洋傑の個人的ランド円展望(2020年4月28日)

 

◆週間展望はこちら

◆先週までの推移考察と今後の推移展望記事

◆エリオット波動の観点からのランド円推移展望記事

 

◆先週展望の結果検証

◆洋傑の主観に基づいた4月5週-5月1週展望(偏見解)

 

※本記事内容は洋傑の個人的な見解に基づく展望を書いております。あくまで個人的見解であり、明確な先行きを示唆する内容では無い点をご理解の上、ご覧ください。

◆東京時間-欧州時間(9:00-22:30)推移展望:諸指標+波動見解

 

 昨日のランド円は非常に安定した推移となりました。南ア市場が止まっていた点や、他のクロス円も動きが鈍かったことなどからじり高推移となり、ランド円は再び5.7円を回復しています。最近本当に5.6円-5.7円レンジが続いていますね。

 ただこのレンジ相場も終期であると洋傑は考えています。理由・根拠とするものなどは上記リンクからご覧いただければ幸いです。洋傑としては今後一定の上昇があった後に反転下落、といったシナリオを考えています。

 

 とはいえ、反転予想はリスクもあり危険を伴う局面です。まずは諸指標推移などの再確認から今後の展望を修正していきたいと思います。

 

 

◆諸指標推移

 株価推移はじり高です。ランド円の動きもこれに準じたものがあり、今日の東京時間までは同様の流れをとっても不思議はありません。よってこの推移が今日前半の動きを決めると言えます。

 その株価推移は「何とか高値更新しよう」とする動きが顕著に見られますが、同時に売り圧力も相当高まっており、一定ラインまで上がって急落、といった展開が、今の推移を見る分には推測されます。その目安となる価格帯が19910円~20000円となるでしょうが、この辺まで値上がりしたら要警戒という事になります。

 それまではひとまず、ネガティブニュースなど入らない以上は小幅に値下がりしても上昇すると考えています。

 

 通貨インデックスではドル安・円高が顕著でしたが、諸通貨に於いては欧州通貨が前半上昇から後半のドル上昇に伴って下落で行って来い、資源国通貨は概ね横ばい、といった流れになっています。通貨動向としては円と資源国が強い印象です。

 今後の推移ですが、これは非常に読みづらい部分が強いです。円を除けば各国時間帯に伸びた程度であり、大きなトレンドを形成したと言えるほどではありません。クロス円は総じて膠着となっていますが、これはその国ごとに推移がやや異なっており、円と各国通貨のバランスの上でそうなった、といった見方が正しいと考えています。

 よって先行きは非常に不明瞭ですが、円だけは上昇が顕著ですので、徐々に円高に傾く可能性は高そうです。

 

 債券は昨日推移に於いて上昇に傾きましたが、大勢を変えるような推移ではなく、依然として一定レンジ内での上下に収まっています。よって今後の推移も読みづらく、同時に昨日の日本債のように各国の債券買いが強まる中、あまり参考にできないのも事実です。

 参考指標は変わらずドイツ債と米国債ですが、現時点の推移では先行きの方向性は見えません。随時推移を見て判断するべき局面であると考えています。

 

 リスク指標は昨日の動きに於いて金下落・原油下落となっており、ドルの推移から加味して金はややリスク後退、原油は依然として予断を許さない状況と言えます。

 

 

 以上の点から、昨日米国時間の指標推移と、今後の動意見込みは各個以下の通りです。

①株価:上値攻防激化。19900円~20000円を目指す動きになるが、反動下落には要警戒

②通貨:ドル下落・円高・諸通貨高。顕著な動きは円のみであり、今後も円高は進むか

③債券:上昇傾向。但し先行きは不明瞭

④リスク指標:金安・原油安から、リスクは硬軟ない交ぜ模様。大勢に影響が出る規模ではないと推測

 

 トータルで見ると、概況推移は大きな推移が無くじり高ながらも、値崩れすると激しい下落が起きる素地が整っており、見極めが必要な段階であると考える。

 

 

◆経済指標

 今日は東京時間に重要な発表はないと考えています。

 

 

◆テクニカル(エリオット波動)・オシレータ

 波動推論は週間展望に書いている内容が基本方針となります。基本的には6.094円から始まる下落波動4波のトライアングル修正途上であり、現時点がその最終の最終e波3波であるとの見解です。よって、この上昇後に大きな下落局面が始まると洋傑は考えております。

 詳しくは上記リンクからご覧ください。

 

 波動の事を書いても週間記事と同じものになってしまうので割愛しますが、その他の動きについて少し気になる部分がありましたので書いておきます。

 ずばりダイバージェンスです。これは15分・30分チャートなど、まだ比較的短いチャートで出ているものですが、段階としてはかなり進んでおり、早くて今日の後半、遅くても明日いっぱい程度で反転下落する可能性が高まっていると言えます。このままの推移で考えると、今後1~3度程度の上昇局面の後に反転する可能性が高いと見ています。

 

 まだ1時間チャートなどでは発現していないですが、エリオット波動に連動した動きなのか、反転下落の準備はテクニカル・オシレータの面でも進んでいると考えます。

 要はこの1~3度の上昇で「どこまで上昇するか」が重要になってくるでしょうが、やはり現時点では5.73円-5.77円としか絞りようがありません。ムネン

 

 注意点としては、既にトライアングルe波としては成立している点です。前回高値5.712円を昨日までの推移で越えていますので、波動上は「いつでも下がれる」事になります。一度何かの拍子で急落を始めたらそのまま下落、といったことにも注意が必要です。

◆東京時間-欧州時間(9:00-22:30)推移展望:レンジ及びトレード戦術

 

◆東京時間-欧州時間ランド円推移展望

1)レンジ:5.64円ー5.77円

2)方向性:方向転換。上昇→膠着→下落の段階推移

3)その他:上昇はダラダラと、下落は急に始まる可能性アリ

 

 

◆洋傑の偏見解

 纏めてみれば週間偏見解の内容に準じた推移展望となってしまいます。まあ、今週に関しては上昇→膠着(あるかないかは微妙)→下落の推移展望で決めていますし、それを時間軸に落とし込んで書いた、という内容です。

 昨日までの上昇も概況に準じた、非常に緩やかなものでした。これは南ア市場が休場だったから、という部分もあるでしょうし、そういった意味では昨日推移があてにならない、とも言えます。

 

 今日の推移は昨日までの経緯を一定無視して臨む必要があり、その点でいえば流れが変わりやすいのは欧州時間に入ってから、と洋傑は考えています。但しこちらも毎度の事ながら、想定より大体遅れて推移することが多いので、飽くまで下がっても一時的なものであり、下げた分だけ戻ってくる、というような行って来いがある可能性は高いです。

 

 欧州時間までの下値は恐らく展望よりやや上の位置、5.66円辺りかな、と考えています。これは今までのじり高推移は別にしても、直近の上昇幅から想定した部分と、ここまでの動きに於ける膠着相場が長かったレンジを加味して算出しています。

 推移方向性は展望と同じ上昇→下落ですが、ここはごく短期の動きとして上昇→下落→上昇で行って来い、を考えています。

 

 

◆洋傑のトレード戦術

 これは週間展望・偏見解と同じ戦術を維持します。よって現在の買いポジションは5.720円~5.730円辺りで決済、その後はすぐ売り建てに切り替える予定です。損切りラインは5.78円を予定しています。

 すんなり下がればよいですが、反転時期と見込んでいるだけに、そうそう簡単にはいかないでしょう。

 (。-`ω-)タエルベキキョクメンカ