洋傑のつぶやき(検証中指標分析法の観点から見るランド円推移展望)

◆上昇示唆は終わりが近い…ながらも反転時期は読みづらい

 

 本記事は検証中指標分析法に基づく推移展望について書きたいと思います。

 

 今週は相場反転後に2~4日程度の上昇、と書いていましたが、結果としてはまだ上昇相場は続いている可能性が高いように感じています。これは先日記事であるエリオット波動の内容が絡みますが、まだジグザグ修正は途上であり、5波動が終わっていない以上、今後もまだ少しの間(最低でも)上昇は続く可能性を示唆しています。この検証法のデメリットは何度も書いている通り、相場反転に関しては時期がずれやすいというものがあります。今までも最大で約1週間程度後ずれしたケースがありますので、早くて週明け、遅ければ週末までこの上昇が続く可能性を示唆しています。

 

 これは検証法の内容ではありませんが、往々にして相場展開は我々の「想像の上」を行くことが多いです。今までの上昇も「そろそろ反転だろう」と思ってショートを仕込むとまだまだ伸びた、といったケースがかなりありますので、相場反転時期に当たっているこの検証法判断は、今週に限ってはあまり活用しづらい状況かも知れません。

 

 明らかに反転しても下落期間は非常に短いサインが出ています。期間で言えば2日程度と非常に短いです。しかし束の間の上昇期間(1日程度?)の後、1週間程度の下げが続く示唆があります。

 今回に限って言えば、ムーディーズ格付けが3月27日ですので、そこまで下落して反発、といった流れを考えた場合、直近のトレンド転換点を「割り出す」事は可能です。そこまで詳細に当たったら恐ろしい限りですが、一応書いておきますね。

◆格付け日(3月30日朝オープン)を底とした場合…

 ⓐ下落トレンド:3月18日~3月21日まで

 ⓑ上昇トレンド:3月21日~3月23日まで

 Ⓒ下落トレンド:3月23日~3月30日初動まで

 となります。そうなると17日(火曜日)終盤までは上昇、という事になりますが、むしろこれが当たる可能性の方が低いので、参考程度に見て頂ければ幸いです。

 

 現在はこの検証法で考えるより、諸指標推移とエリオット波動で考えた方が、相場反転の時期は掴みやすいかもしれません。

 

 

 では、今回の検証中指標分析法に於ける動向示唆について、まとめておきたいと思います。

①推移展望:上下推移が激しい期間。流れは上昇→下落→上昇か

②推移期間:上記推移が週末まで継続する?

 

 この内容と昨日記事のエリオット波動・概況推移を含め、今日の週間展望をまとめますので、良かったらご覧ください。