洋傑のつぶやき(続・高値攻防)

◆トライアングルe波終点で反転か、上抜けで展望破綻か

 

 今日のランド円は初動からじり高推移となりました。ほぼクローズ値を下回った時間は無く、終日高値推移と言えます。やはり懸念していた南アフリカ債利回りが下落に転じ、ランド円はドル安も相まって急上昇し、一時は5.774円まで上昇しています。この値は5.814円からの下落幅に対してのフィボナッチ・リトレイスメント80.4に相当する位置であり、これ以上の上昇は洋傑の展望の実質的な破綻になります。

 

 幸いなことに、ランド円はその後値を下げて5.75円前後で推移しています。ですが全く予断を許さない状況であることは言うまでもありません。今後の上昇は非常に危険であり、正に洋傑の展望は正念場、というより土俵際に立たされています。

 

 洋傑は昨日までの上昇展望も含めて、「下落前の最後の上昇時期」と位置付けています。よってこの上昇は最後の上昇タイミングという事になりますが、こういった場合は往々にして売買攻防が激化し、かなり長い間高値での攻防が続くことが多いです。というのも、既に何度か書いた事ですが、下落ライン上限は既に超えており、また1時間チャートなどでは雲も完全に抜けています。この状況から考えれば、反転下落を推測する方が不自然であり、上昇こそが自然と言えます。

 

 ですが洋傑は反転下落すると考えており、その展望しか現時点では思いつきません。昨日の上昇見込みもそれを前提にした推測であり、その上昇が実際に発生した事までに於いては、現時点までの推移展望は間違っていません。まあこの最後の反転が間違えば元も子もないですが。

  ですので、洋傑は既に設定した損切りラインを抜けて上昇した場合、展望破綻となりますが、今一度の検証と分析をする必要がありますので、暫くはトレードを控えるつもりです。

 

 今までの6.094円から始まる下落波動はまだ4波動までであり、最後の下落(5波動目)が確認できていません。また、そこまでの下落波動は明確にカウントできる内容であり、現在進行中?の4波動トライアングルも、明確に3-3-3-3-3波動が成立しています。これ程の条件が整った内容ですので、個人的には上昇・上抜けすると、かなり展望が崩れることになりかねません。

 

 洋傑は洋傑の展望を信じてトレードするのみですが、それを抜きにしても、この反転下落は一定の根拠が整った内容であるだけに、非常に際どい局面ですが洋傑は下がると見ています。

 …ついでの内容で、あくまで経験論ですが、このような時にロングを仕込んで損失を被った経験が多かったです。その辺からも今回のランド円推移が下がると見ていますが、さあどうなるでしょうか。

◆諸指標推移は下向き…

 

 ランド円は上昇傾向ですが、諸指標は意外にも下向きです。株価は欧州時間前に付けた値をピークに下落傾向であり、ドルはその動きに追随する形で下落しています。同時にユーロ・円が上昇していますが、資源国通貨は下落傾向であり、この辺は推移が二分しています。

 欧州通貨…と同じ時間に主軸が動く南アも、そういった意味では米国時間に下げる可能性はあります。

 

 加えて、債券利回りは日本・米国・ドイツとも下落でまとまっており、概況はむしろリスク上昇に傾いています。上述の推論を補強したい意味で書いています(正直)が、冷静に見ても現状は下げ基調に概況はある事は事実です。

 

 米国時間に風向きが変われば詰みですが、洋傑は昨晩得た利益を全額あてて(そういった意味ではリスクが低いです)、この大一番の勝負に臨みます。

 (*'人'*)サガッテクダサイ