一週間を終えました。一週間で考えた場合にレンジは然程広くなく、膠着相場ともいえる流れでした。ですが、こういった狭いレンジの時に限ってランド円トレードは損失が拡大する事が多いので、余談ですが今週プラスで終わる事が出来たのは大きかったと思っています。
膠着、と書きましたが、推移から言えば非常に緩やかな下落ラインを上下する形で動いた、とするのが適切な言い方であると考えています。
そんな一週間の推移を、週間展望との比較で反省していきたいと思います。
◆週間展望内容の確認と、その結果検証
今週のランド円推移レンジと週間展望及び週間展望偏見解は以下の通りです。
◆ランド円週間推移
レンジ:5.610円-5.759円
推移方向性:緩やかな下落ラインに沿った上下膠着。やや下落優勢。
◆週間展望
◆ランド円レンジ(広):5.50円ー6.05円
◆ランド円の方向性:週前半に上昇局面あるが、中後半は下落傾向
ランド円は先々週につけた高値からのフィボナッチが意識されやすい時期にあると考えており、一定の値戻りはある可能性が高いながらも、概況の不穏さ予兆、ランド円トレンド自体の転換気配が未だに強くない点から、一時的な反動と、大きな下落を含めた週間動向になる可能性が高いと推測する。
◆週間展望偏見解
◆ランド円レンジ:5.00円-5.80円
◆方向性:下落優勢。前半は上昇局面アリ
今の反発局面はランニング調整・もしくは拡大フラット調整のまだ途中である可能性が高く、今後の上昇の後に反転急落すると見ています。その上昇幅も拡大フラットの1.618倍(5.839円)まで上昇する可能性は低く、5.800円迄には反転すると見ています。超個人的には5.77円前後。
その後の推移についてはおそらく5.50円~5.55円辺りまで下がると考えていますが、個人的にはさらに下げる展開を考えており、5.50円~5.55円での反発による高値(5.80円)更新は今週無いと見ていますジシンナイ…
…と書いています。
まず週間レンジは範囲内に収まっています。まあ週間展望でのレンジは上限が6.05円ですので、これはレンジに収まって当然の値ではありますが、偏見解のレンジではかなり良い高値目処を付けています。下限については展望・偏見解とも「下落相場」を想定していましたので、今週の下落優位の膠着相場に於ける下限からは乖離があります。
方向性は展望・偏見解とも上下はっきりした動きを考えていた反面、実際の動きは下落がやや優位(週始値は5.72-5.74円前後に対し、終盤推移は5.61-5.70円レンジ)ながらも、値幅から見て膠着と判断すべき内容であり、こちらはやや外した感があります。
◆日別展望の確認・検証
※各日・時間毎のレンジ・方向性と判定を記載します。
(判定 良←◎・○・△・▲・×→悪)
①4月20日(月)
●東京時間(展望)
レンジ:5.70円ー5.75円(5.71円ー5.75円・◎)
方向性:アップダウン+じり高(上昇→下落・▲)
●欧州時間
レンジ:5.68円ー5.78円(5.69円ー5.76円・◎)
方向性:不安定ながらも上昇傾向(下落→上昇・○)
●欧州時間(偏見解)
レンジ:下値設定なしー5.75円-5.78円まで上昇(5.69円ー5.76円・○)
方向性:上記高値上昇後、多少下落(下落→上昇・△)
総合判定:○
②4月21日(火)
●東京時間
レンジ:5.66円ー5.76円(5.69円ー5.74円・○)
方向性:じり安・RBA声明後急変警戒(下落+北朝鮮報道で急落・△)
●東京時間(偏見解)
レンジ:5.60円ー5.73円(5.69円ー5.74円・▲)
方向性:じり安→下落・RBA声明後急変警戒(下落+北朝鮮報道で急落・○)
●欧州時間
レンジ:5.61円ー5.75円(5.62円ー5.72円・◎)
方向性:下落優勢もアップダウンは大きい(下落→急反発・○)
●欧州時間(偏見解)
レンジ:5.50円ー5.74円(5.62円ー5.72円・△)
方向性:下落優勢(下落→急反発・▲)
総合判定:△
③4月22日(水)
●東京時間
レンジ:5.62円ー5.76円(5.65円ー5.69円・△)
方向性:不安定推移・後半は下げ強まる(じり高→じり安→終盤上昇で行って来い・▲)
●東京時間(偏見解)
レンジ:5.61円ー5.71円(5.65円ー5.69円・▲)
方向性:不安定推移・クローズは5.65円以下(じり高→じり安→終盤上昇で行って来い。クローズ5.67円・▲)
●欧州時間
レンジ:5.52円ー5.76円(5.66円ー5.75円・△)
方向性:下落or上昇→下落パターン(上昇・×)
●欧州時間(偏見解)
レンジ:5.52円ー5.70円(5.66円ー5.75円・×)
方向性:下落(上昇・×)
総合判定: ×
④4月23日(木)
●東京時間
レンジ:5.61円ー5.73円(5.66円ー5.69円・△)
方向性:不安定推移・膠着(じり安→じり高で膠着・◎)
●東京時間(偏見解)
レンジ:5.64円ー5.69円(5.66円ー5.69円・◎)
方向性:不安定推移・膠着(じり安→じり高で膠着・◎)
●欧州時間
レンジ:5.56円ー5.73円(5.61円ー5.71円・○)
方向性:不安定・値動き上下で安定せず(上昇→急落→上昇で不安定・○)
●欧州時間(偏見解)
レンジ:5.56円ー5.73円(5.61円ー5.71円・○)
方向性:上昇→下落(上昇→急落→上昇で不安定・△)
総合判定:○
⑤4月24日(金)
●東京-欧州中盤
レンジ:5.57円ー5.76円(5.61円ー5.71円・○)
方向性:前半下押し・後半上昇(じり高→下落→急伸・○)
●東京-欧州中盤(偏見解)
レンジ:5.61円ー5.70円(5.61円ー5.71円・○)
方向性:下落→上昇(じり高→下落→急伸・○)
●欧州後半~週末クローズ
レンジ:5.56円ー5.77円(5.63円ー5.70円・△)
方向性:反転下落(反転下落・◎)
●欧州後半~週末クローズ(偏見解)
レンジ:5.56円ー5.74円(5.63円ー5.70円・△)
方向性:反転下落(反転下落・◎)
総合判定:○
という結果と見解となっています。
◆所感:レンジ相場は諸指標も動きが弱く、推移が定まりにくい…
今週は初動と週末推移はある程度満足する内容でしたが、週半ばの火曜日・水曜日は厳しい結果となりました。週間推移も下げると見ていただけに、日々の推移展望にも少なからず誤差を生む結果となっています。やはり基本方針(大きな方向は間違っていませんが)が良くないと、日別も良くなりづらいという事でしょう。
(*'ω'*)ガンバルゾ