洋傑のつぶやき(この下落は本下落か調整下落か)

◆基本方針は変わらないが、パターンは考えておくべき局面か

 

 今日の欧州時間にランド円は洋傑の展望とは裏腹に急落しました。債券利回り下落に伴う株価下落と円高によってランド円は6.25円まで下押ししています。これは洋傑の考えていた下値抵抗ラインを大きく下抜ける結果であり、相場下抜けの懸念も出てきました。

 概況推移が下押しする中、今後ランド円がどのような推移を辿るか、幾つかのパターンをもって臨むのが良い局面です。本記事ではエリオット波動を基軸に考えてみたいと思います。

 

 まず基本方針は今までと変わりません。ランド円は上昇トレンド(スパンまでは何とも言えませんが)に入っていると洋傑は考えています。よって、直近最安値6.156円を割り込む展開になった場合にはこの見込みが破たんする事になります。

 ですが、展望に絶対はありませんので、考え得るケースは一応考えて記載しておきます。とはいっても以前の記事にて書いた展望通りで、基本的には2パターンとなります。

①6.015円を始点とする、フラットないしトライアングル調整b波途上

②6.015円を始点とする、フラットないしトライアングル調整c波途上

 洋傑は②を基本方針としていますが、前回安値6.156円を割ればその見込みは破綻する事になりますので、①に移行する事が必要となります。

 

 さて、6.156円を割りこまなくても、恐らくの下抜けが想定できるポイントは、直近の上昇波動(最大幅:6.156円→6.477円・0.321円)に対するフィボナッチ・リトレイスメント78.6で察する事が可能であると考えています。

ⓐF61.8:6.280円→通過済

ⓑF76.2:6.234円

ⒸF78.6:6.225円

 既にⓐは過ぎていますし、ⓑはまだ到達していません(現在安値は6.248円)ので、恐らく今は上昇していても今一度の下げが発生すると見ています。反発するとしてもⓑⒸいずれかの地点である可能性が高いです。また先ほど書いた通り、この6.225円を割り込むと、恐らく6.156円を割り込む展開になると考えます

 

 上記ラインで反発するようなら、上昇が最大幅からの算出になりますのでかなりの規模になると見ています。最低でも6.5円を越える上昇になると見ています。

 そうなるのが理想ですが、もし仮に6.225円を割り込んだ場合、ランド円は6.1円以下になる事が考えられます。範囲はその調整波動次第ですが、5.70円~6.10円程度で広範です。この点については規定ラインを抜けた場合にまたアップしたいと思います。

 

 追記記事にならない事を切に祈るばかりです。