洋傑のつぶやき(上げて下げて…)

◆まだ上昇する余地ありのランド円…ながら、概況は値崩れの気配…

 

 今日のランド円は行って来い相場となっております。朝につけた高値5.748円を高値に、そして下値は直近安値である5.681円を意識した5.687円を底に比較的狭いレンジで推移しています。動きも午後以降は非常にアップダウンが激しく、狭いレンジながら損失が出た方も多いかもしれません。

 洋傑もランド円トレードに於いては膠着相場で最も損失が大きかったような気がします。ランド円は小幅に方向性を持たないまま動くケースが往々にありますので、レンジ相場こそ静観が良作だと思います(という洋傑もポジション入れてますが)。

 

 さて、本記事に於いては米国市場前の現状推移に対する所感と、今後の直近展望について書いてい見たいと思います。

 

 先ず諸指標推移についてですが、株価が遂にじりじりと下がってきました。ですが、まだ上方収束型の楔形ラインの下値をまだ割ってはいません。このラインはおそらく19200円くらいが下限であると思われますが、そこまでの下げには至っていません。まだ収束持ち合い相場の真っただ中、といった感じでしょうか。

 通貨インデックスは株安と連動してドル高・諸通貨安となっていますが、その動きはいまだに緩慢です。今後の推移についてはまだ膠着が破られた気配はなく、まだまだ方向性が見出せません。

 債券推移も株価に連動して…いません。こちらはドイツ債利回りが上昇傾向であり、この指標も方向性が見えません。

 リスク指標は金上昇・原油下落と、ドルの推移を勘案しても明らかなリスク上昇が伺えます。

 南ア債利回りは明確な下落傾向であり、まだ反発する気配はありませんが、下げ幅に対してランド円上昇幅は限定的です。これだけ見れば概況に下押しされてランド円が上昇できない、といった見方が良いかもしれません。

 

 諸指標推移では現状推移を除き、今後の動きはまだ不明瞭であり、明確に下落リスクなのは金と原油だけであり、上昇材料として南ア債利回りがあるため、ランド円はほかの通貨ペア以上に方向性が掴みづらい状況です。…まあ平常運転ですね。

 

 今後の推移ですが、洋傑はまだ幾分伸びる可能性を考えていますが、上昇しても5.78円~5.80円で反転すると見ており、現時点(5.750円)でも反転する可能性はありますが、この辺はまだ何とも言えません。

 週間偏見解展望に書いた高値(5.78円~5.80円)での反転は基本戦術であり、5.84円までは想定高値として考えていますが、今日の推移を見る分にはやはり上昇要素よりは下落要素が大きいように感じます。

 

 というのも、原油価格がやはり異常な下落であり、米国市場及びカナダ市場ではこの動向を強く受けることが推測されます。株価推移もちろん、これに連動してドル高・円安・諸通貨大安といった流れを個人的には考えており、今晩の概況はクロス円に於いてドル円以外はすべて下げる展開になるのでは、というのが洋傑予想です。

 

 ランド円は南ア債利回り次第な部分もありますが…今晩中に反転する可能性はあると考えます。

 (*'ω'*)ハンテンハイツモフアン