洋傑のつぶやき(欧州タイムはワンダーランド)

 

 本日はここ数日に珍しく、東京時間が上向きとなりました。一時は17000円を越えた日経先物もその後は再度下落しましたが、今は再度持ち直しています。推移全体を見れば基本的には上向きであり、ランド円も6.38円~6.50円と上向きに上下しながら推移していると言った感じです。

 朝記事に書いた通り、円安が進みました。それによりクロス円は上昇していますが、今後のランド円推移はどうなるか、その点に絞って本記事は書きたいと思います。基本的に朝記事内容に沿った内容となりますのでその点はご了承ください。

 

 本日の展望については朝記事にて書いています。概要はそちらをご確認ください。

 

◆3月13日展望はこちら

 

 

※本記事内容は洋傑の個人的な見解に基づく展望を書いております。あくまで個人的見解であり、明確な先行きを示唆する内容では無い点をご理解の上、ご覧ください。

◆原則として上昇傾向予想も、諸指標推移によって経過は異なる可能性

 

 

 午後の推移に関しても方向性は朝記事の通りです。原則として上昇を見込んでいますが、諸指標推移に於ける不安定要素、即ち株価と南アフリカ債利回りによって変動幅が大きくなる可能性は大いにあります。本記事はこの2点の内、最も大きな変動があり得る南アフリカ債利回り推移のパターンを基に、今後の展望を考えてみたいと思います。

 本記事に於ける前提として、「先進国債券利回りが上昇傾向であり、尚且つ円インデックスが下落傾向」とします。ここが変わった場合には、基本的方針(クロス円上昇相場)が崩れた事となり、今日の展望自体が危うくなります。

 

 まず南アフリカ債利回りの方向性がハッキリするのは、17時以降になる可能性が高いです。これは洋傑の今までに於ける経験則からの見解ですが、初動から「異常値」ともいえる変動があった場合は別です。

 ここでそのパターンによって今後のランド円展開を書いていきます。

 

①南アフリカ債利回りが異常上昇(昨日同様)

 このケースであった場合は7.28円前後まで下押しする可能性があります。朝からの推移にあてはめれば「行って来い相場」に他なりません。よって16時以降に急落後、欧州時間後半になって下げ止まる展開を推測します。展開としては昨日とほぼ同じ展開(米国時間に浮上)になると見ています。

 ランド円推移展開:急落→膠着→上昇

 ランド円レンジ;6.28円ー6.50円

 

②南アフリカ債利回りが異常下落

 このケースが一番楽な展開を期待できます。即ちランド円急騰です。

 この流れになった場合、15時台からランド円は顕著な上昇を示し、欧州時間後半には6.6円越えまで達している可能性が高いと考えています。この流れになれば、米国時間も安定して上昇し、今日一日で7円に達する事も無いとは言い切れません。

 ランド円推移展開:急上昇

 ランド円レンジ;6.40円ー7.00円

 

③南アフリカ債利回りが膠着ないしやや下落

 このケースも案外楽な相場展開になりやすいと思います。こちらもランド円上昇傾向となると推測します。

 この流れになった場合、ランド円は序盤に不安定推移をした後、急上昇という流れになると見ています。欧州時間帯で十分な上昇幅になる事が想定されますが、かなりのアップダウンは伴うと考えられ、スリル満点の推移になると見ています。

 ランド円推移展開:じり高→上昇

 ランド円レンジ;6.40円ー6.80円

 

④南アフリカ債利回りがやや上昇・上昇傾向

 このケースが一番嫌な展開なりかねません。

 この流れになった場合、15時台からランド円は推移と真逆の動きを示すことが推測されますので、恐らくは下落となる可能性が高いです。その後欧州市場が動き始めると一気にランド円上昇へとかじを切る展開が推測され、急落している中でエントリー、ないし含み損を抱える・含み益が減る中でじっと耐える展開になりかねません。よって精神力は相当消耗すると思いますが、最終的には上昇に向くと思っています。

 ランド円推移展開:急落→急上昇

 ランド円レンジ;6.32円ー6.60円

 

 基本的に概況推移に大きな変わりがなければ、ランド円は上昇する流れを採ると考えます。

 (*´ω`*)ドノナガレナルカナ