洋傑のつぶやき(徒然記事)

 

 今日のランド円推移は非常に曖昧です。洋傑の見解では確かに膠着予想でしたが、想定より値動きが緩慢です。そしてその原因も諸指標推移ではつかめない状況です。つまり現時点のランド円推移は諸指標推移ではなく、あくまでテクニカルに動いている可能性が高いです。

 そうなった場合に、また諸指標推移からの今後の推移はどうなるか、その点について書いていきたいと思います。

 

 まず諸指標推移について、指数は明確な円安・ドル安となっており通貨インデックスの上では上昇以外の選択肢はない状況となっています。ランド円はドル建て通貨ペアである特性上(ランド円=ドル円÷ドルランド)ドル安・円安がランド以外の推移に於いては上昇に寄与しやすいです。また諸通貨高でもあり、ランドインデックスは確認しずらい指標なので未確認ですが、ランドに関しても低い水準とはなりずらい地合いです。

 次に株価ですが、こちらも順調に上昇傾向です。節目上限である17700円まで届く勢いであり、今回の高値試しが二度目となります。その点からも今しばらくは高値維持が期待できるものの、指標としての変動が大きいため然程の信ぴょう性はありません。

 再建動向についても、こちらは概況推移と相関性が強いドイツ債推移を見る分に、やや下向きと言えます。ただし今時点においては株価や円推移に連動した形は確認できず、今後も同様の状況が続くかどうかも不明瞭な中では、方向性が単体では判別しかねます。

 

 南アフリカ債利回り推移も流動的ながらも今は下落傾向です。個の推移はあまりにも変動が大きいため、中短期的な推移展望には影響がさほど出ない可能性が高いといえます。

 

 テクニカル的には6.732円から始まる下落トレンドに於ける下落W字、6.206円から始まる上昇波動の膠着が続いています。まだ今後の推移ははっきりした段階とは言えませんが、6.015円から3-3波動で推移しているようにも判別できる点から、上昇の可能性がやや高いように見えます。

 

 加えて、先日の政策金地発表に於ける大幅利下げもあります。

 

 これらを総合的に考えると、まだしばらく(今日は無理)の時間はかかる可能性が高いながらも、一時的な下落を伴いながら上昇する可能性がやや高い異様に感じます。膠着の間に於けるレンジは6.20円ー6.45円です。その後は6.5円以上の上昇にはなると考えます。

 さて、少し話が変わりますが、今日のランド円推移展望はおおむね良い結果と言えます。それもそのはず、昨日比べて諸指標推移がはっきりしています。先日までの推移は各指標ごとにバラバラであり、また総じてすべてが売られているという、今までにない経緯になっていたのは事実です。

 このことによって諸指標推移からランド円展望を探る手段を講じる洋傑にとっては展望精度が飛躍的に上昇します。現に今日の推移については諸指標推移の多数決で導いた経過が非常に走行していたように感じています。今後も諸指標は不安定推移かもしれませんが、しっかりと分析して今後に生かしたいと思います。