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※本記事内容は洋傑の個人的な見解に基づく展望を書いております。あくまで個人的見解であり、明確な先行きを示唆する内容では無い点をご理解の上、ご覧ください。
◆週間展望はレンジ抜けで破綻…展望の見直しが必要です。
昨日のランド円は上昇相場で終始しました。これは洋傑の見込みを大きく超える展開であり、また、週間レンジを越える展開ともなりました。これにより洋傑の短期展望(5.77円までを上限に反転下落)は破たんしています。
今後の推移についての見解は、やはり安値更新(5.61円割れ)であり、その考えは変わっていません。ですが、今までの経緯に於いて想定推移を外れた形で動いているのは事実であり、ひとまずは直近の推移を見直す必要に迫られています。よって、
今日の朝記事は日別展望ではなく、ひとまずの推移について探っていきたいと思います。
◆この上昇が一旦落ち着くのはどの辺?
まずは今回の上昇が一旦止まる部分がどの辺であるかを探る必要があります。現時点においては5.886円で収まっていますが、この位置が高値目処になるかは微妙なところです。
先ず5.610円からの上昇波動をカウントしていきましょう。見方により分かれる部分もあるかもしれませんが、ひとまず洋傑としては以下のように考えています。
①5.610円→5.712円(0.102円)
②5.712円→5.628円(0.084円)
③5.628円→5.886円?(0.258円?)
です。
この③と①の比率は2.529であり、既に調整3波動の上昇目安幅である1.618倍を超えています。これにより現状で発生している上昇は調整波動ではなく、推進波である可能性が高くなっています。そうなった場合、今後発生する波動構成は3波動ではなく5波動という事になり、現状において3波動構成である為、今後「下落→上昇」の局面がある、という想定になります。
仮に現時点から反転下落となった場合には、現状の上昇幅に対してのフィボナッチ・リトレイスメント38.2前後までで反転する可能性が高く、少し値幅を持たせると5.76円~5.80円前後で再度反発するでしょう。
そして、③が①の2.529倍、といった点も注目ポイントです。大体①に対して③の値幅が決まるケースが多いですが、その際には1.618倍・2.000倍・2.618倍・3.000倍・3.618倍・4.000倍・4.618倍が意識されやすいです。そして大体その手前(2.618倍なら2.618倍以下)で止まるケースが殆どです。よって今回の上昇目処としては、
ⓐ2.618倍:5.895円まで
ⓑ3.000倍:5.934円まで
Ⓒ3.618倍:5.997円まで
辺りまでを意識していれば良いと思われます。現状高値5.886円はⓐ近似値に該当しますので、このあたりで反転しても良いポイントですが、5.895円を越えるようなら、1段・2段程度の上昇は考えておく必要がありそうです。
加えて、今回の上昇波動の値幅が直近下落幅(6.094円→5.610円・0.484円)に対してのフィボナッチ・リトレイスメントでどの位置であるかも重要です。現状では上昇値幅が0.276円ですので、フィボナッチ・リトレイスメントは57.0となります。かなり微妙な位置づけと言えますが、ここまでも大きな波動に於いてはフィボナッチがあまり綺麗に作用していないケースもあるので、ひとまず「50.0を越えている」といった捉え方が良いかもしれません。
上昇局面で書く内容ではないと思いますが、洋傑はエリオット波動に於いて大きな推進トレンド形成前には50.0以上の戻りがあると考えています。そして今回の上昇によって直近の下落幅に対しての50.0以上の戻りになっています。この点については、流れが下向きに変わった際に大きく影響してくると考えていますが、現時点ではまだ期待できるほどのものではありません。
一応61.8以上のフィボナッチは以下の通りです。
●F61.8:5.909円
●F76.2:5.978円
色々な要素を書きましたが、一旦まとめると、波動上の今後の推移展望として
1)一旦上昇が一服して下落に転じても、再度の大きな上昇(高値更新するかは不明瞭)はある可能性高い
2)一旦の上昇目処は現状の5.886円の可能性はある一方、まだ見定めが必要。最大で6円前後まではあり得る。
3)直近下落幅に対しての現状の戻りは57.0。節目としては5.91円と5.98円。
となります。
展望が一旦破たんしていますので、再構築には少し時間がかかりますが、現時点でに於ける洋傑の推移展望は上記の部分を含めて、以下の通りとします。
●米国時間入りまでのレンジ想定:5.75円-5.92円
●方向性:5.9円迄で一旦上昇一服。下落後想定レンジ下限迄で反発
とします。ホントはレンジ上限を5.99円としたかったですが、ここは狭く設定します…
正直諸指標推移を組み込む以前の話であり、自信はありません。
だたし、日経先物は上方収束のライン上限(案外高値でも範囲内でした)で止まっており、昨日は大幅に上昇したこともあって、GW前の利益確定売りが入りやすい時期です。債券推移も決して良いとは言える流れでありませんし、株高と円高が連動しているとはいえ、ドルの動き次第では流れは下向きに代わる余地があります。
それらを含め、再度の5.61円割れはあると、今も見解を変えていません。
今日の動きを見て、波動見解(基本方針)を再構築したいと思います。
(´・ω・`)アセラナイ