌しました。一時的な下落はあったものの、その後もじりじりと値を上げ続け、6.32円だったランド円は6.57円まで上昇しています。

 

 ここらで反転…という流れにはならない、というのが洋傑の見解です。理由は昼間記事で書いた通り、ジグザグ修正波動のc波途上であると見ているからですが、その上昇は最低でも前回高値6.678円を越えてくると考えているからです。

 では6.678円を越えたらすぐ下落するかと言えば、それは諸指標推移から見て、可能性として高くないと考えています。まずはその辺を最初に書いていきたいと思います。

 

 現在の諸指標推移は債券利回り上昇を筆頭に、朝から株高・円安・金安の傾向になっており、朝から比べると明確なリスク後退が伺えます。ただ、これだけなら上昇は限定的になる可能性はあります。

 洋傑がさらに大きく上昇すると考えているのは、債券利回りが節目目前である点、円は節目を下抜けた点からクロス円の急上昇を推測しています。円インデックスは節目であった0.009400を明確に割りました。この流れによって円が下落トレンド(短期か中期化は分かりませんが)に入った可能性が高く、今晩の推移にはダイレクトに響くでしょう。それに加えて米国債が1%を越えたら、その2要素だけでランド円は吹き上げる事が想像されます。

 

 これは期待論でもありますが、明日のクローズまでか、週を挟んで”減税発言”があるのではないか、と洋傑は勝手に考えています。可能性は極めてゼロに近い推測(というか妄想)ですので、読み物程度に見て頂く方が良いと思いますが、仮にそうなった場合、そのニュースだけで20銭はランド円上昇に繋がると考えます。

 

 今晩推移については以上の通り、ランド円上昇を見込んでいます。今晩の上昇目処は6.68円以上を見ていますが、個人的には6.9円以上まで行くのでは、と考えています。

◆ジグザグ修正…は下落トレンド(7.826円→6.015円)全体に対して働く?

 

 連日書いている、ジグザク修正についてですが、現在の概況と諸指標推移を見る限り、洋傑の当初見込んでいた見解と異なってくる可能性が出てきました。厳密に言えば、洋傑が従来考えていたジグザグの規模と、現在考えている可能性の一つについては下記の通りです。

①従来の推移展望:下落5波動目(7.065円→6.015円)に対してのジグザグ修正

 →7.065円は越えず、5-3波動に移行する見込み

②現在の可能性:下落トレンド(7.826円→6.015円)に対してのジグザグ修正

 →下落値幅(1.821円)に対してのフィボナッチで機能する可能性

 

 ①で考えれば、以前に書いた通り…

ⓐF76.2:6.815円

ⓑF78.6:6.840円

Ⓒジグザグa波の1.000倍:6.937円

ⓓジグザグa波の0.618倍:6.683円

ⓔジグザグa波の0.762倍:6.779円

 となりますが、現状の諸指標推移(特に円・債券)を見る限り、いずれのラインも抜ける可能性があります。

 

 そこで洋傑が考えたのは、今までの下落トレンドすべてに対してのフィボナッチで機能する可能性です。ただそうなると、最低でも6.95円、最大で7.4円前後まで上昇する事になりますので、かなり大規模な推移になる事になります。

 とは言え、一旦の上値目処はあると思いますので、その節目としては上述のラインに加えて、

ⓕジグザグa波の1.238倍:7.094円

ⓖジグザグa波の1.382倍:7.190円

ⓗジグザグa波の1.618倍:7.346円

ⓘ下落トレンド全体のF50.0:6.925円

ⓙ下落トレンド全体のF61.8:7.140円

 のいずれかになると思います。「あり得ない」と思いますが、今日はそれが起きる予感がします。

 

 今晩の上昇は、かなりのショートカバーになると見ています。その見込みが当たるかどうか…