◆偏見解通りにランド円は推移。概況とは異なる推定不能展開…
今日のランド円は洋傑の偏見解通りの展開となりました。昨日が大外ししていますので、連敗は防ぐことができました。そういった意味ではよかったと思っています。ﾎﾝﾄﾆﾖｶｯﾀ
概況は株高で推移する中、ランド円は急落という形で推移しています。下げ幅もほぼ10銭に及んでいるので、文字通り急落でしょう。今はやや持ち直して5.63円程度でしょうか。今後の推移についてはまだまだ不明瞭です。時間的にも一旦相場が膠着に陥っても不思議はありません。既に大きな動きは一旦起きていますし、小康状態となる展開が十分に考えられます。
さて、株価はじり高で推移しましたが、その他の指標は複雑な推移です。
まず通貨インデックスは欧州各国のPMIが悪かった事もあり、欧州通貨が軒並み下がっています。この動きと総反してドルが上昇した格好であり、同時に円や諸通貨も少し上昇しています。この動きから見て、リスク上昇はまだはっきりと表れていないと言えます。
債権に関してもドイツ債利回りが下落して、米国債利回りが上昇しています。これはリスク上限というよりは先ほどの通貨動向による部分が大きく、リスク自体はさほど変わっていないとするのが洋傑の見解です。潜在リスク指標である金はドル高に対して上昇していますので、こちらはリスク懸念がされる一方で、米国時間の動向に強く影響を与える原油価格は上昇しています。
諸指標推移は硬軟織り交ざった内容で判断が難しい状況が継続しています。
…そして、その推移とは然程関係ない動きでランド円は動いているように感じますが、実は一部連動しているとも言えます。それは「PMIを受けて下がったユーロ」との連動性です。ユーロとランドは一見関係ないと言えますが、同じ欧州時間に主として動く通貨という点でも一致点はあります。また、ユーロの相反がドルであるならば、ドル建て通貨ペアであるランド円はユーロに準じた動きになる事もあり、この辺でも一定の相関性があると思います。
今後の推移は米国時間に発表となる米製造業及びサービス業PMIによって真逆の現象が発生しても不思議はありません。この結果が良ければドル高は加速し、ランド円には更なる重しに、逆であれば反発も可能性が高まります。結果ありきではありますが、米国市場開場前後はランド円の相場反転になる可能性があり、注意が必要です。
また、その直前21:30発表の米失業保険申請件数は良し悪しの結果動向がドルと円に直結すると思われますので、PMIとは異なり、悪い結果は円高に繋がってランド円は下げ圧力になりかねません。
経済指標結果次第ではありますが、ランド円は大きな節目が米国市場前の21:00～22:00にある可能性が高いです。仮に反発するのであれば、この時間帯が底値になる可能性はあります。
朝昼記事に書いた通り、洋傑は今回の推移を三角持ち合いか緩やかな下落ライン維持で考えていました。その推移で言えば、前者は既にライン越えをしている可能性が高く、今の推移であれば後者が可能性としては高いでしょう。その場合の下値は恐らく5.55円～5.58円辺りでしょうが、ここで反発するかどうかは上記経済指標結果如何でしょう。
洋傑は仮に反発上昇するにしても、買いを建てる時期ではないと考えています。少なくとも今晩は静観するつもりです。
PMI自体も重要な指標ですが、今日はランド円にとって、それ以上の意味を持つかも知れません。
(*‘ω‘ *)
◆追記分
米国時間はかなりのアップダウンを伴いながら、ランド円は方向性を見失っているように見えます。これは今日推移に於いて一貫している見解であり、一定レンジ内で上下するも、方向性が見出せない雰囲気が支配的です。
というのも、どの推移波動も3波構成が殆どであり、いずれかの方向へ明確に進む形になっていません。これは先週末から始まり、現在に至ってもなお続いている傾向と言えます。この方向性がはっきりするかどうか、今週中に出るかどうかは、現時点ではまだ何とも言えませんが、少なくとも今晩推移としては高値5.72円前後、安値5.58円前後内のレンジで動く事が推測されます。方向性は諸指標推移というよりはランド円独自に動いている感が強いので、余程のヘッドラインが入らない以上は上記レンジ内で推移する展開になるでしょう。
今晩の流れに於いては5.7円前後が高値目処になりそうな気がしますので、前後に売り予約を入れておきたいと思います。
それにしても、今日は昨日同様に比較的狭いレンジ内でかなりのアップダウンをする展開が連続しました。広い意味での膠着相場が明日ブレイクするか次週に続くか、諸指標推移を見ないとまだ判断できる段階ではありません。今晩推移をしっかり見定めて、明日の展望につなげたいと思います。
(*´ω｀*)