洋傑のつぶやき(徒然記事)

◆急変相場の連続…が、続くサインも出ています。

 

 今日はオープン下窓から始まって、東京市場から急上昇となった相場ですが、株価はその後じりじりと値を下げており、米国市場開場前に於いては日経先物で21000円前後の推移まで下押ししています。

 この記事をアップする時には既に米国市場が始まっていますが、株価は相当の売買高校になるのではないでしょうか。東京・中国・欧州と買い優勢で推移した株式市場ですが、米国市場開場前のダウは既に先週クローズ直前数値前後であり、今後の推移を左右する重要な局面、値で米国市場が始まるわけですので、そうすんなりとは推移しないと見ています。この辺は米国指標である製造業PMI次第、といったところであると思います。

 

 ランド円については、この米製造業PMIが余程良い結果にならない以上は、基本的には下落傾向が続くと見ています。今日の18:00に発表された南アフリカ製造業PMIがかなり悪かった事の影響は、南アフリカ債利回り推移にも顕著に表れており、今晩は上値の重い展開になる事が予想されます、

 また、検証中指標分析法での見解でも、ここ2~3日は一日内で相当のアップダウンが発生するサインが出ています。仮に今晩ランド円が下押ししたとしても、明日の東京市場や欧州時間帯に相場逆転の展開になる可能性がかなり高いと見ています。また、今日の朝ツイートした通り、今日の始値に於いて下値が6.760円と、先日書いた下値目処に於ける節目6.780円を割り込んでいる点に於いて、今後更に下値を更新する可能性が高いと洋傑は考えています。

 

 これらを総合的に考えた場合、下落→大きな上昇で下落幅をほぼリトレイスor上抜け→急落 といった流れを繰り返す、ホールドがしずらい状況が続くと見ています。

 

 それにしても急激すぎてなかなかついていけない状況が続いています。洋傑は6.95円で反転する可能性が高いと考えていましたが、実際は7.1円まで上昇しました。なかなか相場展開が不安定で、瞬間瞬間で見ていると完全に翻弄されてしまいます。今晩も、そして明日以降も、比較的長い目で諸指標推移を見定めないといけない局面であると強く感じました。

◆今日の上昇と反落は波動としてはどの位置??

  

 洋傑は朝までの下落波動を下落3-5-3波動、上昇を下落3-5-4波動と見ています。

◆下落3-5波動:7.475円→現在進行中

 ①下落3-5-1波動:7.475円→7.182円(0.293円)

 ②下落3-5-2波動:7.182円→7.328円(0.146円)

 ③下落3-5-3波動:7.328円→6.760円(0.568円)

 ④下落3-5-4波動:6.760円→7.013円(0.253円)

 因みに各フィボナッチについて、2÷1波動比は49.8(≒50.0)、3÷1波動比は1.939(≒2.000)、4÷(1→3)波動比は35.4(≒38.2)となっており、5波動構成としては成立しています。

 

 今後の推移としてはようやく3-5波動が終了する波動になると見ており、その推定値幅としては以下を推測しています。

 ①3-5-1波動と同じ値幅:0.293円(6.720円)

 ②3-5-3波動の0.618倍値幅:0.351円(6.662円)

 ③下落1波動目の3.000倍の値幅:(6.637円)

 現時点において可能性が高いと見ているのが②③です。あまり自信はありません(笑)。

◆株価は膠着様相ながら…やはり債券+金動向は不穏。まだ下げるか?

 

 これは連日書いている内容にもなりますが、洋傑は債券動向を顕在リスク指標、金動向を潜在リスク指標として見ています。先週末は例外として、やはり今週も利回り下落・金上昇のダブルリスクアップの様相を呈しています。

 この状況下に於いては、株価は不安定な推移になる事が想定され、急落と急上昇を繰り返しながら、値を下げていく展開になるのではないか、という懸念を抱いています。

 

 その証拠として、連日米国債利回りは下落の一途です。毎日最低水準を更新し続けており、この状況が続けば、いずれ相場の破局的暴落が起きるのではないかと考えています。とりあえずの節目は1%でしょうか。

 

 現時点ではそれほど利回りが下落するかどうかは不明瞭ですが、もし仮に1%に近付いてきた場合には、諸指標推移のリスクオフ化は避けられないと見ています。勿論ランド円も連日の米国債利回り下落が続く以上は、なかなか7円安定は難しいと思いますので、暫くは諸指標同様に不安定な地合い(それ故に毎日アップダウンが示唆されているのかも知れません)になる可能性が高いと考えます。