◆地合いは最悪…ながらも上昇示唆が出ている…信じがたいサインです
本記事は検証中指標分析法に基づく推移展望について書きたいと思います。
まず現在の概況は前記事に書いている通り、株安・円高・金価格上昇・債券買いのリスクオフです。一部で資源国通貨買いが起きていますが、良いと言える要素はこれだけで、ランド円が上がる要素は今のところありません。加えて、サンデーダウも週末クローズ値より更に200ドル以上下げています。この数値は200ドル前後なら週明け元通りになる事もありますので、現時点では然程重要ではないと思いますが、これ以上の下げ幅拡大となった場合には、週明け下窓になる事もあり得ます。
そんな中ですので、検証中指標分析のチャートも下向きに…なっていません。ある意味困っています(笑)。
チャート推移については先日Twitterにてアップした通りです。下落後にV字に近い形で上昇しています。この検証法のデメリットは ①反転時期は正確な時間が掴み難い ②上下幅までは正確にわからない といった部分がありますが、下落期間も想定であった日時をやや抜けており、もう反発があっても不思議はありません。というより、そろそろ上昇しないとおかしいくらいです。
反転時期が掴めないのはもどかしいですが、その後の推移についてはある程度の示唆が出ています。
まずは反転後4日~7日程度の上昇期間があるサインが出ています。上昇幅などはまだ不明瞭ですが、恐らく前回の高値を越える程度の上昇をする展開が示唆されており、相応のランド円上昇が見込まれます。…書きながら疑念を持っていますが(笑)。
その後は再度の急落相場となるサインが出ています。チャートでの推察では今回以上の下落となり、更にその後はやや上昇期間を経たのちに再度急落するという流れを示しています。
この動きを考えると、エリオット波動の考察から考えて、現時点が5波動目なのは「都合が悪い」と言えます。
先ほども書いた通り、今後の検証法チャートの示唆としては…
①上昇傾向(チャート推測は5波動?)
②反転下落
③やや上昇の後、再度急落(②より大幅に)
といった流れが示されています。この動きを考える限り、5波動目が始まっていると、現在の下落波動を5-1波動と考えても③までに5波動が全て終了する事になります。それ程の急展開になれば、前記事に書いた通り5円台に入ってしまうことが考えられます。それも3月末のムーディーズ格付けまでに、です。
まあそういった見解は今日の展望記事で書くとして、いずれにせよ、そろそろ中小規模な相場反転がこの検証法では出ています。この検証法での見解では、現時点での売り建ては危険と言えます。
では、今回の検証中指標分析法に於ける動向示唆について、まとめておきたいと思います。
①推移展望:相場反発。次週いっぱいは上昇相場か
②推移期間:上昇に転じれば週いっぱいは上昇
この内容と昨日記事のエリオット波動・概況推移を含め、今日の週間展望をまとめますので、良かったらご覧ください。